ねえかいたいしたの、
あたし、かいたいしたの、、
どこ、どこから、
あたしここ、次々に声、漏れるでしょ、
ね、きこえるでしょ、
きこえるでしょ、、
あなたの絡みのなかにいるの、
あなたの糸のなかに、、
(僅かでもあたたかくなってきているということ)、
(違う時間が生まれてゆく)、
ねえ、ねえって、
ほら、
ひとつの声で招んでいる、、
あたしは黙って風に吹かれている、、
あたしは複数の、、
からだのほうという音、、
からだから泡の立つ音、
きこえる、きこえる、、
ねえ、あなた囲う、
囲う囲う、
わたし、囲う、、
うん、
あなたがまっすぐに垂れてくる、、
あたしの手のなかに、
生まれざるを得ないものたちで、
構成されている、
時間たちのよぶこえ、、
あたしから漏れることは、、
どこにも増え、
どこにも瞬間、、
あたしはやすらぐことのない、、
はてのない、
水のなかに来て、、
今あなたを容れる、、
今あなたをかごのなかに入れる、、
今はてのない、
海のなかへ容れる、、
からだちょうだい、
こちら、こちら、、
ただはれてあおくなるヒに向けて、
あなたの、
肌をちょうだいよ、、
まいどまいど、、
からだにいくつかの電気と、
骨に新しい響き、、
あたしは生きているものを折り、
折った場所から出るものを、
順に順に呼吸する、
あたりまえの土や砂と、、
一緒になりました、、
一緒に帰って寝ていました、、
かえってねていたら、、
なんだか風景が、
次々に膨らんできて、
あたしを包んでは遊びました・・・