形のない見事な、、
私の膨らみの、
そのなかにあって、
あたしは、
性や名前を、
獲得することの、
困難を思い知っていた、、
私が徐々に諸方へ、
力のなかへ、
ただ無数の表示の点滅のなかへ、集まり、
そうして潜んでいく、
そういう集中に出会ったとき、、
私は影も形もない、
まっしろな時刻にぶつかってきていた、、
あたしは灰になって、、
風に吹かれるまま、
あたしは混乱になって、、
水に呑まれるまま、、
ただの、存在と名指すには、難しい、、
奇妙な存在、、
私からはじまって、
ひとり、
時間に覆い被さってくる、、
ひそかな存在に、
私は向かっていた、、
私は、
過去や記憶との距離をはかり、
全く白くなったり、、
全く人格が変更されたり、、
そのまま身体に、
知らない糸を垂らしてみたり、、
こんな場所で、
こんなさわぎのなかで生まれることは、
一体私にとって何かと思ったり、
全ての時間が分かれており、、
分かれているものがあたしには来る、、
あたしには存在の影、、
まだ見慣れていない、
あの人はなんなの、、
あの人は頭がおかしい、、
私は作業をする、
経過する、、
これが、
狂だともなにだとも思わず、
私は作業をする、、
どこに着くかなどは問わない、
着くことが未来ではない、、
回転すること、
生きて日常に漏れていくこと、
その日々の更新だけが、
私を招んでいる、、
私から招ばれたものも、
徐々に、
この場へと集まってくる・・・