かたい殻の中で、
自然に育ったものたち、
方々の裂け目から、
自然に水が落ちていくこと、、
あたしがそのしたたりにひたり、
徐々に、
声の温度を高めてゆくこと、、
筋肉の、
ひとつひとつをゆるめてゆくこと、、
はじめてあなたの声をきいた、
はじめてあなたが出来てきた、、
そこにはじまり、
そこから浮いてくる、、
あなたの声の姿が、、
私にはよく見えた、、
私から身体は生まれ、、
身体から水が去り、
水が点景に挨拶をし、
挨拶は花を咲かせる、、
こんな天気に、
あたしは見事に生まれきって、
あたしは見事に育つ、、
あたしは見事に到達する、
こんな感情が生まれでて、、
私は人を好きになっていた、、
時間をかけてとけていたものが、、
今ここにひとつの水のたまりとなって、
あらわれているということなのだろうか、、
私は、
しらない時刻から、、
かんたんにからだが出てきて、、
その剥がれのひとつひとつが発する、
熱気を、
からだに受けていた、、
からだから発するまま、
私が受けていた、
過去の顔たちが、、
からだする、
涙をする、、
あたしのしっている時刻に、
しずかに顔を出す、、
あなたは剥がれている、、
あなたは私の言葉たち、、
言葉たちはしずかな波の面、、
波の面に寝そべる、、
あたしと、、
気がついたら生まれ、、
方々でほろほろとこぼれる生まれたち、、
生まれたち集まる、、
あたしはひとつの名前をする、、
からだからさらになって、
ひとつが、、
もののすがたのなかにあつまって、、
またからだをする・・・