2019-05-01から1ヶ月間の記事一覧
ただなくす 名をなくす あなた名前で呼ぶな、 そとがお、 うちがお、 陽気なふるい、、 色(イロ)を見る、 長い、長い、 あらはれた、、 語られた、 なぜか、、染みて、、ことが問え、得(う)ば、あらたな、 まどい、 結える、結える、 あたらしく棲む、 …
夕枯(ゆふが)れ、 きりのない、、 あるいは街路の自然から、、 のちの呼気の湧き出す、 ただ慰めに追いかけた一言(ひとこと)の、ただ潤(うるお)はす、 はずれて、、 からの息のなか、、 あなたを見つめる、 あなたが弾む、 ひとの一切、、 隠れたえく…
お葬式の在る風景を おひーさんがいつもより緩やかにゆく きゃらあ きゃらあ ぼだい ぼうだい ぼだいおん おんおん ま、さらさら あたしは遺骨 ただの温度と隣り合い転がるのを眺めていた、 煙とともに過ぐ、、 うたぼだい はだしの車、 窓の隅にひととき華…
たたらたら らたたら ふいごう ふいごう 一途な、 あきらかにばらばらな、 ばらばらな、 火の粒は優雅 あなた あなた目掛けた それは過去ひといきのいのち さわいで溶かしたあの粒の、あのひとりでに はだかどうぜんのヒがあなたの鼻先、鼻の先へ、ひとりで…
暗くなる、、 こっそりと、 さわりさわり、 と、 この時間、 覚えずわたしだけが目になってしまった、 覚えずわたしだけが朝になってしまった、 色(イロ)のない朝に、一言(いちごん)の困惑とただよう、 ひとは寝る、 寝ているさまはおかしい、 寝ている…
澄み、さわぐ、 嘘と一緒に眠る、、 燈下、 燈下、、 、、、 垂れ、 はハ、ハは、ハは、 葉は、 騒いだ、、 ためらい、 その汗、、 滑らかな、、 肌色を読み、 明日(あした)は過ぐ、 気(け)取られない、 あまりに晴れていて、気(け)取られない、 うず…
本意気でさらってくれ、 過去どこまでも立ち姿は綺麗なのだから、、 喉に蓄え、どこをも空気のゆく、、、 静かなあなたが、逃げも隠れもせず、、ただに耳を寄せている、、 あなたはあらゆる角度から見て新しかった、 わたしは、わたしの空(カラ)の箱のなか…
それは、その角(かど)は、 はたして、 不慣れな指の示す、 風向き、 色(イロ)とりどりと、 またぐ、またぐ、、 ひゅうひゅう、 ト、、 あたしが晴れを見つめる、 あなたがひらく、、 鳥の匂いがする・・・、 チッチッ、 さらり、、 ふるえながら、 画面…
緑の鞘、 緑の鞘、 ふいに巻きつき、、 あたしかしらん あたしかしらん その冴えわたる、 見事な溶解、 溶解、溶解、、 あなたがたは死ではない、 ならばなぜ、 ならばどのように、 外は風、 ものは無判断、、 わたしは一言も発しない、 おそらく固まる、 そ…
はたり、 応答、、 声は絡め、 あなたの味、 ひとしめ ふたしめ そは些細、 ひたいの接近に、 酔(え)い、酔(え)い、 して涙、 あなたはかずえる、、 日(ヒ)は不気味にてらりてらり、 あぶらは跳ね、 まごつき、、 まごつきは一度、 いや二度、、 影が…
さらうさらうさらう、さ。 ものはものはものは、み。 言(こと)と言(こと)と言(こと)と、ぎ。 ひらたい、、 いと、、、 また会いました、 また会えましたね、、 うるささはまた明るさもまた、 ただ、、ただのひとつ、 ことけ、、 たれたれはたれ、たれ…
ふうわりと過ぐひとみ、 この壁一枚の真暗な夜に、 わたしはどこを吹こう、わたしはどこを吹こう、 それはすみやか、 それは恥じらい、 それは、まだかまだかと差す光、 濃くのび、また言(こと)が、ひとを過ぎてしまう、 まだかかる、まだかかる、 まはだ…
あなたがたの、こくと飲む音(おと)、 静かな耳になり、耳はまた静かなり、 わたしはかわき、わたしは窓の外へほされる、 ただ吹いてみただけという、風にしても、今はただ吹いてみただけという・・・、 小川のそばで澄み、わたしはそのリズムを知っていた…
かんたんなこと かんたんなこと そう ね うん かんたんなこと は 難しい そう ね うん 難しくないの? かんたんなこと は かんたん そう ね かんたんなこと は いろいろのものが混ざる 混ざる 混ざる そう そう かんたんなこと は 不安 不安 不安 不安 は い…
経て、経て、よろめき、 あさて、あさて、わたしははばかる、 眼差しの線の先、ただのはだかに、 ひとの踊り移ろい咲き、透明な熱、 わたしは凱歌、 たれかただの困惑と言う、 困惑と言うなかれ、わたしは凱歌、 あなたは進み、あなたは踊れ、 街の先に喉を…
