2022-02-01から1ヶ月間の記事一覧

<2020>「川のそばをひとりで通る」

あなたは線なのか、 あなたは振動線なのか、、 どこから見たら、この、光景は、、 あのひとつの、印になる、、 私の肌は束だ、 いくつも風の、残りが溜まる、 そういう場所だ、 視線が、何か、 はっきりとした意味を持ちすぎてしまい、、 私は戸惑う、 私は…

<2019>「立って、熱のなかへ帰る」

手を広げてみている、 粒のなかをみている、、 私は、ひとつのかたまりから、かたまりへ、、 なにだかしれないが、 よくかきまぜる動作で、、ハ、ア、 お前は、 おかしくなるというイメージに、寄りかかるのでなしに、、 この夢の風景を、 夢を自然だと思い…

<2018>「穏やかな席」

あなたがここを、 現実から剥がれている、と判断したとしても、、 それは普通のことでした、、 私は明らかな装いのなかに、いて、、 ここは一点に熱を持っているだけだ、ということ、、 を、、 姿とともに伝えている、、 ここは、余計なものが何もありません…

<2017>「関係がない、という感じ」

政治について考えたい。 そのとき、他の人はどうであれ、私個人が、 「ここから始めなければならない」 と感じる地点はどこかというと、それは、 「政治が、なんとなく関係ない感じがする」 というところなのだ。 国家というもののなかで生きている以上、政…

<2016>「現実の青、夢の中の白」

どこに行くもなにも、、 あなたはその場で、いくらも時間を掛けて、 そこから際もなにもないと、 また次から次へ生まれるだけである、と言えたか? あなたはそこから過去の響きを受け取り、、 ここに着く、、 あまりにもあたりまえな表情で、 あなたはここに…

<2015>「対坐」

静かにあなたが燃えているのだけを、 私は見ていた、、 前方に、深まった手の時間が見える、、 あなた、、 全ての欲を、 全ての時間を超え出てやろうというそのたくらみが、、 どこまでも業欲なのを知っていますね、 知っていて、なお、、 あなたはそうして…

<2014>「低温のなかへ溜まる」

なにを掛けているんですか、、 いいえ、私が手の中に、漏れて、 その先へ、、 来いと、いうひとつの乱れに、、 ついてきたんです、、 はア、するとあなたも、 この濃度のなかを移動することになる、、 ひとつの液で、混乱しながら、 ここを目指すことになる…

<2013>「あれは何の影か」

集合する線へ向けて、、 私は言葉を掛けている、 なあ、ここはどこなのだろう、 さあ、 線の上に、生まれついただけです、、 アナタは陽気な、 そのひとつの印でもってここへ混ざるのだけれども、 この興奮を、 私はひとりで飲んでいた、、 なにか訳も分から…

<2012>「招ばれて、爆発する」

お前は声という声を集めて、、 そんなに遠くにいるものだろうか、 緊張した線だな、、 どこまでも、果ての方までのびで、、 軽やかさが、 あたしは、ひとつの船を、、 目掛けて、 ア、何事かを言っている、 私は語らい、、 その小爆発のひとつひとつが、 の…

<2011>「無時間の内の微笑み」

あなたの背中が熱を持ったまま、 一点に停止してしまったように思えた、、 私は無時間を掛けて、その映像を見ている、、 あたしが揺れるところ、、 あたしが勢いになっているところで、まっすぐ、、 は、肌だ、、 次から次へと生まれて、 ホウと穴がアき、声…

<2010>「放られた糸が」

あの、離れていたトオンを掴む、、 あたしは細部から、 徐々に、見えてきて、掴む、その脈を、、 いくつからきいてきた、、 鐘が鳴る、 あたらしい場所からあなたが鳴り、、 私は微笑んでいた、 私は微笑んだまま、幾らも粒になった、 その過程を、追うので…

<2009>「声のなかの膜に」

あ、ひとつも声がしない場所に着いたな、、 私は、ここの空気の冷たさに、 静かに肌を付けて、、 生まれるためには、静かに、ひとり、 黙っている必要がある、、 私はそこからどうしたって穴、、 どうしたってヒの届かないところへ、 視線をやった、、 あた…

<2008>「陽に当たる体姿」

房の中にあなたの記憶を置いておいたぞ、、 なに、 そこからどこまでも潜れるというのか、 私は糸を握る、、 見知った方向へ、ひとつの光線で、、 私は入った、、 私は例えた、、 これは暗裏にひそんでいく、、 ひとつの生物の流れではないですか、と、、 ひ…

<2007>「菌類と鍵」

葉は、正常な出来事の、なかに、 強い匂いがするものを、、 ただ、あれば、あるだけ、 流しているような、様子なのだ、、 私が手を触れても、 そこに振動はない、、 私がただ含んでも、 そのなかに熱はない、、 あまりに簡単に、小さな場所で、 存在する、、…

<2006>「イマキの信号は、忘時を知るか」

イマキの振るえを感得する、、 その人はたれの振動で、この時刻を用意され、 ついに私のなかに映っているのだろうか、、 忘音、 ただの形をともない、、 あたしはなかであたたまる、 どこからの姿か、、 私は続けて、確かめながら、、 身体を言い当て、 この…

