2018-07-01から1ヶ月間の記事一覧

<646>「温暖な涙」

「馬鹿じゃないのかしら」 あなたはふと投げて、ここでまろぶ。ちょうど、暖かさだけが涙になり、一切が緊張を伝った。長々、と、眺めたければ、眺むれば・・・いいのだ。昔、見たときと、そう、気にしているだけに、新しい顔が、何度も、何度も、そよ風のそ…

<645>「留守居」

輝く冗談にかまけていて、確信と方向だけが分からずに去ぬ。あーそれ見ろよ、あくびと同じだけの整列が回っている。 「当たらぬ、当たらぬ」 きっと、不安を感じる前にシュートして、場所柄にもなくウキウキと舞い上がってみたとでも、話したげな刻限の会話…

<644>「魂の外の夜」

ひそかな隙間から、こちらを窺うもの、魂の外にあり、 「また違ったものと、まるで違ったものと受け取れるようですよ」 と、何の自信も、不安もなく、おとなしく告げている。なんであろうか、おとならしい、この映像以外である、ということが、次から、次か…

<643>「姿勢」

お前、の、座ったり上がったり、お前、の、座ったり上がったり、お前、の、座ったり上がったり、それ程でもなくはなから慰められること、とともに流れてくれれば、よく、見えているはずとなるのだ。この間、久しぶりだろうと、眺めて、いて、確かめるつもり…

<642>「流れるよ、流れるよ」

当たり前が少々を追いかけている。あた、当たり前が、少々を、追いかけること知らず(当たり前でしょう?)。ハナっから、なんだか、頭っから、なんとか、伺いたいよと澄ました顔が、私の、前から、徐々に、徐々にまたイメージへと還っていく。薄さ、残る風…

<641>「手になるほかないのだ」

かかる音で流れ、待たれ、渡れなくもない、とわざわざ言うと、後でまた、おい、みい、たあ、なあ、とまず自分なりのおどかし。おど、おどおど、どこで絡めようか手に、手になるほかはないのだ。今度ばかしちょっとまた、確認したいことがあるのっさ。 「やっ…

<640>「繰る、繰る」

どのように、訪ねたのかが、分からない場所で、ひとり、小さく、立っていて、ここいらのやけに静かな、風という風が、頭のなかで、動く、動く、動く。 「はて、なかなかに、聞いたこともない・・・」 うと、うとうと、あたらしい、この頃の、強い、渡り方、…

<639>「一人の男は揺れる<2>」

つまり、区切り方の問題だ。あの男は存在する。ちょうど、家の場所、というか区切りを、2メートルほど横にずらしてしまうみたいな。あなたが思っていたそれは、家ではありませんよ、などと言ってやる。そうして壁の外になる、壁の外にいる。あはは、見えな…

<638>「一人の男は揺れる」

「あらやだ」 歩く、歩くと夫人の前に、これは、なにか? その男は不思議な立ち姿で、微妙に揺らいでいる。 「はて、この人は生きているのかしら?」 当然とは言えない、疑問ようのもの。しかし、その言葉を発させる、なにか。 (わたくしは、もはや生きてい…

<637>「置かれた時間」

遠のく、当然、遠くで、ひとと、あなたに、訪ねる、歌と、また・・・。このところこと、ひとりごとろ、ごろごろ。重ねて語りながら私、頭がなし、なんとも、なくて、これから、良かったなあと言うて、みてみて。大人が、言葉が、なんだってんだって今度も、…

<636>「何が急激な雨を含む」

一度、一応、向き直る人。どちらをも向かない話、極端な話、充分なかかりあいのなかでまた混ぜた。そこだけでもよく見ている人と隣(そうだ、私はよく見ていた)。うきうきしながら、下がっていって見るともなし、見る。およそ当然の影、何やら、簡単な挨拶…

<635>「低方の言葉よ」

低い低い言葉よりの、そのまさか。お試しあれ、嗅覚と、緊張、より緊張感。遅れて、出てきて、目立たない。そのかわりといっては何かが、はたき上げ、窓のよこちょの、お手本としたいぐらいだなこの空気。 あたかもここが、ゆききった場所であるかのように、…

<634>「どうぞとどうぞと」

むうう・・・。むうむう、ふー、それと、お互いで、よいよい、などと、からみさわぎ、わざとらしい。お手のもの、まだ、技の只中、あちゃちゃこちゃ、どうどう、不用心とこ、のその兄弟。得どうぞ得どうぞ、えて、えてえて、えてしてどうぞ。かき集めたから…

<633>「歯」

ガタガタガタガタと、鳴るよ歯と。まあ立たねえ、俺あこの歯、どこに立てているんだいえ。打ち合わす音じゃあねえかよカチ、カチ、カチカチ。歯が、歯が並ぶよ。並ばねえと、並ばねえと噛まないよ。噛めないのじゃなく噛まないよ。どうりで噛み合わねえと思…

<632>「同じ場所にいる」

一度、漏らしたことは、いつかと、同じ姿であるのかもしれない。ここに、私を回転だと、思わせる、不思議な流れがあった。ただし、回ってるものはいた。それはなぜか、同じと言われようとしている。 「そうでないと、私は解散だ」 それが危機である、という…

