<2939>「すみません水をください、話をきく姿勢」

 ね、

 知らない分、、

 あたしだけ、、

 あたしだけに、

 手を当てて、、

 (私は少し水を飲みます)、、

 そうすると、

 いずれ私はあなたと二人にならなければならない、

 ということだろうか、、

 そうです、

 そうだと思っていましたが、

 違うんですか、

 あなたは、

 そのつもりではないんですか、

 (すみません、お水をもう一杯ください)、、

 

 からだ水で充てる、、

 あたし目の玉まで、、

 なにか、

 汁で熱い、、

 私はどこに抱かれていたのだろうか、、

 私は透明な生き物ではないのですか、

 どこですか、

 え、

 あなたがたが静かに招んでください、、

 こちらの方へ、

 遠慮はいりませんから、

 いくつも、いくつも、、

 招んでくださいと、

 声を掛けられて、、

 あたしは存在ですか、、

 どこへでも浸透していく、

 やわらかい水でありたいと、、

 あなたは思っていましたか、、

 すみません、、

 ちょっと視線をやわらげていただいて、、

 あなたと楽しい話がしたい、、

 

 私は、

 二つが一つになると、

 いう話を、

 真剣にきかなければならなくなる瞬間を、

 本当言うといつもおそれています、、

 いちばん暗い記憶に、

 まっすぐに接続されるのじゃないかと思って、

 いつもおそれています、、

 ねえ、

 あなたちょっと、

 楽しい話はいいから、

 ちょっとそこに座って、

 真剣に、話をきいて、、

 私にはその瞬間が、

 どんな瞬間よりもこわい、、

 しかし汗をかきつつも、、

 話をきく姿勢は少しずつ作られています、

 本当に少しずつ・・・