<3028>「全ての生が溶けていく」

 からだはまだすばやく、

 あなたのなかにいるのに、、

 あなたは泳いでいるもの、

 そこから去る景色など、

 幾量もの回転から、、

 逃れる術を知らず、

 私は順に膨らんでゆく、

 あとはもののそろう仕事、

 ひそかにあなたは集まり、、

 あなたは複数の音の、

 只中で、

 順当に揃うだけ、、

 

 跳ねっ返しの、

 ただそれだけのための、

 あなたはリズムになっている、、

 あなたは生一切になっている、

 私はこの膜の、

 からだの初めての、、

 出会いの、

 もののはじめ一切になっている、、

 なんだなんだ、月日が、、

 あたしの知らない呼吸を生み、、

 あたしの肌の只中へ、

 そのひとつひとつが帰るとき、、

 あたしは夢見、、

 あたしの目の前にひろがる風景、、

 それらから次々に来る姿、、

 あたしはそのままを吸い、、

 そのままがからだの形に、

 からだからありがたい、

 ありえているからだ、

 ありえている展開の、

 全て夢のような時間、

 全て静まりかえる時間、、

 私はまっすぐに見ていて、

 私はもののヒのなかに存在する、

 存在を捉える、、

 全て器、

 全て器からあがる煙、、

 煙のなかに生が、

 全ての生が、溶けていく

 からだを単純に、

 からだを感想に、、

 

 はてはまたはてへ、

 はてからまたはてて、、

 あたしいのちしたい、

 からだにまたいのちあり、それをしたい、、

 したいしたい、、

 あなたまたいのちからだしたい、

 回転する、、

 こんな生まれ方は眩しい、、

 こんな生まれ方はひとり、、

 異常生命を見つめるいくつもの時間、、

 あたしの急な理解・・・

<3027>「生のかたまりが、じりじりと」

 あたらしく、

 ほんの少しのものごとが、

 私の方に向き、

 私からいちいち漏れてくるのを、、

 報告する、、

 からだからすぐ泡立ち、

 そこここへつながってくるのを、、

 今確かに知るところ、

 あたしがさがしている、、

 ものをたしかにさがしている、

 その手つきが、

 そのよろこびの所作が、

 このなかにはあるのだ、、

 

 私がすべてばらばらになったあと、

 なおも懐かしいのは、

 ただよく訳も分からず、

 まとまった時間、

 そこらを歩いた記憶だけになるのかもしれません、、

 あたしは浮かべている、、

 どうしようもない、

 この生のかたまりを、、

 この地上に浮かべている、

 あれはどこにいる、、

 どこのほうけなのだと、

 静かに考えながら、、

 私は浮かんでいる、

 私は力んでいる、、

 からだのどこまでが力で、

 どこからが空気かも分からず、

 ずっと先へ出ようとしている、、

 おそろしい、

 おそろしい、、

 いつもここに向かう、

 いつもここで会う、

 おそろしい、、

 

 あたしはこの、

 じりじりじりじりとした時間を、

 無限に運んでいくのかしら、

 というところからくる、

 この種の無限の倦怠は、、

 おそらく中学生ぐらいの頃から持っている、、

 あたしには先などない、

 ただ現在があるだけ、、

 しかしその現在も、

 見えないところ、

 気づかないところで、

 日々変化している、、

 それが先であった、、

 先は、

 気がつかないうちに来ている、、

 私にはそうである、、

 1日を見つめること、

 1日を離脱すること、

 生まれること・・・

<3026>「内界‐死‐再‐ふつふつ」

 おそらく内界は、、

 私の指図や思いなどと、

 まったく無関係の場所で、

 集めた材料をもとに、

 世界を、

 その転換を、

 更新をやっている、、

 であるから、

 私にとって、

 イニシエーションは突然にはじまるもので、

 いきなり襲われるものだ、、

 解決も、

 私が妙案を思いついて、

 訪れるわけではない、、

 いつかその嵐から、

 先へ抜け出たことを、

 あとから知らされるだけだ、、

 

