2015-01-01から1ヶ月間の記事一覧

精神にも恒常性維持機能があるような・・・

「ホメオスタシス」という言葉がありますね。日本語では、「恒常性維持機能」とでも言うのでしょうか。具合が悪くて寒い時に熱が出たり、気温が高くて身体が熱いときには汗をかいたり等々(仕組みが間違ってたらすいません 笑)、日頃の健康体の状態をなんと…

数の多さを、「正しさ」の代わりにしても良いのだろうか・・・

世の中に、「絶対的に正しいこと」なんていうものは存在しないと思っていて(あるのは現象だけですから)、 「これが正しいんだ」 という、人間の解釈があるだけだと思っています。 しかし、正しさなんて本当のところは存在しないのだからといって何もしない…

大人とは・・・

法律的な話で言いますと、20歳で成人ということになる訳ですが、どう見ても20歳を越えているのに、 「子どもだなあ・・・」 と思う人もいるし(かく言う私自身もそうなのですが・・・)、20歳を越えていなくとも、 「大人だなあ・・・」 と思える人も…

「青は藍より出でて、藍より青し」は、おかしい

弟子が、直接に教えを授かった師匠のレベルを超えてしまうことの例えとして生まれた、 「青は藍より出でて、藍より青し」 ということわざがあります。藍草で染められたものは、鮮やかな青色になることから来ているそうです。 しかし、このことわざはおかしい…

平等を受け容れるつもりがないと、平等実現は難しいのでは?

まず初めに、私は平等信者でもないし、全てのことについて平等である必要はないと思っていて、それぞれがそれぞれの役割を果たしていけば良いのではないかと思っています、ということを先に記しておいた上で、話をしたいと思います。 こんなことを先に述べて…

貧乏を相対だけで考えると、よく分からなくなる

一口に「貧乏」とは言っても、 「他者はこれだけの物を持つ財力があるのに、私には無い」 というように、他者との相対で意識せられる「貧乏」と、 「他者の生活レベル云々ではなく、生活のやりくりが難しく、満足に食えない」 という、絶対的な側面での「貧…

恥ずかしいのを、取り繕ってしまう

何か、恥ずかしいと思うようなことがあるとつい、 「別に、恥ずかしくもなんともないよ」 というように取り繕ってしまいます。勿論、 「恥ずかしい」 という感情自体、あまり心持の良いものではないということもあるのですが、何よりも、恥ずかしがっている…

異性を所有したいというのは本能か?

社会において一般的に行われている異性の所有、つまり、 「俺の女になれ」 であるとか、 「私と一生一緒にいてください」 というようなものに、どうも上手く馴染めません。 「異性を所有したい」 という欲が、無いとはっきり言えるかどうかは分かりませんが…

「謝らせてくれ」と迫ってしまったら、相手方は「良いよ」と返すより仕方ない

もう、今となっては取り返しのつかないひどい事を、過去、言ってしまったあるいは、やってしまったという反省から、 「ひどい事を言って(やって)しまった人に謝りたい」 という気持ちが起こってくることがあります。しかし、恐ろしいことに、 「謝りたい」…

深いところで信じていない

前に、そのとき不機嫌な心持だろうが何だろうが、人と応対する時は、やけにしっかりしてしまい、それは自分の気が小さいからだということを書いたのですが、確かに、気が小さい所為もあるけれども、 「深いところで、人を信じていない」 ということも、やけ…

家族のリズムに思いの外影響されている

皆で守ろうと決めている家訓みたいなものも無ければ、縛りがそんなに激しい訳でもない家庭内で、比較的各々が自由に動いているように思えても、実は、お互いのリズムに、正確に言えば、 「リズムのずれ」 に、非常に影響されているのだなということをつくづ…

生死の問題は、元々意思の外にあったはずだが・・・

前にも書きましたが、相田みつをさんの詩が好きでして、今日の内容に関係のあるものをまた、ひとつ挙げたいと思います。 『いのち アノネ にんげんはねえ 自分の意思で この世に生まれて きたわけじゃねんだな だからね 自分の意思で 勝手に死んでは いけね…

交換しているだけなのに・・・

前々日に書いた通り、稼げる人は、仕事を評価してくれる人がいるからこそ稼げるのであり、同様に、仕事をする人がいるからこそ、お客さんも仕事を評価することが出来るのです。この関係は対等であるし、どちらかが欠けても関係が成り立たなくなってしまうも…

部分々々を見ていけば・・・

いつ頃そうなったのかは忘れましたが、部屋の物が整理されていて、自分の部屋がなるほど広々としているように感じられることが当たり前のようになって久しいです。というのも、前までは(どのくらい前だったかはよく分かりません。5~6年前でしょうか)、…

一人で生きられるという幻想

岩波国語辞典第二版で、「自立」を引くと、 『自分以外のものの助けなしで、または支配を受けずに、自分の力で物事をやってゆくこと。~』 と書いてあります。この定義に当てはめると、現代人は、サバイバル生活をしている人以外全員、「自立」出来ていない…

