2024-04-01から1ヶ月間の記事一覧

<2944>「からだはもうゲストではない」

振動が、 あなたの底の方で生まれている、、 それぞれに分化して、、 互いの色を出しながら、、 かるく、 存在は生きている、、 つぶれることを、 あらかじめ想定しているような軽さ、、 あなたはここに来て、 多量の汗をかく、、 やっかいだな、 やっかいな…

<2943>「ねえかいたいしたの」

ねえかいたいしたの、 あたし、かいたいしたの、、 どこ、どこから、 あたしここ、次々に声、漏れるでしょ、 ね、きこえるでしょ、 きこえるでしょ、、 あなたの絡みのなかにいるの、 あなたの糸のなかに、、 (僅かでもあたたかくなってきているということ…

<2942>「『折坂悠太 ツアー2024 あいず』」

4月26日の最終公演に向かう。 ─────────────折坂悠太 ツアー2024 あいず─────────────4/25(木) 東京公演Spotify O-EASTphoto: @hayatowatanbe #折坂あいず pic.twitter.com/cDhwUoU2PR — 折坂悠太いんふぉ (@orisakayuta) 2024年4月26日 全く緊張などして…

<2941>「あたしはうつる、付き合おう」

からだから言われたのね、、 お前にはここの道だって、 あたし、 そんなことないわよと、 ひとつひとつ応えていったけど、、 どうやら、 それもそうだけとは言えないみたいで、、 いつもの回転や、 あたしの仕草が、、 不思議にここへかえる、、 あたりまえ…

<2940>「やさしい歌じゃないか、ねえ、」

通る人々の声があった、、 私にはホールがあった、、 受けいれていく器、 あなたには振動があった、 あなたには声があった、、 よくきこえている、、 生命のために、 あなたは振るえている、、 あなたはこちらに存在の全てを渡している、、 存在の下方から、…

<2939>「すみません水をください、話をきく姿勢」

ね、 知らない分、、 あたしだけ、、 あたしだけに、 手を当てて、、 (私は少し水を飲みます)、、 そうすると、 いずれ私はあなたと二人にならなければならない、 ということだろうか、、 そうです、 そうだと思っていましたが、 違うんですか、 あなたは…

<2938>「からだが破れる、声を迎えに来たよ」

ねえ迎えにきたよ、 そうか、そうか、ありがとう、、 お前その水の、 なかの子どもも、 迎えに来たよ、、 ああ、そうか、そうか、ありがとう、、 あたしね、、 この水のなかに入って、、 少し飲んだの、 そうして、 少し吐いて、、 またからだのなかに戻った…

<2937>「目覚めることはどこかに戸惑いが」

あたしは徐々にそれ、 人の形、 理想とするふるまい、 病の形、、 それぞれの声の始まり、、 生きている形、、 声などいくらにも響いて、 私は続く、 続くことがこの日、 この一日を、、 私のなかに流す、、 私は映像の人、 映像の日時となる、、 次から次へ…

<2936>「粘液に合わせる」

あなたがこの時間に口にする、 その粘りは、、 あなたが、 無音の空間に出て、 たったひとりで、 からだを、 思うところへ一致させていく時間、、 あたしも、粘り、、 あたしがどこにいるのか、 まったく分からなくなるまで、、 ここに居、、 ここで身体をつ…

<2935>「集まります、見つめます、真剣です」

まだあなたの姿では足りない、 まだ、 あなたにはからだの運動が足りない、 生きている、、 しらないあいだに、 私には複数の時間が積もり、 それらはすべて生きていますよ、 私はただ歩いていただけです、 ものが集まります、 人が集まります、、 からだが…

<2934>「管がある、記憶がつながる」

あまりに簡単に、 からだがひらいてしまう世界で、 ひとつのさびしさとともに、、 あたしは、 ただの空間を行く、 ただ行く、、 私はまだひそかに、 からだに集まっているけれど、 私は声を、 順番にきいたままで、、 それぞれの景色の延長へ、 それぞれの物…

<2933>「楽しく、真剣に、という言葉」

いずれゆっくりと伝わるから大丈夫なんだ、 あなたは死んでもいいとは思っていませんよ、 ただ、 いまは子ども時分に、 なぜあれだけ大人が真剣に、 楽しく、真剣にね、 と繰り返していたか、 それをゆっくりと理解し始めたところです、、 子どものころは、 …

<2932>「望んだように、変更されたもの」

私には、 それは雨でも、 ひとつの時間でもなく、 ただの感激でもなく、、 身体にまとわりつくものの、 しずかな熱と、 興奮でしかない、、 あたしにはもののたましい、 もののかたまり、、 ひとつひとつが投げ込まれ、、 明日は豊かである、 豊穣とはなにだ…

<2931>「回転数、私を招ぶ作業」

形のない見事な、、 私の膨らみの、 そのなかにあって、 あたしは、 性や名前を、 獲得することの、 困難を思い知っていた、、 私が徐々に諸方へ、 力のなかへ、 ただ無数の表示の点滅のなかへ、集まり、 そうして潜んでいく、 そういう集中に出会ったとき、…

<2930>「風の時代」

肉体の充実を嫌うのか、、 私は歩くともなく歩いている、、 からだから搾り出される、 あなた、 内界の水、、 あなた、 内界の水から、そっくり出てしまう、、 そっくりころげて、 からだから、 しびれでて、 しびれでた先の私、、 私から胚胎する肌、 過去…