 私のなかで、

 無闇に焦るものが、

 肉体を超えて、

 どんどんと、

 先へ、先へ駆けて行こうとする、、

 あたしはそれに圧倒される、

 私は一個の身体ですから、

 どうしても、

 ここ、以外には居れない、、

 それで、

 どこへも行けないような気がするという焦りを、

 ひとつひとつ回転さしている、、

 それはそうです、

 ここ以外に居れないものは、

 どこへも行けません、、

 あなたは、

 内自に声をかけなさい、、

 内界と、

 しずかに口をつけていてください、、

 

 再‐ふつ‐入寂、、

 からだがあいた、

 あなたあなた、、

 あたしはずっとこの底のこたえのなかで、

 いまも声をきくに及んでいます、、

 あなたあなた、

 再‐ふつ‐入学、

 学へ入るあなたのエロティシズムは、、

 欲望、欲望、

 欲望の通り、、

 あなたからからにはてたあと、、

 もの言わぬ天井、

 早く帰りたい、、

 あたしはこんな速度のなかで、

 ものを祝いたい、、

 そっと呼吸のなかで暮らしたい、、

 ずっと遠く、、

 あたしの肺のあるところ、、

 ずっと遠く、

 あたしが肺を選んだところ・・・

<3025>「外の豊富、内の豊富」

 内界と、

 当たり前に接続されている皮膚、、

 それらが、

 時間をためて、、

 朝起きるとき、

 全てが流れ出す、、

 私はその苦さに、

 じっと掴まっている、、

 ここはどうしても重い、

 重たいものと付き合い、

 しばらく、

 内界で、自由に起きていたことが、

 流れるのを待つ、、

 この先は少し自由だ、、

 また生活する、、

 生活する肌に、

 あなたはもう少しついてくる、、

 

 あなたが増える、、

 私は見ていて、

 うん、

 私は何故なにも語らなくなったか、、

 秘密をぐっと抱え込んだからなのかな、

 という気がしている、、

 今、

 諸々を喋ってしまうと、、

 ひとつの到達点につくまえに、、

 私は剥がれてしまうかもしれない、

 しかし今さら話したところで、

 もう剥がれやしないところまで来ているのかもしれないと、

 いつもこのふたつで揺れている、、

 私は、

 私の仕事を優先させてきた、、

 それによる不利益は全て受けるつもりで、、

 あとのものはいらないと思って、、

 そうしたら、

 なんだか外側も少し豊富になっていきそうな様子で、、

 あたしはどうしよう、、

 外の豊富と、

 内の豊富と、、

 どうバランスをとろうか、、

 これは今までやったことのないこと、

 内の豊富のため、

 外はどうでもいいと思ってきたが、

 だんだんどうも、

 そういう訳にはいかなくなってくる、、

 

 私には話したいことが何にもないんだ、

 という気分、、

 私はしかし表現とトレーニングを生活の中心に据えている、、

 どこかへ出るためではなく、、

 ここが気持ちよくあるため、

 一日一日はイニシエーションだ、、

 だから、

 違う場所に出ている気がするのは、

 当然のことなのだ・・・

<3024>「どんな顔で立っていたらいい」

 ひとつひとつが流れて、

 今、

 大変な仕草のなか、、

 なんだ、、

 からだに意識が残ったまま、、

 これは、

 どこを擁護する、、

 あたりまえにあつまるこのいくつもの形は、

 どこを振り、見留める、、

 私にはそのいくつもの天気、

 いくつも見留められる回転、、

 いくつものまたたきのなかで、

 はっきりとこの辺りに並ぶ経験が、

 今の私のなかにはある、、

 

 命を拾ってくれ、、

 どこにあるかは分からない、

 あなたの命をひろってくれ、、

 どこからあらわれて、

 どこへ行くんだ、、

 あなたがいたところ、、

 私には、

 非常に難しい線を走らせていく、

 そんな必要がある、、

 そんな身体の生まれがある、、

 あたしをただ向いて、

 と言うときの、

 どことなく違和の残る時間、、

 向かれたら向かれたで、

 困ってしまう時間、、

 あたしはこの場所に、

 どんな表情で立っていたらいいのか、、

 からだは巡る、、

 いくつもある場面、、

 私は意味を見過ぎている、、

 どこから来て、

 どこに行くのか、、

 あたしが掬おうとする部分、、

 

