2020-08-01から1ヶ月間の記事一覧

<1447>「溶けて揺れに」

手をそのまま知られない方角へ垂れかけていた、、 お、お、 何故だか、知られない、、 その隅の方へ、、 その流れが磨かれている方へ、、 徐々に、徐々にあらわれて、 方途など、いくども、 重なり、重なり、、 めまえに身体を、 めまえ、、めまえ、、 私か…

<1446>「形が踊らない」

形が、少しも踊っていない、 形が、む、 裂けて、明らかになる、、 光が真っ先に入り、、 私がむんずとひらぎ、 そそぐ、両足のもとで、 むさぼられて、 形が、少しも、踊っていない 形が、少しも踊っていないので、、 私は、そっと、目をアいたままにして、…

<1445>「圏は淀む、息をする」

圏に、手を、、 混ぜて、、黙った、、 圏が、知らないだけで、そこにあった、、 私の身体からも、 ごと・・・ ごと という、、 質器の響きがする、、 大仰な手が置かれて、 息をしない身体が、、 だんだん、、 地味な、うつわのなかにはいり、、 呼吸を捨て…

<1444>「私は水を掴んでいた」

はだかの騒ぎのなかにあって、、 長々と、人を見つめている、 重たい、 まだ当たり前にこちらへかけて来るものがあって、、 それを、、 どう挟んでいたらいいのか、、 私は単純に水を掴んでいた、 水は含まれて、、 常時動いている、、 動く、、そんなに、 …

<1443>「声の溜まりをひらいて」

方のなかにあ、あと出た、 こぼれて、、 いつか、そこから煙が張り、、だらだと膨らんで来る、 ひとつの時間を、 ひとつの静かさで、、 ただに、黙って見ていました、、 誰かが 声の溜まりを、ふとひらいて、、 この場へだらと滑り込んでくるのをふと目にし…

<1442>「固形粒の夢」

かつと傾いてそのまま固形粒になってここへ伝った、、 かた、かた、、 私がきいていた通りの場所へ、、 今、出、、 今になって出でて、、 そっぽうへ向く様々のものの、、 ただの生暖かさが徐々に伝わってくる、、 しばらくこのままで立っていようと思った、…

<1441>「手がかたまりを見る」

短い手がここへどうとあると言ったらいいのか、、 それが、、 なに、いまの響きはどうだ、、 からになったところへ生成されたのだ、、 などという、言葉の跳ね起きを、、 まあなにとあざやかにほっていくのでしょうね、 まるで、ここに、手などというものの…

<1440>「あなたが欠け端として騒擾に来る」

その影をもう当たり前に長く見詰める、、 こんなところへ、、 まとまりになって垂れ込んでいたと、、 長く見詰める目の、 その立ち姿に種々の騒々しい音が混じて来はじめる、、 その点にひとりでひらかれていることなどを知る、、 あたし、、少し影を見て、…

<1439>「ただなかに見る身体」

あの、どうしたってそこに、身体が見えてしまい、、 誰か、どうやって、どこの通路を経て、出たのか、、 そのいっそくも、何故だか、、 誰も静かにしていて、、 それはそうであると思う、、 何故か、時刻に、、 あたしは、それは、、当然のこととして、、会…

<1438>「表層音の熱」

いずれその熱がどこにあるかないかなどというのを問われて、、 ただうなずき、 風よりは外へ私の発話のひとつだに溢れてはいかないだろうことなどを、 ずうっと、 そして、、次にまるで関係のない光景の、日の広さのなかに、 全体としてとけて、 そのままこ…

<1437>「裾だ、だら」

諸方の裾で、、 私はその下を仰ぐ、、 どこかへ、そのまま招ばわれて、仰ぐ、、 僅かに集まり出していた、その、似合いの振舞いを、、 今になって、まともに見ている、、 それがそれで騒ぐはずもなく、、 だだら、 だだら、言う、溜まる、、物事の間に、、 …

<1436>「一微量字がよぎる」

ものがただひたりとここをつく、 そのあじけない、 身体がうまく染みついてきて、、 それを短い時間で、 ただたんと眺め、、そのまま、そこに、汗をかきだし、 いくつかふやけて、 ふやけて線の巡る、、 あたしが目のまわるような諸方の響きに、 ただはた、…

<1435>「生の緒の地」

・・・合流地点にいつからか顔を出して、、 、、と、生の緒、 生の緒、その、ほつれた一糸に、近くまで顔をやり、 たがわないほどに響きを同じうする声で、こうして、伝えること 伝えることは苦い その細い紐を浮かべて、 この合流地、 あたしはその先端の、…

<1434>「今に生きた騒ぎが剥がれて」

その剥がれかけた騒ぎから、、 私は伝って、、 私はそのまま少しだけとけてそこを伝って、、 しんと黙り返った通路を、、 点滅しながら生きている通路を、、 いくらか剥がれたままで見ていたのだ、、 そこへ呼吸から、、 いまのところへ、突拍子もない組み組…

<1433>「光を薄めながら混じる」

なかの日をうすくなった気で、、 ただにひとつ、そのまま、歩をまぎらして、、 まじてきていて、、 そのままに増えて、 私を僅かに追い、、 音だけ、 それも、日のなかへ、必要となる、そのぎりぎりの音の為方で、 まじる、まじる、 とてもまじて、 身体なん…

