2020-09-01から1ヶ月間の記事一覧

<1479>「香のかたまりが」

私のほてる、 今、あなたのその肌の、渡りに、、 言語姿としてひとたび駆けていくところの香は、、 ここへひらげられたんだな、、 掛け橋、なにか、、 ずい、ずいと底の方から盛り上がってきたのだった、、 そう、一音、、 もう、、ことのほか耳に華やいでし…

<1478>「未量の線が溜まり」

およそ身を持ち上げていたの、 知らないから、知らないから、、 およそ、、遠くまで、 私は、その、鳴るの、流通、枝を、、 誰と誰、、 身をも持ち合わせてずらり、と、並び、、 ここをどうどうと通うの、 ほうと息をあげ、、 息をあげたらこちら側までまと…

<1477>「あらゆる陽をたくわえて」

内側に当たれ、、 ただじらじらと熱を持ち上げてくる、、 名の、内へ、、 ははあ、なにか、、 内へ当たるものがあれば、 立ち上げる、、 それもただ沈黙して加え、、 私は、、向くに違いない、、 下方から、、下方から、 けたたましく、 も、 姿、を、落ち着…

<1476>「粒から呼吸が出て」

たいそうに物を提げて、、 物が隅々まで続き、、 過去から流れ、、 転び、転び、、 かるやかな端を招び、、 たいそうに大仰に物を提げて、、 あきれかえるほどに凝集、、 身体を受けて、、 いまいちはやくここへ呼吸をし出す、、 でんでん、だら、 だらだ、…

<1475>「個物の響き」

はたに、切れて、流れ出すのは、 めのまえ、、 めのまえから諸方へ、弾き出すのは、、 誘い誘い、、 あちらからあちらへ、流れ出して、、 その、集中線、、 集中線が流れ出したことを知る、、 勢いが、、 たくみにつくりあげられた個物が、、 物のなかで生き…

<1474>「点の意識」

かしげた、ものの、ひとつを、じり、じり、と、見つめるようにして、 その周り、、 その巡りに、、 おおい、、まともに秘し、・・・ただ、一秒、一秒と、経つにつれ、、 ここが、点の意識で溢れかえっていることを、、 ただなにとはなく、知るらしい、、 お…

<1473>「直線に歩が掛かり」

あらたになるひの向かいに、まったくのひがさし、、 割れ、、 そこから、未量、未量、、漏れて、漏れて、 漏れて来て、、 ここへほおをつける、、 だんに、だんに、、にじんで、繋がり、、 いつから、歩の、歩たるゆえん、由緒、、 たぐられたままで、緒が、…

<1472>「身体の端から端へ、香がわだかまる」

染みて、、半透明になって、くるところまで、、 腰を落着けたらば、、 この遠くの、覆いの、似姿も、 はつと見えたままになっている、、 順次、呼気と、、渡り、、 装飾に、おおわれていくところえ、、 身体を、流れを準備する、、 はい、はい、、 と申す、…

<1471>「裏の肌に」

しらない、なんという、塊へ向けて、ひとことするのを、 不思議に、不思議に思い、 見て、返し、見て、返し、、 どんなへの、どんな音の立ち上がりだったのかが、 今、しらない、、 かねてより、身体の、諸方の、、 その、響きのひろやかなのを持って、、 私…

<1470>「外身も、巻く」

外身、外身、ぼう、 ぼう、、 弾け、弾けて、、よ、 つつ、膨らみ、 つつ、、はらい、 こちとうらのあからさまな日のテイを覗く、 外身、外身、ぼう、 ぼう、つつ、、 つつかれつつ、も、続く、、 ことのより、 ことの行きさま、、 見えざまに、、 このよう…

<1469>「種々の身体を置く」

なにから、あとだ、、 そっくり、覆い、皮膚を、、 動かしながら、、 ああ、真正面に、 いとも簡単に、表情が見えて、黙ったと、、 おどれひとりは黙ったと、、 ここへ、ほ、とひといきが当たる、、 当たるもの、当たるもの、 跳ねて、過ぎよう、過ぎよう、…

<1468>「点灯するカドへ」

乾いて、置かれたままになっているや、いないか、なのに、 そこへ、ほうと跳ね上がる、、 躍動した様子を見せているのにも、 あなたは応え、、 ただ乾いて落ちているだけなのにも、 そうと応えて、、 浮き、、 身体はもう、長い間、浮き、、 愉快な、、 方法…

<1467>「掛け声」

構えの立つのをそこで見ている、、 そこで、見ていると、、上手く、香が、立ち、 構えはほぐれて、、 後は、重さ、がずっと下方へ、、 明らかに行き、 明らかにはまれる、 後ろ姿が今どうしたって、はまれて、、 そこから、どうと含まれて、、 並んで、立つ…

<1466>「必定から火が上がり」

たいたら火が、 ただたいたら、からが、からのかぜやらが通い、、 打つ、 打つなら、、 私だかやなにだかかが、 はらはらはらとほどけ、、 数多ある行きのなかを通い、、 そこから、うたい、、 そこからまた私が跳ね上がってくる、、 跳ね上げの香をまともに…

<1465>「息を容れて跳ねる」

まだしも日が延べ交わされているまに身体、姿が映る、、 映り、、 あたしは、はい、と声を掛けたまま、、 順な、順な行き来のなかへ、静止して、、 言葉を、仕草へ、一様に戻していた、、 私は姿を立ち、、 私は声をあげる、、 うたの向かうほうへ、、身体が…

