<3192>「現実灯」

 からだありえ、

 ひとつしみ、

 みずからふるええる、、

 どこへ行く、

 どこへ届くの、、

 私はかいさい、

 ひとつの道へかえり、、

 しずかに身を預け、、

 現実灯、

 ゆっくりと揺れる、、

 あたしいくらも水を待ち、、

 さなかに、

 身体あつめていく、、

 身体ふくまれていく、、

 あたしこぼれず、、

 その道のなかにいる、、

 

 あたらしくはらうのを、

 その外に、

 はっきりと見ていたいのに、、

 誰が知る、、

 誰がものの遠いなかへ来る、、

 私はしりえず、、

 過去からだの、、

 わずかな表情の変化、

 わずかな記号の変化、、

 私はひとに知る、、

 ひとから全て、

 出会うものからすべて、、

 順に含まれていく、

 その姿形が見える、、

 はっきりと、

 まずまとうめいになる、

 その存在がどこか、

 からだのそばにつき、、

 からだかたちになりえ、、

 ひとつくずれる、、

 ひとつまた道つかむあと、、

 かたちながれる、、

 ながれる音、、

 ものはぜる姿、、

 姿ひとりあり、

 姿ふたりあり、、

 

 なかにうかび、、

 そろそろとすごしたあとの、、

 あなたの光景と、

 ずっと見えている、、

 ずっと存在している、、

 そこにからだかぶさり、、

 私はうごく、、

 私はあるきつつ、、

 ここの場所へさがり、、

 みをつける、、

 みをしらさずにつける、、

 あとへさがる・・・