2023-09-01から1ヶ月間の記事一覧

<2711>「あぶらを流し込む私、これは骨だ」

なあ、骨のあたたまりだよなあ、 あれはさ、軽くて、、 どこまでも無言で転げていくんだよ、、 なあ、その身、 その水、、 その皮膚の辺りに、 あなたもまた、住んでいるように思うぞ、 私は、そうなんだ、、 これは果てなどない、 なあそうなんだ、、 お前…

<2710>「未踏の層へ、骨へ、」

ただはたらきのなかにあれよ、 あれろ、あれろ、と、、 私の身体のなかで波立てる、、 いつまでもその底を吸い、 身体は次々に出てき、、 あたしはいくつもの方途、 いくつもの煙を噛む、 さわる、、 すでにほぐれてあなたのなかだ、、 すでにからだがあって…

<2709>「夢が、現実を見つめている」

ただのかたまりが、、 うん、 いまひとつのそのかたまりが、、 さがって、 でるのじゃないか、 そうじゃないだろうか、、 おい、 あたしはその静かな面に、、 あなたの呼吸を迎えている、 いまここにあるものが、 まったく沈黙して、、 あたしのなかで、どう…

<2708>「からだを水のなかへ植えよ」

なにをあたしはかためているのかしら、、 それからしらない、、 あなたの方向からまずもって笑う、 どこからか、、 あなたのすじがのびてきて、、 こころのなかにまとわりつき、 声をしたら、、 なにか、 どこからかたまるのかしら、これは、、 あたりまえに…

<2707>「あたしはふらんしてほどけて全て吸い」

なにがあなたをおしたの、 ねえ、 なにがあなたの身体を教えるの、、 吹いて、 吹いて、 吹いてくれろよ、、 な、 そのあたりに散らばるに違いはないんだ、、 あたしがそばで、 声をきいたって、、 あなたはただ、 この場所でふるえるに違いがないからさ、、…

<2706>「からだのはじまりがきこえるか」

あなたはからだのなかにしかきこえていない、、 その、 しずかな棒を持って、、 わたしのなかからきこえてきたものは、 どこか、その、 棒のなかほどに、附着する、、 しずかに、いちいちが、 そこでとまり、泡を立て、、 いちごんいちごんする、 ええ、 あ…

<2705>「遠くの、暗いところへ潜るから」

なまえをさせろ、、 おい、 そこから私の響きが垂れてくる、、 おい、、 どこからこれは垂れてくるのだ、、 こちらを向いている、 おい、 私はどこからも、含まれてくる、、 行け、行け、 なかへ入れ、、 はじまれ、 私はその姿のなかに、始まれ、、 それは…

<2704>「底部から声を寄越せ」

通して、、 あの、 からだのあたり、 はみ出ている水が、あるあたり、、 あたしはとうに、 その場所へ、ヒを寄越して、、 私を使う、、 私はそれぞれのもののなかで、 笑う、 しかし、おそれている、、 現実のこの、 淡々とした歩み、、 あたしはどこだろう…

<2703>「なかにはなす、液、身、」

また、あの、同じ声だ、、 わたしの、トオンに重なる、あの、 みながそこから出る、、 みなが増えて行く、 あたしは、その、からだのなかみたいだ、、 わたしは膨れ、、 しずかにその場所を求める、、 あ、 今あなたのなかみたいだ、、 どこに、 どこにかぶ…

<2702>「しびれた身体を作る」

あたしが身体を知らないように、、 今も、 まだ分からないことのなかに、 その生きてくる核の、 からだのなかみがあるように、 私は答えていた、、 私は、長い、 その勢いとして生まれて、 その場所を、横切っていた、、 ただ身体が溢れた、 私は、知らない…

<2701>「おくれて、潜るものの声のした」

マタア、が声を出し、、 あたしはその声の振るしたに、潜る、、 潜っているものの、うれしさは、 潜っているものの、かなしさは、、 今はここ、とばかり、、 身体を合わせる奇妙さは、 私はその時間へ向けて、、 低く、低く、呼吸をしていく、 身体の体温は…

<2700>「肌のなかへ垂れ下がる紐」

私は肌より静かであるだろうか、、 ここに、 各々の記憶が、合わさっているのを、感じ、、 なおもこの先、静かであろうか、、 ね、 動いているんだな、、 あなたは別れを告げない、、 私は動いているだけだから、という、 当たり前の身振りで、 ここへ集まっ…

<2699>「興味はあって、興味がない」

私は、魂の深さみたいなものを、本当は重要視しているのかもしれない。 そういうものは、なんとなく恥ずかしいし、ださいので、全然そんなものは重要視していないような振舞いを反対に、今まではしてきたのかもしれない。 yutaro-sata.com 何故、付き合うこ…

<2698>「溶けた、見た、見た、液だ、」

あたしの噛んだ、、 あなた液から出た、、 どうしてこんなに小さい、、 あなたの身体はここから、どこへきこえるの、、 あたしは丸い、、 あなたの手を、握る、、 あたしはこの場所から剥がれていく、、 何故、 汗をかいた、、 あたらしい肌のなかに、あなた…

<2697>「わたしの部屋はどこなの」

なにが肌に付くのだ、、 なにげなく、触れえた、、 あたしは違う記憶、 私が、ただ、、 ここに挟まり得るのを、知る、、 知ることで、ここは、 無限の呼吸に向かい、ひらかれていく、、 私は、ここにいて、、 無限の呼吸の、入口になっている、、 通路は、ど…

