2020-10-01から1ヶ月間の記事一覧

<1511>「揺れたらまた騒ぎに出てくる」

なかほどに、確かなさわぎ、 一番先端から、それはもう、身体へ向けて、、 ゆっくりと入ってくる、、 ゆっくりとした、、呼吸を持ったまま、 だまり、はいってくる、、 はあそれはもう、このなかほどの、いくらか尋常なさわぎから、、 ここの方向へ集まって…

<1510>「平らかなうたいのなかに」

そのままその仕草で、、 たいらかな、うたいのなかにおりていって、、 知らせる、、 知らせる言葉のなかにあり、、 どうしても、そのなかで、生きていると、、 身体が浮き上がり、 浮き上がったままでこちらのほうへ向かうのだ、、 それを、また、ひそかにき…

<1509>「隙間から姿がきこえる」

なにかと言えば、先端の方に、うたいが残っていて、、 淀み、、 と、たまりたまり、、続く、、 はて、私の方へ、どうんと響きが伝っていて、、 まともに伝っていて、、 揺れた、、はい、そのしびれの先から、、 ゆるやかに生えたのです、、と、 こたえうるも…

<1508>「風のなかに映る」

騒ぎのなかにあって私の中にないこと、、 を、 そのままの態勢で、存分に、知らしめながら、、 また奥に流れ、、 奥側にうたい、伝い、、 また奥に流れ、 私の中をうたい、 伝っていく、、駆けていく、、 私、なかの騒ぎ、、知らない、 なにやからやか大きな…

<1507>「肌の繋ぎ目」

隅々まで、なにという、仕草が出来上がってくるような、 香といい、それといい、 それといいながら、すらすらと、こちらの方へ、、 仕草が立ち上がり、 私は見る、、 その方を、ずらずらと見る、、見つめる、、 見つめているところへ、そのままただにあたり…

<1506>「一途燃えて」

身のまちゅうおうに位置していて、呼吸もゆるい、 そうしてここいらから、本当に出てくる、 たれか本当と言い、身のまちゅうおう、、 その騒ぎ、 その移動の仕方に、、 僅かに目線を、、縦横に、、 そこにからからと鳴る、 不釣り合いに、、 そこで生きなが…

<1505>「不明のヒを探る」

そのかどのはげしい方向へずらり、 ずらり、とずれこんで、、 そのままで、およそ、そのままではいる、、 はげしい場所のはげしいヒ、に、、 そのまま潜り込んでしまって、 あらはれたのだかはなにか、、 私の、仕草の、、 軽やかにさせる、 その、方途はな…

<1504>「呆けた顔貌」

身のなかに合わさっていてただ肌の先方へ当たり、 そこからどうやらどうやらか漏れて来たら、、 はげしいヒ、、 はげしいヒの惑いの内側に身をあらしめる、、 吹いて、、 吹いたままになって、、身を、 そこにあらしめる、、 生きた姿が、 ちょうどそこらへ…

<1503>「無窮の色味」

招び声、なぜか、ひとつから、ひとつ遠く、、 その姿の、かしこ、、ゆく、 招ばれて、ただ、すくと立ち上がり、、すくと、 けむりながら、そこへ、、 言葉をあらはしながら、、 ある、、長い時刻で、どうどうという音を立てて、 行く、どこまで、かしこ、、 …

<1502>「ヒ、粘と」

そこへ掛けなさい、 あたしが声をするのをきいて、そこへ掛けたら良い、、 伝って、伝って、そのうちに、、 ヒが当たり、、 ヒの溜まり、 身の、こぼれてくるしかた、、 を、まったくおさない仕草で見つめていたころから、 あなたの確証はそこにあって、、 …

<1501>「太陽の隅」

その切れマ、太陽の隅、、 太陽の切れ端で、私は踊っている、、 不明の、根であるとか、なにか、、太陽らしき、 隙間、、 私の肌の、エネルギーの外ではない、、 この場に、漏れて来て、、 私の隙間、、呼吸が次々に通うところへ、、 そのままのびていって、…

<1500>「粘、自微、粘粘と」

自自、微微微、、 微たり微たりなどやや、そこいら、まったく静かに垂れているのでしょうとして、、 その、隙間、、 言葉に、隙間から、徐々に吹いてくるの、、 とっても、それは、吹いてきて、、 身体が微々、と揺る、 揺るところのもの、遠方、遠路に、、 …

<1499>「青い時刻」

青い時刻のなかに突然当たり前のようにして、、 あらわれた、、肌の、 その身を揉み合わせた、仕草、、 どこからどうのびてゆくのかが、さらに、感得されにくい、、 なにから、なにまで、リズムから、リズムまで、、 ここを打って、、 ここをひらく、 どこか…

<1498>「物量、び、びいん」

なにか、ちょうど、向こうの方に、様々の香が続き、 そこを立って見つめた、ひとりと、、 なにか、風が上手く巡り、 そのまま、長く、空気へ、、 ひとりひとり、、 そこに同じような呼吸をあらはしてはましろに、 ましろに去り、 去りながら立ち上がってくる…

<1497>「宇宙の午後」

宇宙の午後 あなた、それって、どこなの? うん、少し前の時間、 少し、前の? うん、少し前の、少し前の時間と、私って、少し格闘していたんだと思う、、 少し前の時間と、あなたが? うん、そう、 それって、少し宇宙なの? なにが、 宇宙の午後でしょう?…

