どこまでもからだが軽やかに、
なりそうになると、
あたしは、
地面を思い出し、
ぐっと沈み込む、、
あたしは歩みの、
その様子に、
少なくない緊張をはらっているようだ、、
あたしから、
湯気が出て、、
なるほど、
この人は燃えて、
徐々に型を失っていく人、、
どこか理解する、
どこか遠くの方で理解する、、
あまりにもあたりまえに消えてしまった、
あのものたちに対し、、
私はひとつの声で応える、、
私は迎えようというのではない、
ただ、
生きてあるものとして、
試みに音声を出していく、
そのことだけがある、、
そのことだけが、
私を地面に繋ぎ、、
私は、
ひとつの呼吸のなかで、
歩くことがまた可能となる、、
私は、
静かな太陽を見ている、、
あなたも少しずつ湯気になり、、
この星の、
気配として、
ひとつの仕事を果たしているのだろうか、、
あなたはきれいだ、、
他に何か言うべきことがあるだろうか、、
私は、、
具体的な身体に、
より近づいていく、、
私は、
分けるという不可能を携えて、
現実に粘っていく、、
現実がきこえる、、
それは、
私のなかでひろがり、、
私は、
内世界の変化を感じ、
違う人間になり、、
違う人間を、、
またこんなところへよく、
と招ぶ声があり、、
その声の膜の中に、
いずれ、
湯気になるものの気配がある・・・