 身体がたくらんで、、

 今ここに座るものとて、

 私には分からないまま、、

 意図も水も流れ、

 その底に、

 しずかに身体を放置したまま、、

 あたしは招ばれる、、

 あたしはまっしろな場所に、

 ゆっくりと招ばれる、、

 どこから来ても、、

 また同じ場所へたまる、、

 あきらかなもの、

 多分また、

 違う流れを作っても、

 同じ場所に来ること、、

 ではあなたは、

 ここに居てみよう・・・

<3023>「ただ新しい日を掴んでゆく」

 まだ底なしの、、

 あたしが勝手に果て、と呼ぶところから、

 さらに先、

 さらに奥へ、、

 今、

 積み重ねられている時刻は、、

 そのようにあります、

 だれが救うこともできず、、

 だれが代わることもできない、

 ここはひとつぶひとつぶ、、

 過ぎて、

 上手く行っていた頃が懐かしい、、

 何度目かの危機に居て、

 私は少し静かにしています、、

 

 あたしがた、

 先へこの液を垂らす、、

 今、

 生まれているもののため、、

 じっとそちらを見ている、

 じっとそちらを見て、

 ここを掘る、手を動かす、、

 これはなんでもないこと、、

 しかし、

 底がないこと、、

 ここで、

 同じように手を動かすことでしか、

 先に行けない場所が、あるということ、、

 私は盛り上がらない、、

 私は盛り下がらない、

 現実と、

 少しのあいだ遊び、

 帰ってくるだけ、、

 不安定な時刻のなかで、

 私は、

 ただ新しい日を掴んでいくだけ、、

 こわさに、、

 付き合ったり付き合わなかったりする、、

 からだを、

 つくりこんでいる、、

 

 あいた大きな穴、、

 私はどこに運ばれていくか、、

 これはどこに出ることになっているのかが、

 まったくわからない、、

 まったくわからないまま、

 あなたはこの存在のヒのなかに、

 静かに混じろうとする、、

 静かに当たり前に、

 私はここの姿として、

 はじまろうとする、、

 あたしがすべてにきこえ、、

 すべてのかたちのなかへ、

 あつまろうとするとき、、

 それは驚いてしまう、、

 それはのけぞってしまう・・・

<3022>「干渉、内部‐胎‐汗‐液‐事態」

 からだ、長い、、

 あたし再時、

 うん、うん、冷や汗、、

 汗、

 冷や汗、、

 からだが、

 ずっと先まで、流れている、、

 あたしは、

 それら宇宙を、眺めている、、

 からだはての日、

 はての日のつながり、、

 私はもとを見、、

 からだから掬う、、

 ひとつの因果形態、

 からだのすべて、、

 ひとつの時間形成、、

 ものの先へ出るあなたのことを、、

 

 あたし干渉する、、

 干渉する身体、

 こんな、

 干渉事態、

 干渉する身体、、

 胎、

 干渉‐胎、

 干渉する‐身体‐胎‐事態が、、

 記憶の揺れ、、

 あたしの最後の揺れとして、

 今永遠に残っている、、

 血を運ぶ、

 今、

 あたしに流れている血、自身が、

 おそらくどこかにある、

 数多の記憶を招んでいる、、

 ああ、

 芯からからだは増える、、

 お前さんのその望みはなにだ、

 なにからからだは生まれ続けてくると、

 透明な日時を踏んで、

 ここへ出てくる、、

 

 内部で誘われる液、、

 いずれ汗にかかわる記憶が、

 お前の正面に、

 しずかに据えられてある事態、、

 この、

 内部‐胎‐汗‐液‐事態、、

 どこまでも記憶する、、

 からだの汗の事態、

 液自体が、

 からだをころげてゆく、、

 あたしはしずかにしびれてしまう、、

 あたしはしずかに迎えられ、、

 ここではたらく、、

 ここでかかわるいくつものものごとが、、

 私に絡まるのを・・・