<1432>「影が目の端に光り」

透明だ。呼吸が影の中を行き、満ちながら、おい、おい、とひとつ、この場へ滑り込んでくるのをひとりでに見るようだ、、 見るような行きを、、 ひとりで感じているのを、 おう、そうやってひとつに生きていた、 どうだか、呼吸だか、なにだか、身のところま…

<1431>「底方から立つ、」

あら、あら、あら、 そう、、 私が振れ、振れて、、そう、、 探り、あれ、あれ、探り、 そう、、 私が結び、揺れ、揺れ、、 、、いく、 そのまま、、私は知らない、、 知らないところへ、今の、、 今のはだけ、、 知らないまま、流れ、、 そこへ、そこへ、、…

<1430>「昔日の白い為方が溜まり」

ぽうと日が浮かんだ、、 そのあたしのそばに、 ぽうと、ぽうと日が浮かんで、 それを、どうしようもなく眺めて、そのなかに、、 忘れたもの、、 昔日の白い為方が、 なにとはなく過ぎて、、 ながれながら、なにとは、 長い日が、今静かに浮かんで、、 その中…

<1429>「声がうなずきに当たる」

あなたの側面に声を合わして、 そこに向けて声を上手く合わしていったときに、 当たって、 沈み込む、、 当たって、 沈み込む音がきこえる、 その、前触れ、、 声がその先へ、、 ちょうど側面に触れていくことなどを、、 何か、そのそばで、、 たったひとつ…

<1428>「無時に身が張られて」

いつとは知れずに身体がここへ張られて来てそれを、 平気で眺めるうちに、、 身の仕舞いの方からその残りが、、 ここらへずう、ずうと、ずうと続く、、 またそれをどうしたって眺めている、、 身が、平気で、そこらへんにあり、、 一滴が、一滴、ずっと続き…

<1427>「日付に絡む身体」

肌を、そのなかで、、 流れ、、 私は言葉を挙げ、 戸惑う、、 静かに流れ、、縦横に、言葉のなかで、 そのまましばらくその音をきいていること、、 身体はそう、、 音も確かにはせない、 誰かがこの流れの音を拾って、、 そのままで生きている日付に、 私は…

<1426>「滲んだ点の、響きに放られ」

身のその同じようにとけてく、 身のその、同じように、、 今また、そこで払われていたものが次々に、、 払われて来て、、 静かな姿勢で、、居る、、 点を、なにとはなく、打つ姿勢、、静かに、 くらべて、、 身体に落ちるその点をなにか適当なそぶりにくらべ…

<1425>「ほうけのなかの身体」

そのまま外へ、、 転じていく為方の、その外へ、、 いまいた、 いまという振りのなかに少しいた、 いたものが今になって身体を立ち上げる、、 身体を振り、、 その先に声を置いて伝えてゆく、、 こえなど、少し置かれるところへ、、 少しずつそばに、いち、…

<1424>「一滴じみた人が溶ける」

あたしのただ肌を、、 まだ打たれて、ただそこにあるのだろうということなどを、 ここへ残しながら、、 ずっとそこの方から、流れて増えてくるものらしい、 それから、、肌の振り方、 あたしの肌の方へ、、 まわれまわれ‐まわれ、 あたしのただ肌を、、 振れ…

<1423>「感興のうすぐらい隙間へ」

うたいは大事なところでそこの角を曲がり、、 消えて走って行った、 そこの遠のきのところで、、 目印として立っているひとつの生きていくさまを、 少し巻いて、、 そのままそこ‐遠くへ、遠のきへ、、 存分に触れておきながら、、 消えて、そこから走って行…

<1422>「一声を被せる」

響きの先の手に、、 またざらざらとしたあたしの模様と、、 ばく、ばくとする行き、それと道と、、 不和と、、 身体に返されていくひとつの文字と、、 ともにいて、、 あたしはひとつの模様にまたこの日の小さな、さりげない振舞いが加わるのを、 加わるのを…

<1421>「いちじつの閉じた線のなかで」

あたしが日の向こうへ賑わいを見せているのを、 いちじつの閉じた線が捉え、、 徐々に暗い方、 徐々に暗い方へ、、 映るものにそってずれ、、 見えよう見えようと今、、 いちじつが静かに落としていく、、 身体に付いた何もかもをここへ、、 その道に立って…

<1420>「私はさらではない」

なかに嘆きがあっても、、 方法が残っていても、、 またそれはそれとして、 歩があそこでひらき、、 私に印象をくれる、、 見て、豊かな一日のうちに、、 いくつもの嘆きが、、 そこにあっても、またそれはそれとして、、 何かを憂う仕草をまたうちに、それ…

<1419>「間際まで、吸う」

今となって、間際まで、、 いくつも出て来、、 次々に重なってはじけ、、 それを吸う、、 それを初めて味わう人のように無感動に、 吸う、、 これがどこへはいってどこへ抜けるのかしらも知らない、 あたしになって、間際まで、、 数限りなく出て来、、 過ぎ…

<1418>「なだらかな日へ」

あたしが日に溶けて声が次々に浸透していくのを眺めるとき、 その重さが、、 圧し、身体のなかから出る歩のひとつひとつに、、 無限の重さが感ぜられるとき、、 なおもその眩しさの方角へ視線を、、 私が静かに持ち得る、線の限りをそこへ、、 置いておく、…