2021-04-01から1ヶ月間の記事一覧

<1705>「住居の味」

道を、そこに噛んで、、 何か、最初の味がする、、 何か、、移ったままの味が、 あたしはそれに加わり、、 最初の方面へ続く、 あれ、払い、払うのと、、つながり、 いくつもそこに見えているのでは、 私は、呼吸をさらに最初へ、、 道の、どこか深く、奥の…

<1704>「内的な、道の燃焼さわぎ」

投げかける声をのぞいて、 一切が、沈黙に、、 私はそこを行き、まどろむ、緩まる、、 ひとつの手の形、、 ひとつの飽和、 ひとつの燃焼さわぎに、そっと、帰る、、 あたしは内側がひらく、、 帰っている、、 しかし、ここは無際限でもない、 僅かな量でもな…

<1703>「日常」

持っている身振りのなかで、 何重にも踊りがかさなる、、 私は、すべてに当たり、 すべてを束ねて、この一歩とする訳だけれども、、 この一歩はどこへ行くにも軽く、 私がそのままの形で生きていることに、手を振っていた、、 私は、一滴で垂れて、膨らんで…

<1702>「私は零のさびしさに」

私は零のさびしさに乗る 私は零のさびしさに乗って、ただ 青色にたたまれた風景のなかに、 一刻一刻と生まれていくばかりである。 私は零のさびしさに乗る 零、さびしさ 私からは遠いところに、全部の身体が溶け込んで、 今の器。 これには全てが紛る これに…

<1701>「宇宙の夜に」

同じリズムではいないものに、 とりあえずは声を打とう、、 とりあえずは緩くなり得るところに、、 声をかけて、まわろう、、 まを、 まを、大きくしたところで、 大袈裟に打とう、、 そうした、日常の声に当たり、 身体に、形式的な宇宙が生まれる、、 私は…

<1700>「点の記憶、道順もなく」

全ての音が止まって、 私の響く音だけが続くところ、、 通路は暗く、、 ひとりで、あたたまり、嬉しかった、、 「私は、どうしてここまで来て、やわらかくなっているのだろう」 戻って来る人の声を、 身体にいくつも張り、、 子どもの頃の、 道順が抜け落ち…

<1699>「私が生きているのは本当でも嘘でもないと思う」

あたしは身体を持ち上げて、 そこへ、置き、進める、、 どこへ移っているか、分からない、、 ただ目の前には、移れるだけである、、 移っていくまま、 身体のなかで、、うん? と、疑問に思われることもあった、 あ、陽が出てきた、 という、言葉のなかに住…

<1698>「進み増えるごとに」

いつとはなしに諸方へ、 明らかなしざまで、、 明らかなうたいを寄せる、 寄せられた身体、、 打つ、ひとりの日、どこまでも接近しました、、 身体を、同じように、、 私は、どこまでも吹いて、 どこまでも回転しながら、、 あれ、どこを歩いているのかしら…

<1697>「ひとのさびしさの外に」

あれは誰? 私は激しく騒ぎ出すものの、方途の、なかにいる、、 誰だ誰だ、、 喚起して、喚起して、 今そこに生きたものが、、 今そこに生きたものが、 はげしく掴まって、、 もののあいだを辛うじて渡っていくのの、、 姿を、瞬間を眺める、 いやに今にきこ…

<1696>「車両に放られて」

過ごしていたところをどうもまっすぐに、、使い、 あとは空白、あとは普通だった、 どうも似ている、時日に、、 お互いを容れて、そのまま、喜んでいるの、、 喜んでいるところを、容れて、、 電車に乗る、 車両には、私がひとり、、 そう、ちょうどこういう…

<1695>「同じ場所に声を掛ける」

そこへ向かう言葉などが、差した、、 ただ手で払うような振り、、 時刻を必要としていた、 同じように、線を引いてきた、つもりであったが、、 なんだ、これは、、 どこからどう流れてきたのか、見当も付かない、、 それ、それ、道の端で、 小刻みに揺れ、 …

<1694>「知らないところへ運ばれる」

私が呼吸をして小さく帰るとき、、 そこにいて、ひろがる、、 身体を積む、そこに複数になって、きこえる、、 ひろがる、ズレてくる、、 全てにいる、 ただそこに流れているものに乗る、、 私が、時間に柔順になると、 時間はあちらこちらに増えて行った、 …

<1693>「経過」

それはまたどうしてここいら、内側に当たり、、 名を通して、 こちらへ迫って来るのだろう、、 こちらへ迫りながらも等しく心地良く、、 私はそのなかで静かに呼吸をする、、 届く、届く、、届く、 いちにんの揺れざまが外の空気と別々であるはずがない、、 …

<1692>「日時の所在」

日が差してから私は生まれて、長かった、、 遠くの手合いの、ところ、、 順当に歩が転がる、運ぶ、、 自転車を、ぼちぼち、転がして行きましょうかという、、 響きが重なり、、 そばへ、そばへ、、乗りながら、移っていった、、 私は、景色に、分かれていっ…