私は~派だと決めてしまうのは勿体ない

物の考え方、思想、芸術、ライフスタイル等々、何でも良いのですが、 「私は~派だ」 と決めてしまうのは少々勿体ないような気がします。 例えば、ライフスタイルの話で言うと、 「物に囚われない質素な生活を好む」 ということならば全然構わないと思うので…

「扇動されるな」というのは土台無理な話

よく、演説が上手いだけの人が圧倒的な支持を受けたときに、 「ああいうものに扇動されるな」 ということが言われますが、それは無理な注文です。何故なら、聴衆は、 「よし、熱狂しよう」 「この人に扇動されよう」 と思っている訳ではなしに、感情を揺さぶ…

観る前に感情を規定しないでほしい

テレビのCMで、 「泣ける映画」 であるとか、 「抱腹絶倒の映画」 といったような宣伝文句を耳にすることもあるかと思います。 私は、この類の映画の宣伝の仕方が非常に嫌いでありまして、何故というに、観る前に感情を規定されたような心持になるからなんで…

どう考えても「死なないこと」が一番大事

「死なないこと」というのはこの場合勿論、「自ら」死なないということです。自殺というのは、なんとしても避けなければならないと思います。 哲学者の中島義道さんも言っていますが、 「生きる」 という仕事に優る仕事というのは他に無いんです。なにせ、「…

「泣くなよ」という言葉の見事さ

中学時代の話になりますが、クラスメイトが、何か攻撃的な言葉をこちらへと投げかけてきた後、私が返答するかしないかのうちに続けざまに、 「泣くなよ」 と告げてくることがよくありました。 勿論、涙はそうとうに悲しいことが起こらなければ出てこないタチ…

欲望にはキリがないと知ってはいても・・・

高所恐怖症であることや、心配性であることも手伝ってか、何よりジェットコースターが大の苦手なんです。あんなもの、タチの悪い臨死体験じゃないか、と思っている節があるのですが、反対に、好きな人はとことん好きですね。ああいう、心臓がヒヤッとする類…

「これで良かった」と言わなければ気が済まない

日頃から疑問に思っていることですが、何故人間は、 「これで良かった」 と、様々なタイミングで、自分を納得させずにはいられないのでしょうか。例えば、 「私とあなたの出会いは運命だった」 というのがそれに当たりますね。この出会いが最良であった、こ…

同性愛的な側面を持っていないと、異性愛は成立しないのでは?

私は男ですが、女性が男性のことを好きになる感覚というのが、あまり理解できていない節があります。これと同様に女性の方でも、男性が女性のことを好きになるという感覚が理解できないと思っている人は、少なからずいるんじゃないでしょうか? しかしよく考…

だらだらと始めた方が続く

何かを始めようとするとき、例えば勉強でも筋トレでも何でも良いのですが、 「よしっ、始めよう」 と、意気込んで始めようとすると、上手くいかないんですね。それよりも、 「う~ん、もう始めるか・・・」 「いや、どうしようかなあ・・・」 「まあ、なんと…

「今日が楽しければそれで良い」という人を笑えるか

有名な寓話に、『アリとキリギリス』というものがありますね。厳しい冬を越す為に、せっせと食糧を蓄えていたアリは冬を越すことが出来、備えをしていなかったキリギリスは冬を越すことが出来なかったというストーリーです。おそらく、しっかりと準備をして…

「私が全部悪いのね」と言う人は、微塵もそうは思っていない

承認してほしいという気持ちがねじ曲がった結果として、相手に銃を突きつけるような形で向けられる言葉のことを、いわゆる「銃口ワード」と呼びます。銃を突きつけられたような言葉というのはつまり、ただ一つの返答以外は許さないような言葉のことを言いま…

しっかりしてしまうのは気が小さいから

またもや、疑問と怒り続きの話になりますが、 「何故そこまで正直に、態度に表せるのだろう」 と、私なぞは思ってしまうことがあります。というのも、具合が悪いのか気分が悪いのかは知りませんが、会話を始めようとしたときに、私が何をしたわけでもないの…

ボーっとしていられない

普段から何でもいろいろと考えすぎてしまう為に、家族があまりにも考えるということをしていないことに気づくと、 「何で考えないんだ」 という、疑問と怒りがないまぜになったような感情を抱いてしまうのですが、怒っていても仕方がないので、何故考えずに…

結婚は不自然?

いつ頃から始まったのか分かりませんが、自由恋愛を経た上で結婚するという流れが当たり前になって久しい世の中です。私のような若造からしてみれば、昔々は自由に相手を選んで結婚させてもらえなかったという事実の方にむしろ驚いてしまう程、もう自由に結…

残念ですが、 不安は無くなりません

日本では、お年寄りの貯蓄額が多いそうですね。子や孫の為に残しておきたいという思いがあるのかもしれませんが、乱暴なことを言えば、後先長くない人がそんなにお金を貯め込んで、一体何がしたいんだという気持ちが、正直な所、あります。 しかし、お年寄り…