<2834>「落下スル燃焼スル任せろよ」

あたしはまだ粒と粒を焼いただけだからさ、 今生の皮膚、 皮膚一切灯、、 ものがただあたしの手の熱で、 僅かずつ燃えて行く、、 あたしは、 そのヒが少しもはやくならないし、、 生きているもののなかで一番ゆっくりと進むのを、 なんともおかしな気味で眺…

<2833>「あなた今生一切、手、剥がれるページ」

からだからあなたが聞こえてきても、 なぜか、 あたしは蓋をしている、、 私にはその物音がどこか関係のない、 一量の響きとして来る、、 あたしはカラの、、 からだのなかになにおさめるものもない、、 どこから来たのかしら、 これはしらない、、 わたしは…

<2832>「面、集中とほうけ体」

どこで回転が変わるのか、分からない、、 ただ、、 なにか具体的なきっかけが、 あるようにも思えない、、 内自に、 別に溜まっているものが、あるのかしら、、 名前のない、 重たいかたまりが、、 あたしはそのなかへ引っ張られ、 目も、 裏を向いた、、 こ…

<2831>「しらない場所、あたまの裏の線」

種ばかり私のなかに生まれてくる、 時刻ばかり、 うん、 お付き合いをする、、 あたしはこの現象に、 ゆっくりと潜る、、 あなたが透明なのか、どうか、、 そんなことは問わない、、 あたしはなかほどまで行き、 回転し、 得を得、 含んで、、 自由にこぼす…

<2830>「1日と1人生はフラクタル構造」

私には心臓の音もただ、、 羽根をひろげているだけのように思え、 私は未来の、、 なにかある晴れた華やかな点へそっとおりるのではなく、、 内的に、 見えないものが少しずつ変わっていき、、 気がついたら到達しているということ、、 私はそのために狡猾に…

<2829>「内時の飽和、生を得、死を得る」

振動が、 まっさきにとまって、、 今生きていること、 それらすべてが、記憶になっているはずで、、 あたしは、 増やしたその感受の根と、、 探りの時間で、、 あなたたち、 記憶の、あなたたちを招び寄せる、、 あたしは、 太陽以上に、 もののなかの響きに…

<2828>「すずしい無人の場所」

よんだだけだけど、、 あたりへ集まって、 まだ私が知っていること、、 身体の中であること、 手伝って、、 私はその、 上手く道になるところに立ち、、 何事かを、 語り出そうとしている、、 平衡な、 身体の時刻のことをおもい、、 いまもまだ溶けている、…

<2827>「ハハハ、どうの、ハハ、どうの、しらない」

まだしずかな歩、 まだまだしずかな歩、、 あたしはかろうじて、 この隙間に生まれてきて、 ゆっくりと、 地面を見つめる、、 ここが全て舞う場所なら、、 あたしは時間が停止してしまう、、 うごき続けて、 次々に壊れ、 次々に漏れている場合も、、 あたし…

<2826>「もの一切を見る」

あたしはこのなかに、 複数の線と、 複数の言葉を見ます、、 まったく休みなく、 動いているあなたに、、 私はどう言葉をしよう、、 私はしずかに液の上に立ち、 この光景を眺めている、、 うん、、 少しこわい、、 私が存在していること、、 私が身体を少し…

<2825>「このヒのただなかにはじまるよはいれ」

お前がそこで迷う、、 あたしが潜る、 潜る音を、 順にきいているのでは、ないかしら、、 あたしはなかへ、なかへ、 静かに、 身体をつくりながら、 お前の熱に合わさる、、 身体派手だから、 お前は火になる、、 火になれば、、 お前は生きていく、 後ほど…

<2824>「粒がある、はてがある、死んだ液の先」

お前がここへ、 進んでいることへ、、 ひとつの風の良し悪しや、、 なにかの合図や、 印があって、 それに対し、、 あなたはどこを見ている、、 じっと見つめる、 あなたには何の時間が流れている、、 私は揺らぐのだろうか、、 あなたに対して、 何事かが、…

<2823>「からだのはじまり、からだのかたまり」

からだのかたまり、、 む、 お前は脱げ、、 脱いだら帰りなさい、、 からだはじまり、 からだから、 お前ただひたすら時刻に、 少しずつ、 食い込んで行きなさい、、 ね、 たてのからだ、、 水が流れる、、 まとうめいに膨らむもの、、 様々な光線、 思いの…

<2822>「私は、色のついた人間ではない」

ひとつひとつ、 身体のフリから、 迷わず、 あたしはスムーズに、 もっと、 身体の先へ行こうとして、 あたしは振り向き、、 しずかな、 呼吸のなかでなんども浮かび、、 あたしは、 いつもこの場所の回転のなかに来る、、 あたしには、なぜか、 しらないあ…

<2819>「内暗部の時間と、ふるえて空気になり出ること」

あたしはまだ用意された肌のなかにあって、 うっすら眠っている、、 軽く言語を重ねて、、 今の舞台へ降りる、 あたしは何度も演技してみせるだろう、 容れ物は、 カラではない、 その外枠があれば十分だ、立派だ、、 あたしは液体の、 私の皮膚の裏について…

<2818>「骨が、死ぬ時刻を数えている」

奥の方、奥の方へと、 ひとりみのなかの、 僅かに、黙って、、 燃えているものに、 あたしは着きます、、 あたしは着いたあとで、、 からだを分けにゆきます、、 私は、地面をひいているのか、、 これがどこなのかが、 まったく分からないまま、、 私は内部…