<1691>「難儀する」

難儀するな、あ、あ、あ、 とにかくここに声が当たるのだとして、 潜っていく、 当然のように伝わってきましたね、 当然のようにひろがりながら、、 それぞれの、方向の、 それぞれの、道行きで、、 全方位、難儀するなあ、あ、 とひとつの声で、伝える、、 …

<1690>「知らない車が通って」

おそろしい、 と、内側に回転する、 複数のもののまなざしを、見ていた、、 それは遠くからかかり、、 今に放られたまま、 かたん、ことんと、よく転げ、よく響き、、 そこへ、近付いて来る、、 私がそこに生きているのであれば、 非常なさまをそこに集めて…

<1689>「揺れている」

揺れている、おそれている、 始まって、 私は何をおそれているのか分からない、、 ただに揺れているところ、 そちらへどうぞ、 そちらへどうぞから、まごうことなき、揺れて、、 たくさんに、その続き、 こちらへ、ひどく、輝き、、 私に肌居を見せながら、 …

<1688>「空白の一瞬間」

身体からまた同じ速度で渡っていくのの、 全体を、 見つめて、そのままで来た、 同じように含み、反応した、、 同じような手合い、、 言葉が、間近にありながら、、 目のまわりを、すばやく駆ける すばやく駆けたものの全体を静かに確かめるようにしていまし…

<1687>「日時の上を歩く」

私はここの呼吸を上手く携えて来た、、 果たして、よく見えた、 馴染みの姿が、、 今に裏に現れたままで、ぼうっと、 浮かんで、、 あれ、あの、確かにそうじゃないか、 という声を、あてるところで、やめ、、 こんなことはうちにしまっておこうではないか、…

<1686>「踏んでいく、巻かれる」

あたりそうなの、なぜか、当たりそうなの、 え、どうして? 分からないけども、私には、そういう気がする、、 そういう気がするって言われても、困ったな、 なにで、なにで困ったのだろう、、 僅かずつしか挟まないのに、 挟まないままで、まっすぐにこちら…

<1685>「色が」

あたしの水の、ちょうど底に、含まれていくときの、 一斉のリズムが、 当たる、当たる、、肌やなにかから、もう一段となか、底、そこへ、揺るぎながら、下がり、、 今にその声を放るでしょう、、 到達したところから、その声を、、 今にちょうど至ろうとして…

<1684>「さわざわしい」

さわざわしい響きのなかに誘うのは誰なんですか、、 私は、歩をそこへ止めて、 まともに一音の強さを感じていましたけれども、、 続き、続きの表情からなにから、あらわれるまま、 のみこまれ、のみこまれ、 そのなかで泳ぐ、、 そのなかで渡りを自由にかけ…

<1683>「波の線の日」

こんなところにひとつのあたいを持っていたのか、、 まったく気が付かなかった、 私は自然に生起するものの、流れの方向へ、素直に同じゅうしていくことにした、 すると不思議にも穏やかになる、、 いろいろで湧いているには違いがないのだが、 はるかにひら…

<1682>「無感動人の困惑」

あれをするなこれをするなと人に枷を掛けるのがたまらなく嫌だな、というところがあって、組織というものは何かそういう性質を持っていて、そこのなかにいれば協力が求められる訳で、さてどうしたものか、、 困ったな、困ったものだ、 たまらなく嫌なこと、…

<1681>「あいま」

やがて行方がどうだという声もききあわせて、、 ここいらに放る、 放る、放る、、 ぺちゃ、、と、水分でついて、 長い時間が経った、、 長い時間が経ったところにいるのか、、 穏やかでないとしたらなにになろ、 不安心の、中心にいて、 当たり前に表面へ浮…

<1680>「容れる」

あなたそっくり、ええ、出来るだけ、、 身体のなかにふくみたいと思います、 当然の様相を持ちながら、ですが、、 燃料になるものかしら、どうか、、 そのままで一度放り込んでみますね、、 どんなものだろか、 なんてことだ、困ったな、困ったな、と思って…

<1679>「夢の風」

あ、泡です、泡ですね、 上手くその泡のなかで眠っていましたが、、 徐々に徐々に増えてきてぱちんと弾けたところでした、、 なにはともあれ、そこに、、 実際に含まれていたところでした、、 ね、響きをきいて、 あれ、あれ、あれ、、 どんなだろ、どんなだ…

<1678>「過剰」

ひょっとしたら、私はこの中で、生まれ過ぎているのかもしれません、、 生まれ過ぎたから、次第に紛れて、 それぞれで、時間を立ち上げ、、 あちこちに、顔を出すものと、見えます、、 だいいち、声がひろくあたり、、 そのまま、ひろがり、ひろがり、、 様…

<1677>「連想」

身体からなにから順当に放って、、 その先、ひとつ見たような、 響きのかたまり、、 いやネ、 ごくごく簡単に生きていますけれども、日、一日が、ダイナミック、、 あの、一日が全てだと思いました、、 いや、一日には、全てがあると思いました、 遠い時間に…

<1676>「なにかがない、またどうしてもある」

ぼあぼあするな、いっかなものも、まあ重なって重なって、、 ここへ連れられて来たな、、 どうしても、生きていて、 あ、そのしぐさのままに、重なると思えたから、、 静かに生きていたもの、、 静かにまわって過ぎるものの、なかに、、 染みて、含まれて来…