あたしは徐々にそれ、
人の形、
理想とするふるまい、
病の形、、
それぞれの声の始まり、、
生きている形、、
声などいくらにも響いて、
私は続く、
続くことがこの日、
この一日を、、
私のなかに流す、、
私は映像の人、
映像の日時となる、、
次から次へと、、
まわってはよろこぶ、、
ここの映像の人に、
私には用意されたからだ、、
私には遠く離れる願い、
自己、、
これは労働、、
これは世界への集中、、
これは僅かな態度、
ものを迎える、、
ものがよく染み出す、、
ものがやや勢いよく動き出す、、
あたしにはそれぞれの、、
それぞれのからだのはじまりかた、、
それぞれの時刻の動きかた、
あたしははてをしらず、
夢中を知らず、、
霧のなかの匂い、
霧のなかのなまあたたかさ、、
あなた少し横になって、
うん、
しばらく横になっていた、、
どこからともなく、
私の生命線がこの脇腹や、
背の辺りを通過する、、
めざめる、、
めざめることはどこかにとまどいが、
あたしはそっとからだをなげ、、
あなたにしか見えていないものを、
ここで、
ゆっくりと確かめている、、
ゆっくりとうごける、、
あたしにはものの領域の、
古い皮を剥いだ辺りに始まる、、
霧の生まれる姿を、
まともにみている、、
こんなものを長時間まともに見ている、、
お前は誰だという問いも、
当然のごとく忘れて、
私は内部にいる、
私はこの内部にいる・・・