2020-04-01から1ヶ月間の記事一覧

<1317>「波になく、波が巻く、見ていて、粒」

同じ粒の範囲で、生まれて、死んでいた、、 厚い、 人がちょうどそのあいだに手を触れて、、 反応、の段階、、の層、の恬淡、トした波、 それがいくつもに今も分かれ続ける、 ちょっとお、やそっと、のこと、いつまでも、、 いつまでも、めぐる、 めぐる、 …

<1316>「曲線志向」

なんと言うべきか、覆い、、おそらく、剥がれたのでもないまま、 そっくり、めまえへ、出でてしまって、 それと、そっくり、おんなじものがビジョンへ、 実は、こんな映像器からはとことんはみ出してしまっているに違いはないけれども、 を、見た、、 とても…

<1315>「緑の呼気」

窓に立つ。日、僅かな振れ。 緩み、日の回転、ひゅう、涼しさ、朝。 それは少し映る、、新しい、舞踊と歩幅。 ひゅう、ひゅう、、 まあたらしいみどり、 抜けかた、 ただ同じような色の無限の揺れ、 幾度もズレていく、僅か、その日の揺れ、 混じる場所に居…

<1314>「紋様、埃になる」

あれがあり、どう生きてしまっているだろう、、 どうして、たって、いつもより声が通って、 これは、どうして生きているだろう、、 土煙が、また紋様、、 存在もまた、土煙の、 ただのほこりのなかの日に、 あたし、いっぴ、日が枯れて一番の色艶、 急いてい…

<1313>「一等良くなる、一等濃くなる、色が去る」

存分に色を尽くしたものはそこを去ると、 まだ色でもなんでもないものが徐々に球として浮かび上がり、 そこいらに次から次へと参じる、また参る、、 それで色を尽くしたものはとりあえず去ると、 その濃い形の印象と、、 全くあけらかんとした日の中に濃い印…

<1312>「後方、無量時の眼」

みだりに身体へ向けて振れてくるのを、 吹くのを、、 見、 見ているのを、身、振れているのを、 感覚と、 緩やかに満ちてこぼれ後方の眼に、、 びた、、びた、 と映る、、 その映像、後方の眼、、 後方という無時間の、、 あたしの隆起、 あたしの隆起をその…

<1311>「ミリ秒に、無言の影が」

潤みはじめる時刻に、また、と、かわいた表面の奥側に、視線をこもらせる・・・、 私は、それを、ずっと、 奥の方の時刻を、そっと、もう、幅の違う仕方で、見ているのだと、考えました。 それは、ずっと後ろの方で、時刻を見ているのだと、、 あまたある無…

<1310>「こう、こう、ごう」

はいる音、 と、こう、からだの、なかえ少なくも消え、 混ざったように見える、 と、こう、いう訳で、 あざやかなざわめきのすぐそばで沈思、濁り、ごう、という、ごう、という音を立てながら一閃 ・・・、 なんだら、、 あたし、や、ぶちっ、、と袋をサいて…

<1309>「鈍行」

立ち居振舞います、、 不足します、淡とします、、 身体の手前に渦を巻かせます、、 音はなんとなくいつまでも続くようにします、響きは曇らせますこもらせます、、 そうして眩しい、 眩しい身振りのなかを出たり入ったり、、 時折駆けよったりします、 はあ…

<1308>「歓喜の時日、試み、」

あ、転がる そうして試みにころころ転がるの、姿を、 そうして、触れるのと、 線を、 ある、その、身体のなかに、 というより、ぼやけてにじんでいたもののなかに、 転がり、 あなたのなかに線を映し出す、、 映像を、 それはもう渦を巻き多量な音を立ててい…

<1307>「時間をかけて湿る」

あたまに湿り気がきて、、 あらゆるものは波をうって、 見て、、 文字の跡、・・・ 文字のあとさきを揺れる、、 ぼうと打つ数、 刻み、刻み、音立て始めた、、 まくらの道にひとりだけの速度をもって、、 身体も、そばで、絡みはじめる・・・、 その涼しい景…

<1306>「窮屈なこと」

まあま、座ってよ、なにさ、いやま、すぐに話し始めるのもなにかと思うからさ、いやすぐに話し始めたらいいじゃない、いやいやま、ちょっとなんか、水でもどうぞ、ああありがとう、で、なんなの、やっぱりまあ社会的生きものですわな、どうしたって、それは…

<1305>「輪郭、垂れる」

さ、 と、溶けてしまって今は輪郭のみだ、、 外郭のみだ、、 曲線の、、小さな振るえだけだ、 輪郭、 ある晴れた日を吸収していまだに止まないこと、、 延々と鳴り続けている、、 それに、身体ごとついていよう、、 妙な、 それは濃い錆びついた音を出した、…

<1304>「粒、にひとつの声、当たれ」

あるいは細かく刻まれた粒子が、 緑の記憶を把持している、、 全く瞬間の腕、、 瞬間の身振りを持って、 その、舞う状況え、 ひとり参入してゆくこと、、 あるいは記憶、、身振り、舞い、といったもの、 それらは圧縮され、、 私の底の方でえらくスロウに動…

<1303>「緑」

ああもう緑の時節、、 緑、、テ、 いまやもう、充溢を指していまや踊る、 ここ、それ、沈むジニチに、 一切が、華やいだあと、、 そうして、むせかえった、、充溢、満載が、 めまえで、僅かに踊っている、、 ほぅ、ほぅ、と、息と、方々からあらわれる吐、、…