<2696>「底、光が、作らせる息」

土台それは先の方へ、 確かに着くと思われる、、 あたしは困惑しているのではなく、 その重みを、 感じ始めて、いるのではないだろうか、、 それであたし、 それであたしどこからこぼれるの、 うん、 こぼれていくのはこの水の表面、、 あたしはそれから内部…

<2695>「緑のコミュニケーションは想う」

おなかのなかに溜めるのだ、 え、 あたしの息、、 あたしのその物事の使いよう、、 速度、全て、、 おなかのなかへ渡すのだ、、 急に生きてきた、 ある、一点から、、 その熱が入り、 私は、急に生きてきた、、 水も熱い、 ああ、 私は熱い水に触れて、 どこ…

<2694>「心が躍らない場合は」

自由恋愛というのは体のいい嘘だというのが率直な感想だ。 といっても、それは、 「自由に相手を選べないじゃないか」 という意味で言うのではなく、 「恋愛は自由であるというように見せかけて、実は半強制的なものである」 というのを私が常に感じ取ってき…

<2693>「どこからのその両の手だ」

あたしはそこに声をついて、、 なにから来る、 ものがたくまれる、、 ものがはこばれる、 私はいくつもの印について、、 からだを、そとへ、、 しずかに放りながら、、 長く、生まれて、、 私は入る、、 私はその、見えている景色のなかへ入る、、 私はひら…

<2692>「匂いが足りない」

今はまだしらない、 はだのなかが誰であるか、 俗世が誰であるか、、 私はひとつも知らない、、 私はかげに紛れ、 ただ、 ここからあらわになる、、 あなたはそこにいくつもの光を持ち、、 まだしらないと、 ひとつの音声を残す、、 その揺れは、、 僅かであ…

<2691>「体表の、なかへ住もうとする」

しらない、混ざったの、、 わたしの身体のなかなの、 どう見ても、 これは私にはそうだ、、 私にはこんな時刻しか、、 そして、速度、、 あたしをどんどんと見つめて、、 先へ、 先へはいる、、 ものの先へ、 あたしが語り、ひらきながら、、 ものの先はどこ…

<2690>「裂け目と夜の道」

私は異様な人間である、、 しかし、 異様であるなどと、 自身を形容することが恥ずかしいぐらいには、 生活は当たり前である、、 それで、 私はどこにも異様なところなどないと、 考えていたりして、 どうしてもまた、 普通の生活に隙間が覗くと、、 一体こ…

<2689>「あたしはなかだ」

まだ、あたるままだ、、 このジの、 しずかなからだがさせてくれる、、 ものだ、なかからだ、、 私は、来ていた、、 あとも、なにもなく、、 あたしは来ていた、 ここが、どの境界なのかもしらず、、 なかへ、なかへ来た、、 ものが増えて来た、 あたしのな…

<2688>「底のなまの水へ着け、干すから」

ただまだそこ、、 ただはらのそこへ揃へ、 あたまからなにから、 動きからなにから、、 ただもうもった水のそこへまっすぐに、 あなたがた、着け、、 着けば声のひらく、 ものも どの水あの水などと問わず、 なんでも、 いくらでも入ってこい、、 わたしはど…

<2687>「波になる、水になる、手の中になる」

あたしはその水のありかを記憶していた、、 ねえ、 どこから漏るの、それ、、 私にちょうだい、、 私は少しずつ濡れていった、、 私には表面があるのかしら、 ねえ、 どんどん含んでくれる、、 知らない場所で、 まっすぐにほうけている、、 この私の姿です…

<2686>「あなたの少年は」

わたしはいくつかのその、 弱く、 こわれてしまいそうになるものと、 全くの無縁ではない、、 しかし、 私は層が増えたので、、 そのそれぞれを、、 呼吸が、真っすぐに通過していくのを、、 当たり前に感じ、、 この場所で、落ち着いていた、、 どうにか、…

<2685>「あたしは生むから、水を含んで」

僅かな隙間に手を置く、、 あなたここのところに、 液を、液をくださいと、、 そう、しずかに言っているのだが、分かるか、、 ああ、きこえたな、、 ここにはそうして、、 いくつもの水が集まった、、 あなた、 なんとも遠くから、、 私は光線を受けた、、 …

<2684>「骨を下ろす場所、ひとつの界」

しらずにあなたに語られる、 その細い不気味な糸の話を、 私は水が、ひっかかるように覚え、きいた、、 これはどこから私をほどき、 記憶を投げ、、 ここに来たの、 ねえ、これは、どこから来たの、、 私は、その信号の、 いちいちを眺めていた、、 どこかか…

<2683>「さて、どこへだろう」

その身 その振るえに、 今、気がついて、、 私はどこまでも動こうとする、 この物体を、 少し遠くから、眺めている、、 私に、この時間、声はない、、 いくらもさわぎはてたあと、 その声は、、 私はここにもふたつ、 確認すべき声の世界がふたつあると、感…

<2682>「内界と亡霊」

あたしはそう、底にあるの、、 つたない通路から、 歩を、 ひとつひとつ進めて、 ねえ、 あたためられてきたものがあるの、、 ね、 ここの時刻は静かでしょう、、 あたしのからだのそば、 うん、 次から次から漏る、、 私は、 その水の流れを前に、ぼうっと…