2021-01-01から1年間の記事一覧
僕とあなたは暗所に居ました、、 このなかで、 なにやらカードだか、おもちゃだかを見ていて、 ここが暗所なことを、 気にも留めませんでしたね、 あなたのお母さんが、 静かに台所で何かをしている、、 僕はその背中を、 遊びの熱からそっと逸れるたびに見…
次から次へと鳴り、、 今はどこなの? と、静かに言う姿、、 私はどこか遠くから、 ひとつのしるしを見て、 ふらふらとここへ出てきた、、 どこかから漏れてきて、 私はいた、 私は身体を持っていた、 潜行的になったのはいつからだろうか、、 複数の声が当…
しるしのなかだな、 かたがたが、外へ来る、、 いつとなし、それは、沈む、 肌へ来る、流れる、、待っている、、 私はしらずしらずこのはてへ、 小さく手を出さしてくれ、、 あられたら、あれ、ホ、、生まれた、 私は過ごす、 からだから続いてくる、ものご…
あれは声をタガエテ、 まっすぐに、ここへ、絞られてくるのだ、 誰か、 まっすぐに歌っている、 身体をタガエテ、、 ただ縦に響け、 そこにはえるらしい時刻の、 まとまりのなかに棲み、、 粒ひとつで回転している、 ねえこちら、 ねえこちらを向いて、ほら…
あ、挟まるんだな、これは、 どこの道を通ったのかは分からないんだけれども、 過ぎて、およそ、 このはたに生まれた、、 片方から、宇宙が来て、、 なにだ、ひとり、晴れて、、 その目論見のなかにいる、 なにと、ひとつ揺れて、、 あなたはここの隙間、 あ…
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平面から、 まくろな姿をあらわして、、 私はそのかたんとした長い響きのなかに、、 紛れる、 あ、ここで生まれたことは憶えていない、 ここはちょっと前まで森でした、、 どこからきこえているのか、 それは森でした、 静かに染みていく、ただのあなたの声…
ほどけていたな、、 周囲で、 えらく、声のはじく、 私は種の後をつけていた、、 いたく呼吸の絡まるところから、 ひとりで、漏れて、出たのだ、、 わたしはその円の手合いに触れ、、 久しく触れていなかったものに触れえた、人間の手つきで、 ここへ、挨拶…
かたい命のはしを直にその手で触っていた、 お前はその様子のなかで、 ただ、湧いているのを感じ、 ああなんだな、と、ずらずらと出てきたのだ、、 そこに通る声と、 まともなものさしと、 ひとの熱にふられてゆく姿・・・ あたしのその姿形、 なにを通る、…
あつい・・・ なぜ、この格好をして、 私はここに来るのか、、 てんから、ばらばらにひらけた、 あなたのリズムがもう、そうなっていた、、 食べた、 あるものを食べた、、 わたしはこえの増えるところ、 知らずにそのまのなかで熱が増え、 蒸気が増え、 ひ…
あ、まだ混じれたな、 こんだ呼気のすぐに流れ、、 その境へ、 あたりまえな姿をして、、 入ってきやがった、 あたしはじりじりと音を立てて振るえる、 その線に、 まともに挟まろうとする、 ながいヒのなかに浸かっていようとする、、 はれ、はれ、、 いく…
あの端の声の、 まうしろにさがり、今はただ構え、、 私は割れていく、、 すざまじい速度だ、、 剥がせ、剥がせ、剥がせ、、 声がきこえるのかな、 あれば振れるものの姿の、 知れると見えて、、 またあたまのなかに繋がる、、 なにだ、時刻が湧いたか、 ほ…
ただあたまのなかに、、 ひとつの映像だけを残して、 私はそのまま踊ることにしたよ、、 はい、はい、、 呼吸などがそこで、激しく割れて行きながら、、 はい、はい、、 私はその感のなかを探る、 はい、 なにだらその時刻だら、、 はてで私を浮かべて、 ど…
みんな白く浮かんだ、 行先などどこへなど、 私は地の方で指をかきましていて、 その時に過ぎる、、 からだのなかに熱が当たってきて、、 ひどく、誘う、、 私はこの方向に傾く、 ええどこかへ、 ええお帰んなさい、、 あたしは違和の印を受けた、、 ここら…
探してくれ、 今そこに挟まって、あふれたままになっていること、 探して、 遠くを見て、 今そこにさわぐものとしての、 この大きな身体を、 案内してくれ、、 あたしは身体が進み、 どこを見ているか、どこを探りつ進むのか、 私はここの呼吸なのか、 など…
