早々に声は鳴ってしまっている、
鳴ってしまっているのに、
あなたは、なんだ、、
そんな、
しらないものの手つきで、、
この、
ちがいのない空のなかに生まれて、、
次々と、
おのれの姿と変わりない、
糸を生み出していく、、
糸が絡んでいく、、
あたしは、
どこかしらないところから、、
あなたの装いのなかに、
混じることをはじめる、、
しずかな、
からだが出合って、、
あなたも、あなたも、
振動を、
このようにあたためていたの、
これはどこから出たの、、
私には順にきこえる、、
私にはこの感動が見える、、
あなた、
その手のひらであたためていたものはなに、、
からだだけど、、
からだだからなに、、
ほしいもなにもない、、
次からひろがる、
次からひろがる場所に、、
私は、
慎重に私の姿を乗せるだけ、、
からだたくみになるだけ、、
あなたの振動のなかから、
これが育つだけ、、
これがきこえてくるだけ、、
順に用意された、
あなたの声が見えるだけ、、
はい、
あなたの空白に手を、、
空間に幕間を、、
幕間に命を、、
命はどこ、
私は捨てているのではない、
なげているのでもない、、
あたしの眼差し、、
軽い燃焼、、
あなたが現実に出て、
生きているということの、
緊張の意味、、
緊張の印、、
あたしは順番に滑り出て、、
このかたいけいたい、、
ものが出て、
ひとつの手で掴んで・・・