<2929>「内器官、骨と、内時をどう含むか」

あなたはゆるやかに声を持ち、 毒を出した、、 あたしは、 いくついくつとその浸透が、 先へのびて、、 のびた先で、 全く沈黙してしまうのを見ていた、、 私は、 記憶を探り、 起源を探り、、 からだに、 あるべき位置にものがあるのを、 確かめて安心する…

<2928>「からだがたちきられ、自然光が差す」

ええっと、 ただ身体がおし出した、、 まだどこへ着くかも知らない、 空気が、 この空間で遊んでいる、、 あたしには、 しずかな、 まっしろに集まった景色が、、 ここに浮いている、 ここにただばらばらに吐かれている、、 あたしはこわいかこわくないか、 …

<2927>「土地と風と私と記憶」

僅かな身体の振動数から、、 ここに、 生まれては溶けてしまう、 ひとつの感慨をはかる、、 あたしは、その、 ひとつひとつのものの重さを見ている、、 からだのなかで見ている、、 からだには、 あなたのフォームが映り、、 私には、 静かな回転の時刻が映…

<2926>「生命幅、生の燃焼の匂い」

からだからさきに来たの、、 あなたはあたたかい卵だからさ、、 あなたが、 次々、 現象の中に生み出すひとつの、 その卵だからさ、、 あなたは並んでいるの、、 あなたは訳も分からず、、 真剣な、 現象の卵のなかに、 あなたはかきまわされて、、 あなたは…

<2925>「一切無、この点を洗う、秘密」

まだ鈍く、 からだがはじまってくるころに、、 私は居て、 私は透明な存在から、、 しずかに事象へうつる、、 しずかにからだのかたまりになり、、 私が縁をひらくところ、、 私が存在の肌にあたるところに、 それぞれの、、 形のない夢を移していく、、 あ…

<2924>「細胞のはじめ、挨拶したい」

何だ、彼は、 用意されたことがない、 不思議な、 真白な天井のもとで、 生まれて、、 私は、 まだこのようなものを、 見たことも、 きいたこともない、、 それを、記憶として、 膜に、 ひとつひとつ憶え込ませ、 染み込ませ、でいくんだな、 私は、 そうい…

<2923>「はじめてあなたの声をきいた」

かたい殻の中で、 自然に育ったものたち、 方々の裂け目から、 自然に水が落ちていくこと、、 あたしがそのしたたりにひたり、 徐々に、 声の温度を高めてゆくこと、、 筋肉の、 ひとつひとつをゆるめてゆくこと、、 はじめてあなたの声をきいた、 はじめて…

<2922>「緊張の意味、幕間の命」

早々に声は鳴ってしまっている、 鳴ってしまっているのに、 あなたは、なんだ、、 そんな、 しらないものの手つきで、、 この、 ちがいのない空のなかに生まれて、、 次々と、 おのれの姿と変わりない、 糸を生み出していく、、 糸が絡んでいく、、 あたしは…

<2921>「時間の逆向き、向き」

あたしはそこで閉じたものに出会い、 よく知っている、 と思うのと、、 いや、、 内部で湧き起こること、 本当には知りようもないし、、 きっとあなた自身も知らないと思った、、 きっとどこからか生まれてくるあなたが、 知らないことに、 幾層にもくるまれ…

<2920>「透明な部屋、吐いたよ、全記憶との一致」

あたしがいくつも用意した透明な箱に、 あなたは順番に住んでいたね、、 訳の分からない、 羽や、 乱舞を届けながら、、 その回転数の分だけ、 夢を作り、 なかへ食い込んでいく、、 何も音のしない皮膚、 生まれていない記憶、、 私が捨てられた場所で、 私…

<2919>「胚胎するからだの糸の残り」

あたしもさ、 ここに、 ささったまんまになっているはずだけど、、 どこから、 どこからこのかたまりがくるの、って、 小さく言葉にする、、 わたしは、 そんなこと出来るのかしら、と思って、 ひとりで小さくなっているのを、、 順番に見て、 順番に身体に…

<2918>「時の内証」

内証映、 映時、 内証心証時、 通時、 カタイ、 ケタイ、、 はては通時、共映時、、 共時、、 感嘆、讃嘆時、、 秘証、、 もの、 からだなど忘時、、 茫、 茫時、、 感得、頭、把持、、 金色の声、 応答、、 あるいは、声の、膜の、外の、、 あたし振動時、…

<2917>「ものと、声をたたいてさ」

あなたの底にいる、、 ひとつのかたちは、 まだ声も生まれていない、、 ただふくらむだけ、、 おい、おいと、 一音一音に揺られて、、 まともに目覚めてくるだけ、、 これ、 かわいたらどこに行くのだろう、、 どこへ、 またそれは放られて、 あたしと同じよ…

<2916>「あたしが揺れる、環境があらたまる」

あたしはまだもののなかでひとつではない、、 かろやかでもない、、 あたしはまだもののなかでかくれて、、 無限にほどけていく、 ほどけた先で、 あなたには見えない、、 無限の糸がはじまる、 からだはまわりだした、、 ほとんど、見えない場所から、 あな…

<2915>「内時膨らみ、彼方の水」

泡の中に隠れた私、 泡の中に見つけた生、、 からだが、、 次々に生まれる生、、 ひとつの言葉で、、 からだから先へ、 辿っていく生、 幻想性、、 あたしは実地へ向かう、、 こういった場所へ来ると、 もっと、 私は内時膨らみになってくる、 内時膨らみよ…