<3195>「語ることは少し嘘だ/炎が育つ」

 全ての時刻が、

 私を目掛け、ふくらみ、、

 意図を剥ぎ、

 先頭から言葉をつくる、、

 先頭でたしかめ、

 あたしは形をつくる、、

 ますみ、

 まぢかで、、

 あなたにたずねられるもの、、

 あたしは死に、

 いくついくつと数え、、

 もののなかへ飛ぶ、、

 もの、うつろい、、

 私は底へ、、

 底から先へ打ち、、

 今もたのまれ、

 今もまだ先を読む、、

 

 今もまだ予報、、

 すこしずつととのえ、

 からだは時刻、、

 からだは驚きの器、、

 いくつも、

 その様子を読んだものとして、

 あなたはそこにある、、

 あなたは、

 訳もなくそこにあり続ける、、

 意図を、

 道を、云々しながら、

 語るとき少し嘘だ、

 しかし、

 その嘘に乗せられていく、

 語るとき少し過剰だ、

 しかし、、

 その熱でしかゆかれない場所はある、、

 あらゆる波を、

 あたしは様々な角度から受け、

 次々に増えていく、、

 次々に増えたことが、

 また波をまぜる、

 波立てば笑う、

 あたしは微笑む、、

 

 余裕を少し、

 緊張がふたつ、、

 生きていること、

 そして、

 どこに行くか分からないこと、、

 あたしは用意する、、

 ひとつの目盛りに、

 また液足していく、

 しらない場所に来る、

 炎を、

 しらずしらず調整する、、

 あるく、、

 からだすでにあつまってくる・・・