<1464>「ゆらいでいたひとすじの身体」

方角から、 なにもかもが見えるので、、 私は、顔を、、 その日の入り方のところへ、、 少しずつ、滑らしていく、 立ちはじめると、、 どこへやら、呼気と、ともども、、 ここ一面、あたりを打つ、、 その振動が、どこまでも続くのか、、 行方を、一遍見て、…

<1463>「ポイントカードのこと」

悪口を言おう。ポイントカードである。 ポイントカードが嫌いだ。 商品と金だけのやりとりがしたい。それが心地良い。シンプルだ。ポイント、ポイント、うんざりする。 得だ。 得だ。 それなのに、使わないのはおかしいですよね? 使わないと、馬鹿ですよね…

<1462>「身体は筒になり得、」

私、は、上手く、もがれ、、 あいだへ、、 そこから、数値へ、揺れまで行って、、 大波になって、 跳ね返り、、 あいだへ、浮かぶ、、 浮かんで、、 ・・・、 ここで何を言っていたらいいというより、 ここで何という領域を、、 声の確定を、、 振幅の、騒ぎ…

<1461>「四辺への当たり方」

なるほどいつぞやからずっと先そうやって泡が立ってその最初の音、湧き上がりが、 だんだん皮膚に、 だんだん見事な伝いになって、、 まず静かに外界に触れている、、 外界に触れてきているのを、、 肌となり、、 感じていない訳にはいかない、 空気が僅かに…

<1460>「一人の線員がいた、」

一人の線員がいた、、 どうしたって、、 豊かに、火を持って、、 線のちょうどうわべ、 まともに浴びて、、 そのまま、線員は、なんどとなく、、息をする、 息をすると、、 私に、火の中の語りが生まれて、 月日が大体、 大体の明るさになり、、 そのまま、…

<1459>「現在時の隙間に」

軽々と吹いていく、ところ、、紛れた、、ひ、 ひのなかへ、 漸次、あわを吹いてその音が漏れ出す、 つぶやきを、、 遮るものもないまま、まともに受けていた、、 のびて、ひに、のびて、、 あからさまに、 あらためて、、 触れていると、、どうやら、、呼吸…

<1458>「一滴に、途方もない」

ついて、ついて、行く、、 つられて、、そのまま、 出てきた、 大仰な穴、、穴は、静止する、 黙って、、だら、だら、と、口をアけて、そこに待っている、 見て、ついていった、、 大きな口をアけて、、 一滴二滴とそのなかへそのままに続くと、 黙って、 私…

<1457>「身体の一枚さ」

一枚の身体を立てたところに風が吹いていたはずだろうことを、、 一枚の身体が、翻りながら、、 向きのそれぞれ、、 香の道行き、、それぞれを、、 渡りながら、、 過ごしていた、、骨の上を、、 こころなしか、通過していくのを、 予想も、予感もなしに、、…

<1456>「あたしは自然時に」

じねんジに、映る、、ひとつの黙し方を、、 そっくり呼吸し、 そっくり容れてしまおう、、 それで事は少しずつ熱を持ってくる、 持ち上げられてくる、、 じねんジの、僅かな震えのなかに、映って仕方ない、 映って、映って仕方ない、、 よく、言わば、映って…

<1455>「繊維の華が映る」

身体に普通の音が鳴ったままで、、 それを、、 いくらか遠目から、 歩幅がここへ速やかに合ってくる、、 身体は盛り上がり、ひとつの風の中で、 普通の音を立てた、、 私が仕草、そのまま、、自然に鳴っているなかを生きていると、 どこか、、遠くの方からも…

<1454>「欠く声の中心に」

欠く声の中心に、、 混ざる、、 どうにだって混ざり、、 今またたきとともに静かに外へ触れて、、 ぐっと溢れてくる、、 その声の中心に、、 欠けていく、ただの器物としての響きが重なる、 無感のなかに、 まるで無感のなかに、 静かに立ち続いて、、 あた…

<1453>「呼気がのびる」

形になって、残った身体へ、 はねかかる、 外壁に、残る、 時間をかけて、垂れていく、、 形になる、、 呼気が、すぐ後になって、形を作る、 呼気が、のびていく、形を作る、、 うんと押し黙った、、 隙間がなく、 表面は、吸って、、いつかより、少し重たい…

<1452>「私は粒の中に呉れる」

白くあわが立つとそのなかほどに、 微量になって生きていたものが立ち上がる、 私は呉れる、 この粒になって、、 ひとつの身体を、ひとつに呉れる、、 どうどこ、 どうどこへや、 どうどこへやらか、分からんが、、 呉れていて、、 方途が、無数にざわめき立…

<1451>「割れてなかにはいる」

たた、たた、、 ・・・、 と、した、形、は、割れて、、 のその、先へ、 形、は、払われて、、 だんだん、だんだんに、 よそへ、、言われなく、、 投げられて、後ろを見た、、 投げられて、、小さく照る葉の重なりへ、 揺れた、、 音を立てて、僅かずつ映っ…

<1450>「私は凝視する」

そこい、から、、 上手く剥がれて、、 身体を伝ってくる、、 手を示し、、 見せて・・・、 そこい、から、軽く吹いてきている、、 誰、、誰、 鳴るのは、誰、 渡すのは、、 と、と、つたない空域を、す、 と抜け出して来たもの、 お前が、、 お前が呼吸して…