<2825>「このヒのただなかにはじまるよはいれ」

 お前がそこで迷う、、

 あたしが潜る、

 潜る音を、

 順にきいているのでは、ないかしら、、

 あたしはなかへ、なかへ、

 静かに、

 身体をつくりながら、

 お前の熱に合わさる、、

 身体派手だから、

 お前は火になる、、

 火になれば、、

 お前は生きていく、

 後ほども、ずっと、、

 あなたはすっと、身体を、

 この火の中心に投げてみせた、、

 生まれた、、

 

 しらない、

 私の粒のことなどは、

 もう、どれも、

 このヒのただなかに放って、、

 私はわめく、、

 わいて、わいて、

 続いて、、

 もっと、もっと、

 さわがしい場所へ、、

 あなたは存在ごと、

 まるごと押していく、、

 からだなど分かれたまま、

 あたしは押していく、、

 あたしは手のひら、、

 ある、あなたの集中を、、

 からだに見ながら、

 次から、次へ、

 きこえるよう、、

 あたしをおしてくること、、

 ねえ、

 もう転げないで、、

 あたしなど、時刻へ、、

 いくつも挟まって、

 始まれ、、

 始まるからまだ大丈夫、、

 ここはヒだね、

 からだだね、、

 あなたの手だね、

 メッセージだ、、

 

 あなたはぼうとし、、

 この、ヒの筒のなかへ、

 存在ごと、

 全ておさめてしまうのだ、、

 あなたがきこえているに、違いがない場所へ、

 ああわたしは湧く、、

 湧くそばから熱でカラになる、、

 カラになる、あたしに、

 いくつもつながるよはいれ・・・