2020-01-01から1年間の記事一覧

<1576>「垂れた手から、種」

今来たなり複数の線を見せ、、 あたしはそこから出たり、 また知らず知らずのうちに入ったりもしているようだけれど、、 なにがしかなかどうと伝わり、 そこへ入ったままのようにも見える、思える、、 そのままの姿勢で、出たり、入ったりすればな、 見えて…

<1575>「少量の身体を一声で掴み」

まだしもそこに、身体を付いていたのならば、、 ことばにせよ何にせよ、 盛んになって、そうか、聞こえてくるのに、違いない、、 違いないものが堂々とその場にあるよ、 あたしはそのものを身体に取り込み始めた、 はあ、なにと、なにと、柔らかさを持ち、、…

<1574>「世界らへんで、一緒になって」

一度そこへ歩を合わせたのな、そうだ、、 なにだ、なにだ、 私がよく居合わせた、、 なにもかも、を身体に任せてしまっているように、 そうか、物事を、知りつつ、 私が、よく晴れた、映像の中に放り込まれてゆく、、 だれだ、、 世界らへんに、一緒になって…

<1573>「肌の中に響く」

りゆうがあるだろうか、 なにが、、 なにか、理由が、あるのだろうか、 いいや、 いいや、、ただ、でもなく、身体にはまとまりもなく、 静かにひとつの流れがあるのでもなく、、 そのなかに、まとまってだな、、 りゆうが、あるのか、ないのか、、 ただのひ…

<1572>「私はこの人の声を通過しましたから」

あたしはそこの呼吸のなかに上手く含まれましたよ、、 いやはや、 十二分に染み通って、いるので、、 いくらもいくらも身体の中を過ぎてくる、 私はきっと、現実にそこの舞台を踏んでも、、 なるほど、ずっとここにいたような、心持ちでいるはずです、、 そ…

<1571>「初めて会うね」

さ、そこに立ちましょうよ、、 後残り幾枚も幾枚も身体があるという表現は当たらないのでした、、 また、新規に私が次から次へと生まれているという考えも、、 さ、それよりも、揺れ、 それよりも、ズレる、、 どっこい、どっこい、、身を、、がさり、がさり…

<1570>「肌が同じ景色へ近づく」

ものがあります、、 これに上手く入っていると、思いがちなのですが、 どうもそうではなく、 どこまでもそれは絡み、一体になって現れているところでした、、 日を繰るために、 粛々と、身体から溢れ出していく、、 その、ものの言い方、態度とも言うべきも…

<1569>「新しい精神の、呼吸の、泡」

畳まれた身体の、 畳まれた響きのなかに、、 このようにして、当たり前に住んでいる、、 いくつもの響きの仕方があるというのに、 このようにして、住んでいるから、 訳が分からないのだ、、 巡り、巡る、しざまがよく分からないからと言って、、 そのまま畳…

<1568>「無感、無音時のひと息」

先をそのままの姿勢で眺めていましたらば、、 わたくし、立ち上がる、 そのまま、見えていて、失せる、、 現在時に、無感の底に触れている仕方、さま、、 まだ染み通って来るまでに時刻の必要な、、 徐々に身体の方へ傾いて来る、、 印象を言い、 印象を歌う…

<1567>「無形の隙間から、長編時間が漏って来る」

点の位置に、普通の、姿形で、立っています、、 私は、これを、過去に見たことがあり、 過去に、見たことがある以上、ぽっかりと、 あたりまえに感じていました、 無空間、付け足しのないように、実際の肌で、感じていたという、訳なのでした、、 それが、今…

<1566>「砂っ粒の無言」

あたうるだけのことをあたう、そこ、 から、 ちょうど想像していた分、、 ちょうどこのようになって、伝うだろうという分が、、 いくらか、こちらに伝わるようにして、来た、、 のは、なにか、事を、静かに確かめようとする、、 確かめようとした姿のなかに…

<1565>「私は宇宙を踏む、、」

合わさるのもそれも承知だ、、 これに肌を合わせるのも、 なにせ、それは、幾層倍もの含みを持っているのですから、 いれば、そこに、当たり前に含まれていくはずだと思うのですから、 その、間際にいて、方向、方途、香の中、、 (晴れて、私は立っている)…

<1564>「ひとりの呼吸が繰り返すところ」

およそ色のはっきりとはせないところへ、どうれどうれと身というに違いないものを、放り出して来ました、、 それはおそろしい響き、 しかし、おそろしい響きには不似合いな軽快調のリズムで駆け出してゆきました、、 なにの響きがせる、そこを行きまわる、 …

<1563>「有限の時間の、肌の少し後ろ」

いくつの端、身体、有限時間、有限表面の、 さわだち、 に、直接手をいれていた、 は、(・・・はっ、)そこで、呼吸は、どえらいところ、 呼吸は、渦になり、、 いくつの端、絡めて、 ここへ、出来上がってくるのだ、、 どんなにだって、ここへ、出来上がっ…

<1562>「私はここの通路で何をうたう」

回り、回ると、そのまま、身体に付いてきた、、 回転の風景のところへ、、どうにも、浮き上がり、生きる、 生きると、どうにも、表面が、様々で、、 私は、ふとそこに立っていると思った、 立っている人からの声が聞こえる、、 なにか、ぼんやりと、呟き、そ…

