ああ水が流れた、、
お前には、
この音のひとつひとつが、
ただあたりまえにきこえるだろう、、
私は地肌を出している、、
そっと、、
なあ、
身体を畳んでおくれよ、、
少しもきこえないように、、
お前はどこに入る、
私は、
どこへ入ったっていいのだ、、
な、
この命が、
はげしい音を立てて回転し始めさえすれば、、
私は、
どこへだっていいのだ、
どこへだって入る、、
お前案内したろう、
私はなかへ行くぞ、、
こんなに、
あたりまえな光景の、、
ずっとなかに、
なあ、
お前がはっきりとここへ出て、
それで、
身体をくれたろう、、
私はそのことで十分なのだ、、
なぜそのあとに続くことが必要なのだ、、
あたしは打ったじゃないか、
あたしは走ったじゃないか、
あたしは、
こんなに声を出して歌ったじゃないか、
そのあとのものはいらない、
おもしろくないから、、
あたしに透明な時間をくれよ、、
なあ、
あたしはちっとも狂ってなんかないんだよ、、
透明な時間を、、
そこにしずかにくれよ、と、
いつも言っている、、
そして、
もらうまでもなく取りにいくんだ、、
うれしい、、
うれしい、うれしいな身体、、
あたしにくれるの、
うれしいね、、
あたしもっと使っちゃおう、、
どうしてどうして、
どうしてこんなに先まで行くの、
掘ると、
次に水が滲んでくれるの、
うれしい、
うれしくて仕方がない・・・