<631>「なけなしの景色」

「ねえ・・・苦しそう・・・」 そこの通りで、誰が? 呼びとめた際、一昨日の混乱を前にして、ひんむいていたよな・・・なけなしの景色が。 随分と、知っている事を、話して、飾らしてくれるじゃないか。応答の程度、振り返りこちらは、おや・・・。 「この…

<630>「興味と身体」

このことについて関係がある、と思って喋るのでなければ、接近、密着は望まれず、何も語ることがないのは無関心なのかどうか、そりゃそうだろう、という声の周りに弱い弱い疑問ようのものを渦巻かせている。 「私が言うようなことは全くないのか」 ポーズを…

<629>「めでたし、渡し、折り返し」

聞くなりなんなりとして知るや、溺れたき、非常な速さの後ろ姿。ふうっー、さらさら。ふうっー、さらさら。 忘れがたき、ひとすじに落ちて繰り返して、越えがたき、警戒色の群れとなって、吠えちぎれ。この頃遠くとも、お前折り返し、再びなしがたし。 堅苦…

<628>「うつろなそこの眼、水」

私には、これは一枚の・・・一枚の話が訪れている。どのように、どの、どのように、これは肩に触れ、やわらかさ落ち、落ちるとも知らず、行方、方角、などから、抜きつ、抜かれつ人々の現れ。 あたし怖ろしいな。何故ってあたし怖ろしいな。相も変わらず、剥…

<627>「響きが並ばない」

急なこと。私が安心して笑ったらそれで終わり。考えているようという声音。響き方がいきなりで変わったから? 無能力よ、拒否されるな。たびたび現れて当たり前のことを、二言、三言とこぼしていくといい。なに俺に、これを笑える訳はなく、立場がそっくり入…

<626>「一昨日からの汗」

「いくらでもない、いくらでもない」 先回りすると男はそう言った。おや、俺が教えてもらっていたことのなかでもこれは特別に分からないのではないか。例えば、私には赤ん坊の経験がないんです、などという言葉も、一体どう通過させたらいいか。惑いのなかで…

<625>「まさか、どこへ、おかしい」

名前、過度に名前。現れ、パタパタ。嬉し過ぎるの、かしら? 「どなた?」 これは、これは。ゆくのゆくの、共にしないで、本気でだろうか、回転と、その友達。嘘だ、またもか、俺たちがポトポト、と、そこを、静かに通過、ひゅーうい。名づけるのなら名づけ…

<624>「柔らかい皮膚」

確かめろ、戻れ、ここは渦だ。こんにち、異常に、彼方から顔を覗かせて、いると・・・・・・。 いると・・・いると・・・いると・・・。 おとなしいだけの、無くなればならねど、おそろしいほどこれまでが後ろに控えて、いる。さあさあ、遅くない、とて、あ…

<623>「あなたの新しい音が快晴をつらまえて」

通り過ぎること、揺れの不在、それらに於いて、この振り向きは不幸だろう。 カラ、カラ、カラ・・・・・・。 似ていた。あんまり話すことが似ていた。そうしたら、手という手がここから挙がって、いちどきに視界をなくす、見る気をなくす、みるまにたまたま…

<622>「空白地帯の私」

どうれ、来い、来い。来いと言やあ、お前にとらまえられるよう。おうこの頃と言えど何も、何物? 人の肩を貸してくれ。誰の為かと存分に訊けよう。難易度と、なに難しさなるものを、勘定に入れようってえ、寸法(本当?)、やだねえこれは、難しけりゃ難しい…

<621>「あなた平気で脱ぎ去り」

誰かその、汚らしい服を。 「平気で捨てていくのかい?」 俺は平気で訪ねた。ゆかねばならぬ、その街道の景色に、まともにぶつかった。と思うと、人の心は愉快にもならあね、と。 出来るだけの眼が出来うるだけの追跡を。闇雲に心は一言だけの嘆息を。 「あ…

<620>「いつもと嘘と」

届けて、かなり。いつもと、嘘と。大口開けて、覗いて。疑いと言えるかはかなり、投げかけの程度に拠っていて。あれから、登場、そこにこそ、嬉しい、残りまで、怪しい、じゃん、じゃんか。ほら、おそろしくなくても、昨日にどうぞ。 おいおい、進みは。おい…

<619>「これが果たして同じ歩みだろうか」

じいっと見て、飽くまで待つ。それほどじゃなくなってもそれはそうだろうと。訪れないことや、訪れることをも知らず、沈黙の只中へぐいぐいと身を下ろしていき、これが果たして同じ歩みだろうかと言われるまでに。 「これが果たして同じ歩みだろうか」 私の…

<618>「身体が隅にかかる」

なにげなく、困難でなく、混沌となる。ポーズともあれ簡単になる、と、おお戻りながら聞いてくれよ。程遠い、と、これこれの、疑いと、麻痺すぐ、うねりためらって動けると、動けるということとの兼ね合い、おそらく脅かしでなく、悲鳴なり、出向きなり、こ…

<617>「私の声が濡れている」

最初から、最後まで、私の声で、変えるものと言えば、このあと、すぐに忘れなさいと、人の名の、辿々しい踊り。冒頭その踊りをどうしよう。あの冷静な眼が、検討の日が、いちいちあのあとの語らい割りたがり寝たがり大層な勢いを戻している。 何故なのか私が…