<1561>「砂っ粒ひとつ」

もうそこ、限りなく遠方まで、 声が、小さく出て、またもまたも続けられるの、 を、、 ひとりでは聞こえる、の、かしら、、 ひとりでは、確かに聞こえた、 聞こえたままにホゥ、・・・、 ホゥ、・・・、 と、放り出している、姿が、身体のどの角度にも収まり…

<1560>「私はまた波の熱で」

明らかなものか、どうか、目に、映像のひとつ、映るでなしに、、 ふいに長い時間を、伝った、、 私が向こうから、それで、確かめるのです、、 それで、ありたけの姿勢を、そのままで、確かめるのです、、 次第に膜が、膜が来て、 過ごしようと呼べるものの、…

<1559>「呼吸のなかがわ」

この通過する、 ・・・、 この通過する、日の、なかに姿を見せる、 私は、いつまでも当たっている、 いつまでも華やいだ姿を見せる、、 なにせ、そのように陽がはげしいことを、、 どこまでも、感興、確かめているから、 私は、呼吸の姿になった、、 出始め…

<1558>「私は照明になり肌になった」

な、そうか、、あたしが響くと言い合わせれば、そこに、居る、 いくらも、なに、声になって、まずは、柔らかい、 線が張る、 びりびりと、時間毎、に、こちらの方へ、渡り、、 あ、そう、あの空間と匂い、 全体でなんのきなしに持っているもの、 もっと思う…

<1557>「はげしくかけたものが張りついて」

あたくしがはげしい名をかけているからと言って、 突然そこに生まれたりやしないけれど、、 浮遊、浮遊が続き、、 一体全体どこにいるんだと思わないではないけれども、、 言葉巧みに、、 いや、そこへ、ひとつの声の響きでもって身を置く、 ような形を見せ…

<1556>「混じる、外側、私、」

先行している身体をそれぞれに、持ち合わせて、、 私、混じる、、 いくつもの音がする、 いくつもの風景を抜けてきた音がするところ、 環境の、なか、 私は、踏んだ、 いくいくつもにのびやがり、 向こうへ、まともに伝わっていた、、 それで、ごとごと沸い…

<1555>「幾複層枚の」

たくらんでいる騒ぎから、は、このような沈黙、このような沈思は、どう見えているのであろうか、、 それなど、私に、分かりようはずもないが、 そのいちどの揺れを扱っているのだと思うと、、 なにと、なにと、、へんてこなところへ、迷い込んだものであると…

<1554>「肌の中の熱に」

与えたもののまえに、与えたもの、 重なり、なにと、いくつもの重なり、、 私はそれを、ある、内側から見ていた、 いくつもの身体の線、皺、上手く鳴っていて、、 伝える、それも時間の裏に回るような仕方、 私は長く息をする、、 そのなかに紛れ、筆致が確…

<1553>「生まれた頃から知っている温度の」

まるで外側、に、位置したところから、、 じやじやと馴ずむ、さ、、 (あ、遠くの、いちにんだ、という感覚が、ボウ、ボウとした姿で始まっていたことを、思い出だしたよ)、、 じやじやと馴ずみ、肌の辺りへ、うまいこと、 この呼吸などが当たっている、、 …

<1552>「晴天が何であるのかを知りました」

なにやかや、きいていると、これは、魔セイの上を通っているものだと、思われた、、 か、しかし、特別な呼吸法を必要としていた訳の、ことでもないだろう、、 そのまま膨らんで、 そのまま細部へ、随分と潜り込んで、来たものです、、 私は、いたずらに意気…

<1551>「熱の移り」

そんなにして、川の中、ぞうぞう、 ぞうぞうと、盛り上がって、こちらまで来ていました、、 こちらまで、うかがう、、 その一切の、、成り立ちから、なにからに、身体を容れて、、 ひたと見ていました、、 そのひたと見ていたものがぐいと近づいて来る、、 …

<1550>「駆けて膨れる」

その端に潜行する、 どうしたって出てくるのには違いないのだがな、、 どうしたって潜行するのだ、、 身体が、一番の膨らまりを見せるところまで来ている、、 ぶくぶくと来ている、、 ああ、そうなのかと、この端へ向けて歌っている、 歌いながら生まれてい…

<1549>「燃焼した一枚時」

非常に明快な、空気というものに触れていますと、 私の姿の、ほとんど全体が、、 風に混ざるまま、どこまでも浮かべて、 (ああ、非常なネの打ち方、はい、はい、どこかで申し合わせたように)、 どこまでも聞こえました、それで、 その表面で、少しの線で、…

<1548>「日に、呼吸を混ぜて」

確かにはっきりとした、日の、あらわれ方でした、、 私がいくいくつまでも身体の計算のなかにいれているか、 それは、はっきりとは分かりませんでしたが、まともにあらわれて浮かんでいるのを、眺めていたのです、 日に浮かぶ仕方、、 遠い冷たさのなかにい…

<1547>「暖色の息の日」

隙間に合わさって立っている、、そんなところで、リズムがする、 こちらへ散々聞こえている、リズムがする、 (ほ、ここへ、見事な旗を用意したものだな)、 なにが合わさる、、 身体のなかの枝という枝から、、 方向へ、どんどん、伝わって来るのさ、 そう…