2014-11-01から1ヶ月間の記事一覧

障害と健常の境

先日、NHKの教育番組「Eテレ」で、障害者の人達によるお笑いの大会があった。ネタが面白くて、楽しんで見ていたのだが、やはり「障害とは何か」ということが頭をかすめる。興味深かったのは、一口に「障害」といっても、多種多様の「障害」を持った人たちが…

あれもこれもしたくて焦るとき

何かの本を読んでいると、次から次へと「あれもこれも読みたい」という思いが浮かんできて、今読んでいる本に集中できなくなる、なんてことがあります。 また、何かのテーマを決めて、「書こう」と思って書きだすと、「書こう」と思ったテーマに関する脱線話…

ミッキーの中には・・・

私が、とても「野暮」だなあと思っていることがありまして、何かというと、 「アイドル熱愛発覚」 というやつなんですが、 「あえて、わざわざ言うことか?」 と、こう思ってしまうんです。 イヤイヤ、「恋愛御法度」のアイドル界隈において、「熱愛発覚」は…

経済の順位、追った先に何がある?

養老孟司さんは、著書「バカの壁」のなかで、ホームレスの人を引き合いに出してこういうことを言っています。 『なぜ戦後の日本人が必死で働いたかというと、この「働かなくても食える」という状態になりたかったからです。ところが、戦後五十年以上経った今…

境界線を取り払うと、差別って深まるんじゃなかろうか?

昔(今でもやってるかもしれませんが)、「NO BORDER」と題したカップヌードルのCMがありました。Mr.Childrenの曲に乗せて、おそらく「国境など無い」というようなメッセージを込めていたCMであったように思い返していますが(違っていたら申し訳ない)、そ…

いやそれって嘘じゃん?

世の中には、聞かされるこっちの方が恥ずかしくなってしまうような甘い言葉がありますね。 まあ、そういう言葉も堂々と言えるようになるのが大人になるということなのかもしれません。相手も喜びますし。 ただ、そういった場面に仮に出くわしても、ある種の…

うつは甘え? ~頼り方を教える~

私は鬱病ではありませんが、世の中には鬱病で苦しんでいる人がたくさんいますね。年に自殺者が3万人近く出ている、なんていうのも鬱病との関わりあいが大きいかもしれません。 もちろん、病気の症状それ自体も、しんどさの大きな要因であることは間違いない…

不要論をつめていく怖さ

不要論というのは様々な所で見られますね。例えば、サッカーや野球のようなスポーツでは「○○不要論」(「○○必要論」というのもありますね)という話題で盛り上がっている場面を見受けられます。 まあ、スポーツの中での必要/不要であれば許容範囲内だと思い…

過程の充実だけでもだいぶ濃い~結果はオマケ~

松本清張さんの作品に『或る「小倉日記」伝』というものがあります。「小倉日記」とは、森鷗外が明治32年6月から明治35年3月まで九州小倉に赴任していた時に、つけていたとされる日記のことですが、実はこの日記、誰かが持ち出したまま行方不明になっ…

しょうがないこと しょうがなくないこと

もし、自分の家族や友達が、事故や病気で亡くなってしまった場合、とても悲しくてさびしい思いをすると思いますが、私はそれと同時に 「悲しいけれど、死んでしまったものはしょうがないなあ・・・」 と、きっと考えます。 冷たい奴だなと思われるかもしれま…

文句を言っちゃいけないしんどさ ~感情は理屈ではない~

世の中で、徳の高いとされている人、例えばマザーテレサやガンジーなどがそう言えると思います。 こういう人を嫌いという人間はあまりいないのだろうと思います。ほとんどの人がどちらかといえば好意的な感情を持っているのではないでしょうか。 ただ、「や…

やらなければならないことなどない~不自由さを使命に変換して

「あ~今月も仕事が忙しくて大変だわ~。休みなんかほとんどないもの。」 と、口癖のように言う親が・・・いたとします(フィクションかノンフィクションかはご想像にお任せします 笑)。 月にほとんど休みがないくらいに働いていて本当に頭が下がります。も…

退屈を加速させたくない

例えば誰かに手紙を送ったとします。そして、その返事がたとえ2~3日ぐらい返ってこなくとも「まあ、そんなすぐには返ってこないだろう」と私ならそう考えます。 それに対して、メールを誰かに送ったとして、そのまま2~3日ぐらい返ってこなかったとした…

会話の難しさ

私は話すことそれ自体は好きである。しかし好きなのにも関わらず、「会話」は苦手だ。 他者と思考を交流させる「対話」については、好きでもあるし、比較的得意でもあると思っているのだが、お互いの関係を確認し、あるいは深め、共通の時間を分かち合う「会…