<2817>「白い世界のあとの生活者」

次々と、 たしかにリズムを踏んで、 今のあたらしい時刻へと、出てくることは、 私は可能だ、 というより、、 私の自然は、 そんな表情をしている、、 それは、風景になったのか、、 ひとしい、、 からだのなかの出来事になったのか、 私は、 しることは出来…

<2816>「歓迎の瞳、健康のこわさ」

考えうるかぎりもっとも近く、 肌まで接近していた、 そしてその穴の、 もっと底まで、、 あなたの手から漏れたことは、 浸透していく、、 あなた、ひらいて、、 私には不明の、 複数の、色が映り、、 私は静かに先へ行く、、 このあいだに、 呼吸が、、 順…

<2815>「また同じ場所へ、と書かせてください」

見聞きし、 しらない場所に出て、 何も音声のならない、、 不気味な場所へ出てみると、 あなたが、 記憶の底から、 静かにこぼれでて漏れているのが、 私にも分かる、、 私は遠いはての、 その意識の連なりに、 からだをあつめ、、 からだからしらせて、、 …

<2814>「太陽と、湯気の気配」

どこまでもからだが軽やかに、 なりそうになると、 あたしは、 地面を思い出し、 ぐっと沈み込む、、 あたしは歩みの、 その様子に、 少なくない緊張をはらっているようだ、、 あたしから、 湯気が出て、、 なるほど、 この人は燃えて、 徐々に型を失ってい…

<2813>「人間的人間、人間は気持ちが良い、嘘」

あたしはそれぞれの時刻が、 あちらこちらでバラバラに動いていると感じるとき、 少し不安になり出す、、 私は上手くまとまらない、 もっと、 線が少なくなって、 落ち着いた状態に戻りたいとおもう、、 しかしはしゃぎすぎた、 調子に乗っているとき、 人間…

<2812>「日常は呼吸しているのかしら」

ただの物だ、 道のなかにある、、 ただ、かろやかなものだ、 私は、 私はこれしかないと、 思っておどろくことがある、、 無限にひろがりつづける、 それならばあの映像はどこだ、 とひとり思う、、 私はどこかに行こうとしているのではない、 次から次へ、 …

<2811>「その時私には水がない」

こんな具体的なものが、 1日を経過していくことは本当に、 何でもないことに思える、、 しかしその、 何でもないことそれ自体に、 ふっとつかまるときがある、 そのとき私は宙を見つめ、、 徐々に呼吸をするだけになる、、 私は、とくに、 生きているとかど…

<2810>「これがまだ始まりに向けての歩みであるということ」

しずかにその場所、 その水へ、かえろうとしている、、 あたしはただもう、、 この膜が剥がれて、、 からだのあいだの、、 さわぎが全て、出ていくのを、、 黙って見ている、、 あたしは、、 畳まないものも畳んだ、、 こんなに次々と流れて、 その先はどう…

<2809>「言語は、皮膚から剥がれた訳ではない」

あるならば、 それを渡してください、、 もらってしまうと、 なんということも出来ないものを、、 いまあなたの手により、 静かに渡してください、、 私は構えています、 全く、なかの水です、、 完全な浮き上がりです、 あたしはまたここに潜ってください、…

<2808>「ものともの、」

あたしは、 あたりまえに経過する、 その水のなかで、 いくら混ぜたって、、 あたしは、そのなかへ沈んでいく、、 どう、、 からだ、どう、、 あたしは、呼吸をしているの、、 それが、どうだか、、 私はもののなかにただひとつ来て、、 これが、 なにである…

<2807>「水はもっと底から来いよ」

ああ水が流れた、、 お前には、 この音のひとつひとつが、 ただあたりまえにきこえるだろう、、 私は地肌を出している、、 そっと、、 なあ、 身体を畳んでおくれよ、、 少しもきこえないように、、 お前はどこに入る、 私は、 どこへ入ったっていいのだ、、…

<2806>「溶けたあと、声はどうなりますか」

あたしもまだ順の、 身体の粒なのに、、 また話しかけている、、 またこぼれそうになって、、 あなたは嘘なのに、 ここにまっすぐにのべられて、、 なんていう顔をするの、 あたしこそこのなかへ、 ただもうまっすぐに入っていくわ、、 これは、だれの顔、、…

<2805>「やわらかく私を拭くな、座りなさい、拭いてくれ」

あたしは疑いをおく、、 あたりまえじゃないか、 これはただ、生きているというだけのものだ、、 死んだらどうなるか、 そんなことはしらない、、 だいいち、 知ってないといけないことなら、、 初めに分かるはずである、、 初めに泣いているのは、 悲しみで…

<2803>「私の無数の生まれが落ちる」

おいお前は、 いったいなにの重さだ、 なにの振動なのだ、 ここいらまで来て、、 どういう身体のつもりなのだろう、、 お前は離れる、、 お前はこの光線の外に居る、、 しずかに驚いている、、 しずかに巻いている、、 あたしは存在するのか、 存在に、 繋ぎ…

<2802>「あなたは何かを差し出そうとしている」

私はまだ、 液のなかに住まいをして、、 それで、、 身体をどこでやれるのかもしれず、 生きて、 動いています、、 まだあなたの呼吸があたたかい頃、、 私は、 ここらへんを、動いていたのでした、、 ここからまた私の眠りが来る、 あなたは驚く、 あなたの…