ある日、そこの角(かど)を横切るのがわたしだから、わたしは小さく跳ね上がる。 わたしはそこへ小さく踊っていたのだよ わたしはそこへ小さく踊っていたのだよ 何色のひるがえりが・・・? 見もし、かけあいもした日(ヒ)の、涼やかな姿が? 特段、歩行と…
日(ヒ)はさくと触れる。 お前もよろしく、お前もよろしく、 ただのいちほにも流る、 流る、しばらくすみ、流る、 ただのいちほに静かに寄り添うとき、 お前はいない、お前はいない、 窓枠がずれ、思わず風、 あたしの知らぬ、 あたしは裸(はだか)のまま…
まだあどけない身(ミ)、 ひとの姿を縒り、ゆくあてはただ裂けている。 歓声と歓声、して溜め息、ひとはまた拾い、 高濃度のさけび声、 高濃度のざわめき、 幕間(まくま)に果てしなく、声の駆ける・・・、 君はけむたがり、ただ足元を見る、歩(フ)、歩…
鳥はどこへふる。 あなたは緑色になって訊ねた。 小さく渦のなかに、濁って鳴るもの、かねてより掬うひと。 水面は恥じらい。あなたの頬が映る。 あなたは掬う、静かに染み、軽々と放たれていった。 ひとはいつか、はばたきの予感のなかに眠っていた。 徐々…
その場にひとりでよろめいて。 かけた言葉は外を過ぐ。 香りをひと跳び、ふた跳びすると、巡る、巡る、それはいつか、あなたの記憶か。 真黒。外は真黒。 あなたの記憶の横、花はふる。 あなたの手を音(おと)もなく過ぎて。 見える、ひとは互いの歌に乗る…
ひとみの逸れて・・・。わたしは夜(ヤ)、、をおぼろげに見た。 そこではどんなにか跳ね。 そこではどう見ても雲。 ひとみは言(こと)を垂れる。また雲のかげに隠れ、それでも差すこと。 ものは移り、誰も止めていない。 円を描(カ)き、円を過ぎ、ひとの…
こは通り。あなたは風。あなたに振るわれて良かったと思う。 うるみ、まとわりつき、ひきりなしに吹く、吹く。 ふぃ、ふぃ、ふぃ。 大声、冗談と、からかぜ。あいだを澄み、混沌と、振舞い。 窓の隅をとろけて、いでた。ものはハッとして消え、ものはハッと…
駆けた。 おとははずれる。おとはブレる。 全部、になるまで承知しない。と(トトト・・・)。 わたしはあちこちに散らばる。散らばる。散らばり、自在に動いていた。 ありたけの声の染みゆ、ありたけの声の染みゆ、夜空は、わたしを細胞膜にする。 ひとの移…
目の端(はた)に光る、ひとは読む。 思うさま揺れる、ひとは過ぐ。 湧くものと、その先に控えるもの・・・。 ひとは溢れる。横溢の名のもとにわたしは乱る。 身垂(みだ)る、身垂(みだ)る、身垂(みだ)る・・・。 ひとは弥陀。それぞれの手のなかに一切…
猛然と過ぐ。途方もない眺めを意図したあなた。 けわいの底に隠れてい・・・、シンボルは鳴る、鳴る、鳴る。 中途へあなたが香り、ひとが喰らいつく。 わたしは新しい膜を過ぎ、ふらつき、ようやく息を継ぐ。 そのままの明かり、にひとつの焦がれ。 そのまま…
ここは道か。あなたがさきはうただひとつの道か。 ひとりでに道の、香りかたへ細(こま)く揺れる。移す。 意識が鈍色に、鈍重なその眺めに重なり。 ひとつのかどを過ぎ、ひとつの煙たい意識のなかに花は匂う。 わたしを小さく隅に移す。虚ろなままのなかに…
たれて交わす。まだらなヒのなかに進む。わたしは追う。たれ言(こと)をかけるのかも知らず、追う、追う。 あたら涙、ひとはこぼし、触れるけわい、は、何度となく知る。語らいは続く、増えていく。 ものがわたしの顔をなぞり、読み取る、は、微細な雲。雲…
空っ風のあたる・・・。わたしはさむしい、鳥の声の踊る、めまえにまた風が吹きつける。 ひとはそこの角(かど)に触れる。もたれかかり、意図は分からないまま・・・。 過ぎる、過ぎる、過ぎる。切り貼りされた混乱についてゆき、色(イロ)は惑う。 わたし…
ふかくなるヒ、の背後に走る。 全てに溶けていた。全ては訳(わけ)もなく手のなかに収まっていた。 お前が語り、お前が眩む、場(バ)は緊張するほどなにもない。 照らされ、映り、やけたヒになって遠くまでのびている、、すると、お前は新しい。 得体の知…
あの人。それは朝と呼べない。 名指すと、裸体は浮かぶ。それで過去と呼べない。 眼差しは、いまだ線にならず。声は聞こえない。 しびれる。これが、ひっくり返されたあとの、あっけない静けさだろうか・・・。 わたしは、吐き出されたものになる。吐き出し…