<2005>「液の遅滞に触れる」

なにだか細いところから、 あたしは垂れて、、 もののみごとに、焼けて、ひらいている、、 このヒのさすところ、、 私はウオウオ、と、声を上げて、、 この光のなかへ、、 今ついに混じろうとしている、 今ついに混じるものと一体になって、 ひとつの声を完…

<2004>「身体の底の糸に」

私はなぜそこに立っているのか、、 小さな手から、無量が出た、 なにだ、小さなところから、、 少しの油ですね、、 私は太陽から、その光景を読む、、 私が次々光になるのでなければ嘘だ、 ただ水面に浮かび出る泡が、、 そのまま痕跡であるのでなければ、 …

<2003>「劫初の手の裸」

振動域に、私は貼り付けた、、 なにだか、巧みな、そのあなたの喉は、、 ここまできこえてくる、、 ここまで姿を代表して、 ある、あたりまえの方途のなかにあり、、 ほぐれてくる、 それがあなたのなかの音でしょうか、、 私はイメイジを出した、 どこから…

<2002>「時間から剥がれる肌」

身体のなかから、トオンが、 順に、順に、来る訳だけれども、、 私は毎時、その隙間に、視線を呉れて、、 熱の、溜まりを作っていく、、 あなたが過ごすその点の位置は無限、、 どこまでも流れていこう、、 あなたは無限の音がする場所で、生まれている、、 …

<2001>「プウルは零語だ」

あたしは知らぬ先から、、 このプウルのなかに入っていた、、 一切は、読み込まれている、 情報はひとり、ここを生きる、、 なに、わたくしの仕草から、 順に漏れて、、 なんどか、そこで生まれているのが分かる、、 な、 プウルは零語だ。 ここには、仕草か…

<2000>「線のなかに、声をしよう」

回転すると、私は声を掛けました、、 どこからの熱だ、 私はまっすぐに線の上へ、 一量の身体を乗せる、、 なに、はたいたのではない、 ここはおそろしく、沈黙したままなのだが、、 私は、景を見ていた、、 はるかな先から次々にこぼれる液を、、 深くまで…

<1999>「一本の線の形相」

この泡が立つ音をきいたか、、 あ、心拍、、 ものの表情の愉快さ、、 私はこの姿のなかに、、 欠けハをひとつふたつ忘れて入る、、 こんにちは、、 私はまだ眠っています、 急に時刻から漏れたから、、 ひとりで驚いていましたよ、 そうか、、 私は生きた肌…

<1998>「肌へ垂れる糸の声」

あたる、、 私は住んでいるだけなのに、 ここへあたる、 どこから浮き上がってきた、 私は疑りながら、、 その陽から、エネルギイが来るのを、 沈黙して、見ている、、 どこにあたる、、 肌はあなたのなかで、 小さな燃焼を求めて、、 ふわりと時刻が浮かび…

<1997>「一対夢を見る眼」

これが紐を繋ぐ、、 私は、結び目が、 僅かに汗をかいているのを、見つめる、、 何がこの日に合わさったのですか、 私は知らない、、 まだらな粒が、 私に声をかける、、 お前は集合だよ、 一対夢の、さわがしい集合なんだ、、 そうか、、 なんだか部位とい…

<1996>「風が溜まる」

あたしは渦を待った、、 手が、 静かな場所で、生きている、 生きているまま、振るえている、、 たれか足す、、 私の背にただのア音を、足した訳だ、、 知らずに来た、、 こんなところは、ゼンナクの響きをこえてくるのだ、、 私はうなずく、、 ハ、(ア) …

<1995>「私は粒を揉む」

身のなかの響き、 ア、わたしは踊っている? どこ、 ひらたい場所に近づいてきた、、 おう、おウ、、 は、静かにまず、この表面へ潜る、、 あたしは歌を記憶している、 華、、 もとあったところへ、ひとつの指が置かれて、、 これはなにだろう、、 あたしは…

<1994>「事件の中の束」

お前が複数の束に見えて来た、、 私は音もしない、、 巡りようのない場所での呼吸に、、 ひとりで合わさってきていた、 時間に、静かに覆い被さって、、 おい、どこかから、穴を、 穴を用意してくれ、、 私は見るから、、 風景から、液が垂れたのも、、 全部…

<1993>「青い点滅を拾う」

身体の住む場所が、、 今やはっきりと、線の束になっている、、 私は、揺らぎながら、 その映像を眺めた、、 私は、ここに呼気を置いて、 日に等しく、咲いている、、 誰の膨らみ、、 あたしがあいだで眠っていたところ、、 ものが染み、、 あるはたらきが過…

<1992>「経年の花」

水の印の上に立つ、、 ハイ、それは量、、 それは沈潜、 それは長く打つなかで、、 私は底に、ざらざらとした、金の、 領域を見ていた、、 あれ、ここを行くとき、 どうしてあたたかさだろうか、、 静かな印のなかにいて、 どうしてあたたかさなのだか、、 …