彼は触れた、 およそ湧いてきたものの、 それぞれに入り、 私はまた、違う時日であり得ていた、 揺らぎのなかの人、 外で話そう、、 話すべきなにものも持っていないけれど、、 どこまで行く、、 この人が出した声など例えば、 どこまで行くのか、、 喜びを…
灰もまた人だ、 その人のケ、その人の過ぎ、 灰もまた、生活であった、、 あたしは生活する、 燃焼さわぎの横、、 あたしもまたかすかに人であった、 ふざけているのかと思うほどに、 あなたは軽く出来上がる、、 ほとんど空間だけで、 一様に、音の鳴る仕組…
声のなかについたな、、 あたしのしるし、 全てそこに置かれたままだ、 あなたはだんだんに溶けてその方法の中へ、 液で、 私は澄みそうになる、、 たれか、かけらを渡して、 その向こうの声になり、私を渡す、 吊るし、 通す、、 ひとつの金属音があたりま…
形のなかにうずもれていたその一切をこちらへ、、 あたしが渡すのはその流れ、 ほう、どこから来た、 私は屹立する、 その肌に跡をつけて、 私は行く、、 この通りへ連れられたらいいのだろうか、、 曖昧に回転しながら、 私はなかでさわぐ、、 はてからはて…
ひとつの喧騒が死んだところへ、 あくびをしつつ私は生まれる 寝顔は夜の色を静かに飲み 私は生まれる ここは抑揚か ここはあなたのひらたい時間のなかか 私は手を出していた 静かだ まだ生まれていないみたいに静かな夜だ 目と目が触れる おそらく私はここ…
なにだか訳の分からない線が出てくるじゃないか、、 どこの姿だ、 あの直線のなかにじりじりと溜まっている特異の、 あなたは誰だ、、 どこまでその呼吸を続けうるのか、、 不案内なものを巧みに呼んでみせろ、 あなたは時刻と沸騰する、、 だらり、 姿がそ…
噛み合わされたそのなかに巡り、、 私は目をひらく、 こんな声なとどこまでも響いて過ぎていけ、、 私は駆ける、、 どこというあてもない、 私はそのにちの影に静かに参ずるだけだ、、 ここは、静まり返っている、 私は呼吸だけをする、 どこへ来る、どこが…
表情の線が空きましたね、 過去をたうい、 まつりごとのなかにも今の姿が、 あたしはこれは火だ、 火が翳り、 私はそのざわ、と一音立つ場所へ居ました、、 存在をまっすぐに掴み、 きもちで振るえて、、 今そのひとつの印のなかに居ました、、 いまそこにひ…
身を移した訳のことなのです、、 その正面にはっきりとは見えていなかったが、、 お前はこの丁寧な時間のなかに、 まっすぐにきこえてきた、、 あぶらあせが流れますね、、 あなたはひろすぎるので、 いちどきに何事も殺到しないようにしているのでしょう、…
垂れる白い糸に触れた、、 なにが、声か、声ならば、ここに触れてくる、、 あれよし、、 自の振る、そのものの、たくみな回転量の、、 なかにはいれ、、 ちょうど、発話して、そこから訳もなく、 そこから訳もなく生まれて、、 ちょっとその線に、ましろに生…
地球が朝になり、私は鐘を育てていた、 私はと言えば、こんな時刻に生まれて、、 当たり前にこの鐘を手にする、 ぼけえと穴のアいたようなものなのだな、 ひらたくその時間にのびているよね、 いったい上空のバランスが失するから雨風なのかしら、、 それと…
にじむにあたり、、 よくそのなかごとを見つめて、、 あなたばら、ともども、や、ひとつの声を掛けてくれろよ、 私は駆ける、、 どこぞへと行くのに情という気分はさっと波を引き、、 私は、 白い塊としてそこここを駆ける、、 そこで自身時刻から剥がれ、 …
あの肌の熱さわぎのなかにひとつの仕草でうずまってだな、、 ひとつふたつと駆ける、 はっきりとした装いがいまここに垂れるものと見え、、 次から次へここに表情となり渡る、、 あの、遠くから声を掛ける人たち、 揺らぐひとつの葉、、 私は倍加する、 倍加…
あとにしていたらさらさらと流れて今にいるかたちたち、 そこからなにごとも漏れて、、 かたちは振り返る、 あるいくつの物事に触れてはたして生まれる、、 はたして、独話づく、、 快調という響きのなか、 あたしは巡りのなかにいるのだ、、 連れていたまま…
端にあるその手に触れ得たのは何だ、、 あたしは、時刻から、興奮から、、 そのあなたの隙間におりてきて、 なにがこの全景のなかにさわいで、止まないのかと、 静かに声を掛ける、、 時刻があり、 当たり前に垂れてくるひと、 ここには、呼吸しない、、 な…