私の死んだおばあちゃんが、
朝、
まだ4時とか5時なのじゃないか、
起きて家中を掃除してまわっていたり、
ベッドに来て、
寝る前だったかな、
起きたあとだったかな、
上体起こしの腹筋をしていたことなどをさ、
たまに思い出したりするよ、
それでいていつもやわらかい笑顔だったな、
簡単なことではない、
簡単なことではないよ、
とても人間として出来た人だったのだということに、
気がつくのには時間がかかります、、
前に、
片桐はいりさんの本の中で、
はいりさんのお母さんの話を読んだ気がする、
年老いていて、
はいりさんは休んでほしいけど、
お母さんはじっと座って休んでいるのが嫌な人だったと、
いつも何かしらの作業をしていたと、
そういう人の気持ちがよくわかる、
端で見てて休んでほしいと思う人の、
気持ちもよく分かるけどね、、
動いてなきゃいられないというのと、
動くことが元気さにつながるのと、
動いていないと不安なのと、
いろいろが混ざりあって、ね、、
熱量があると、
どうまとまって良いものか、
分からないものなのだろう、、
身体は、
だからよく方向性を持ってくれたな、と思う、、
これだけの時間をかけて、
ゆっくりと、
あたしの身体と心とは、
バランスをとっていく、、
あなたはどこへ行く、、
まったく知らない場所、
行ったことのある場所へ、
あなたは歩を重ねていく、、
あなたは、
縁や義理を大事にするのね、
なるほど、
私はそうなのかもしれない、、
人間は思っている以上に受身だ、、
だから、
働き掛けていくことは、
ただ単にこの地上に、
数が少ないことなのかもしれない、、
私は数が少ないもののことが気になる、、
働き掛けてみたら、
ほかではない、
私が違ってくる・・・