しずかにその場所、
その水へ、かえろうとしている、、
あたしはただもう、、
この膜が剥がれて、、
からだのあいだの、、
さわぎが全て、出ていくのを、、
黙って見ている、、
あたしは、、
畳まないものも畳んだ、、
こんなに次々と流れて、
その先はどうなのだ、、
私は、
ひとつ先へ膨らみ、、
あなたの言葉のなかを見ている、、
なにもないと感じる場所へ出ること、
それは、
土台が変わっただけなのだ、
踏まえるものが、
少し増えただけなのだ、、
それであなたはここにいるのだろう、、
私はそうだろうと思っている、、
あなたがひとつ畳み込まれて、、
そのなかは、
空になったのではなく、
時間がなくなったのだ、、
時間がなくなったものに、
どこから行くのか知らないが、
まっすぐ手が線がのびる、、
ふまえたな、、
ふまえたからどうだというんだ、、
しかしここは時間のない場所、、
時間のない、
さまざまな断片を抱え、
時間のなかを生きてゆく、、
私は渡っている、、
渡っていいものであるかどうか、
それはしらない、、
ねえ、
声だって複数あって良いでしょう、、
そんなことは私はしらない、
もっと知っていてもいいでしょう、
たしかに、もっと知っていてもいい、、
ねえ、
これがまだ始まりに向けての歩みだということ、
なにかの以前であるということ、
どう、
しかしまあ、
それはそうだわね、と思わないでもないね、、
なあ、
ものすごい角度で、
上昇する夢を見る馬鹿者や、怪物になろうよ、、
どんどんと折り畳んで、、
焦ってはいけないけれどもね、、
私は裸でもないけれどもね・・・