<1302>「頓風、」

名を携えて座っているものの気配に私は一文目を置きそれを巡らせている、、 新しい呼気として生きられている、 これはまた小さく散じひろげられ、、 私は身体を鈍な視線で見つめる、、 あなたのその携えた新たな呼気を見つめている、、 頓風、 そのままひュ…

<1301>「裸形の息、風が立つ」

あんまり私には次から次から色が現れてくるようだった、、 それで どこまでも声が響いてしまう、 歌が試せてしまう、、 それにすぐ紛れてしまう、、 一切かすれないままで見事に印されてしまうから、、 もう、、これだけ照っていて、、 色は微風に揺り動かさ…

<1300>「明」

明、 身体は既に乗っていた、、 あんまり、ただ、やわらかく、そっと漏れて、 ひとはいた、 線を見つめる、、 もうそのまま線を見つめる、、 ああそうして明、、この薄い膜のなかへふっと差し掛かっていた、、 おれは、長い時間をかけて驚く、、 あまり大層…

<1299>「未生粒の中で」

未生粒は私の中で少し微笑んだ、 微笑んだ、、 つい、ほんと、先程まで、つい、無動作でいた、それで、今は軽やかに未生の、未生粒の、、 軽やかにひらいでくる、、 あくまで循環を見つめ続けているその方の眼、、 まなじりの、 無動作の、無言の、、 その軽…

<1298>「泡の」

また、泡のなかでそわ、、としたのさ、 よろけていたのさ、、音と音、 さ・・・(さ、) 今はもう、それと、音よ、駆ける、 濁りながら場の、、 濁りながら場の、立て始めるとき、 (そんなふうにして生起してくる時日の)、 まんまなか、 まんまなかえ、指…

<1297>「幾万の身の動きの音」

身のそぶり。 ね、 応答の、 ね、ね、 よ、とも、よ、とも、言う、、 こちらに、なにか、まったく、同時的、もう、香りも、前後、前後で、時間の外、 また、、 こちらに、ひらいてくる、、 幾万の身の動きは一度もネを立てなかった、、 どう・・・、(わたし…

<1296>「鐘のなかに横溢する」

唱える、、横溢する、、 あたしは構わず、 もう、明滅し、、 夜も、夜も、夜も、 それで、 ひといきのなかにいくらも横溢するもの、、 私が触れていた、明滅していた、、 時刻にいた、溢れて、、 からだが、いつも、別の、別のものを、呼んで、まわる、かか…

<1295>「生きている人は空気を見ている」

気体のなかのやや、挨拶めいた仕草、 している、 あるいはあんまり知っている空気に、辞儀のひとつもままならないまま、 そのまま、 そのままでそこにいます、と言うような、 うわ、 あんまり知っている空間のなかにいる、、 そこへそっと、、全く、染みてい…

<1294>「緑色の飾り」

いかなる沈黙にも添う、 あるいは、引っ張り出されて、、 眼の玉、、映像、眼の玉、映像、音が離れていく、 緑の匂い、 緑の匂い、、 あたしの眼の玉を緑色の匂いで飾り立てていること、 これが、日々のあちこちに、沈黙して、おさまっているものの姿だろう…

<1293>「無時間の線の音」

あなたもきっと線が立てた音を知っているはずだから、、 遠くまでのびているだろうの、 私は黙して特に何を言うのでもない、、 身体はどこでだって音を立てる、 人は、どうにか、こうにか、見つけた、 それはただの混線であって、混じるということであって、…

<1292>「振り、振り、放る」

振るうの、で、ある、 粒が、粒が、 だんだんわたしのかおかたちを取ってくるだろうからそこでぱっと振るうのである、 振るうの、で、ある、、 だんだんに身体として生起してくるのだから振るう、 音、音は、立ってそれで、、 私は眩暈と一緒だからそれほど…

<1291>「粘性の僅かな朝」

粘性の朝を迎える日、 いちかしょに声が集まってきた、、 いちかしょに声が紛れ集まってくるとわたしもその朝にいた、 粘性の、、僅かな朝、、 声を足すに充分であるところを、 あんまりひろがるからよい気分で、、 立てて、沈黙して、 わたしはいっぴがリズ…

<1290>「線は無時間であること」

沈潜、いや、沈潜、、 沈み込み誰かの声が、 また一段となかえ、 もうまったく一歩になっている、 そこえ集まった、 身体からなにから、 散じやるものなにから、、 身と身と、身と、 それからなにか、 一切響いているものそれから彫られていると、、 彫られ…

<1289>「日の中に入る」

あたしは日の下にいると、 からだが上首尾になってきて、、 いつも、見ているもの、 日の中にからだが参入する、 それを、 冗漫に歌い上げる、 冗漫に歌い上げるという身振り、、 良い、良かった、、 こんなふうに歌ってくれて、、 あたし自身が ずっと長い…

<1288>「最初の波の先端」

日、と文字、 に、また、 いちもんじを差しました、 その、あまり、簡明とも思える独話の、、 姿の、なかえ、 身体を、覆い、 姿のなかえ無時間に進む、 ほう、なんと、 日と、 文字のなかの微笑み、 私は気がついたら歩いていました、 どんな時間も知らず、…