<2941>「あたしはうつる、付き合おう」

 からだから言われたのね、、

 お前にはここの道だって、

 あたし、

 そんなことないわよと、

 ひとつひとつ応えていったけど、、

 どうやら、

 それもそうだけとは言えないみたいで、、

 いつもの回転や、

 あたしの仕草が、、

 不思議にここへかえる、、

 

 あたりまえにあった場所に、

 あたりまえに戻れなくなる、、

 私は、

 時間の回転だけを残して、

 ここにいる、、

 ここから先へ行く、、

 ここから四方へ行く、

 あたしは日の辺りを確かめる、、

 からだがくる、

 からだが先に行く、、

 あたしはうつる、、

 もののひそかな声のまえで、

 あたしはうごく、、

 うごく身体、

 うごく身体が、、

 あたしにはひとつの音だから、

 あいだで見た景色は、

 そうか、

 私はあそこに一年半以上行っていない、

 生活の場所だったはずのところで、

 あたしはどこ、、

 からだはどこ、

 私は自己を管理しているのではない、、

 何かが上手くなった訳でもない、

 付き合おう、

 何とも、

 過去であろうが、

 現在であろうが、

 未来、はちょっと分からないけども、

 付き合おうと、

 決めるとこからからだは出来た、

 

 からだは出来たばかり、

 あなたのようなところへ、

 からだは、

 生まれたばかりなのだもの、、

 あたしは、

 次第にひらいていく、

 次第に呼吸を深くしていく、、

 あたしの歩のはじめ、

 からだのはじめに、、

 まともな声を出し、、

 しぜんからはじまる、、

 このかたちを意識した、、

 意識したものは次々に生まれる・・・