<1496>「拍子と訪問」

私が拍子に合わせて、 ぞろ、ぞろ、ぞろと、、 おとなう、、より、はなやかなあの空気に、 身体ごとはいっていく、、 なにと、なにという言葉が当たるが、、 そこに身をのべ、、 大胆なうたいがぞろぞろ、 ぞろぞろと続くものね、 いくつもの、複数の、、表…

<1495>「水は、生きてだっていられる」

私は、そうして、黙って手のひらに、水を乗せました、、 戸惑い、 それらは、それらで、こぼれて、、 どこまでも落下する、、 一切が、見事に湧き出している地点の、、 見事に横を通って、、 落下してゆきました、、 その仕草に声を掛けて、、 はあ、なにか…

<1494>「渦のなかの通りを探る」

そのたがいのあらわれをまた流せ、 肩口から足の先きへ、、 びび、びりと振り、そのまま、、 また打って、かやせ、そちらからそちら、、 ただたがいちがいにふらふらと揺れながら、、 思いある、、 どどうと打つもの、思いある、、 その真正面、、伝うもの、…

<1493>「その肌の響きに」

じりじりと、または、だだらと、 そこへ、どうにも溜まり、、 溜まり込んで来て、 はいと言ってその音を構成するのです、、 何事か分からないところで、 何事か分からないなかにも、、 はれて、、そのなだれ、 そのなだれのなかに僅かに声がはいって、 また…

<1492>「私は無空になって」

同時的、音的、魅的、 やや、誘われてそのままでぐら、ぐらぐらと、、 その歩幅で、 微妙に揺れわたる活動の範囲で、あなたは、、 どうしたって呼吸していた、、 どうしたってそこに、僅かな身体を集めていた、、 という、 時のようで、魅的、、身体の全体、…

<1491>「自声を招ぶ」

あのう、よいのかな、、ですとかの、まず、 自声を招ばうことをする、 なにものかの形がこの空域を通って黙って立ち上がってくるという、きっと、 そういう訳のことで、、 まず、自声を招ぼう、、 どんなにか、たん‐たん、たたんたたんと、、 響きが継いで、…

<1490>「さわぎの下方へ手をする」

持ち来たった、と、言うような、、 一条の風が、 またぐるりと囲み、最遠方、、 また、湧き上がったというようにして、、 また身のなかほどをおそう、 そのようにして、、一路、 なにがな、道が、色が、 少しく滲んでいる、、 滲んでここいらをどうどうと打…

<1489>「ずいと響き」

軽快調の、印、、とでも言えるのかなあ、 なんて、、 ものがずらりとあらわれては滑り、、 ものがあらはれては、 こちらの方を、ふい、と見るのだけれども、、 なにかにつけてかたまっていた、、 かたまっていたのだけれども、、 みし、みし、、みし、と振動…

<1488>「響きの出る時刻に」

かたかたかた、、 かた、かた、、 た、、 おうい ・・・、、 おういと言っています、、 何事だろうか、、 なにか、あなたも、目がアいていたか、、 アいていたか、ということも、ないとは、思いませぬか、、 どうれ、おい、、おうい、、 と、、 行方を、、た…

<1487>「またそのままで息を吸って」

合わさったの、ね、 どうにか、こうにか、、 その先端々々の揺らめき、流れが、、 あたしの方へ、、 あたしの方へずらずら、 ずらずらと迫って来るように見えるのかしら、 なんて、、 ひとつ、ふたつ、と、もちまえの、、 かるやかな跳ね方、 行き来、、 生…

<1486>「初と底」

波のまなか、波のままなか、、 波のまなか、、それから? ごとり、ごとり、、 それから? 僅かな隙間に立って、、こちらを、、 見詰め、、 あたしは、ただ、肌居から、、 空気へ、、 接触面へ、、ほうとぶつけていた、、 それが、波なのか、どうか、 それが…

<1485>「ずいと音を立てて生まれる」

円を携えて、来た、、どこから、、 今、まわりまわり、、 はて、なにから、知られる前に、、 ずい、ずい、ずいと、、当たり前に、 滑って伝って来た、、 あれがひとつの身だと、、揺るぐのを、、 眺め、あらわれた、、 騒ぐのを、、確かめた、、 のか、、じ…

<1484>「日だら」

日だら、、の、自が、 自が、ずい、 と沸き出して、、 あたらそこへ、、 少しこぼる、 あたら、あたら、だら、、 だら、と、、一応の、覆い、、 私と、なんどといい、、拭う仕草、、 から、離れておちる、 その諸方に、なにとなくひえ、ひえ、、 ざくざくと…

<1483>「劫火」

枝が、なに、転がって、、 ぱち ぱち、 ぱち、、そうかも、しれないが、、 いつからか、、 集中してきた、 運動のさなかに、集中してきた、、 さっと集まって、、 もう、燃焼する、、 もう、、投じられて、 ぱち ぱち ぱち、ト、立てている、、 立てたあとに…

<1482>「香はあたしの骨まで辿るだろか」

肌居のまと、 そこからぐいと手を下れ、 そこからぐいと 手練れの、香がそこここを過ぎるよ、過ぎろ、、 過ぎろよ、 通おうか、、 私が、がばと身を起こして、、 香りの、通おうかと、 思案思案し、、 身もぞろ、ぞろ、、 ひとつふたつ付いてきて、 そのあと…