あまりに簡単に、
からだがひらいてしまう世界で、
ひとつのさびしさとともに、、
あたしは、
ただの空間を行く、
ただ行く、、
私はまだひそかに、
からだに集まっているけれど、
私は声を、
順番にきいたままで、、
それぞれの景色の延長へ、
それぞれの物事に、
はっきりと当たりながら、、
からだがうまく集まれる、、
あたしからして、、
ただつながっているだけで、
管から、
あなたの生活や、
記憶にかかわるところが、
随時、
育っているのを見ます、、
それはなかに入り、
しらない記憶の形をして、
しばらくとどまります、、
しばらく透明になります、、
それはよく揉まれ、、
ひとつの熱の姿になったあと、
あたしの肌に落ち、
よく記憶になります、、
あとどれくらい、
これは記憶になるだろうか、、
あたしは外へ走ります、、
記憶は後景にしりぞいて、、
あたしは、
この辺りとひとつの姿になり、、
しずかに動きます、、
しずかに流れています、、
ええ、ただ、、
身も葉も青い、
全ての景観に、
内自、あたしは育ちます、、
おまえがここに存在すると決めたこと、、
存在からこたえが返ってくること、
あたしから先へ来ること、、
どれも、、
ひとつの記憶のなかで、
穏やかにはじまることだ、、
だれかの手のなかに、
すすんではじまることなんだ、、
ながれがふえるまま、、
からだがはいかいするまま、、
あたしの身体の粒が吐かれて、、
しらない土地に、
記憶を生むまで・・・