<2814>「太陽と、湯気の気配」

 どこまでもからだが軽やかに、

 なりそうになると、

 あたしは、

 地面を思い出し、

 ぐっと沈み込む、、

 あたしは歩みの、

 その様子に、

 少なくない緊張をはらっているようだ、、

 あたしから、

 湯気が出て、、

 なるほど、

 この人は燃えて、

 徐々に型を失っていく人、、

 どこか理解する、

 どこか遠くの方で理解する、、

 

 あまりにもあたりまえに消えてしまった、

 あのものたちに対し、、

 私はひとつの声で応える、、

 私は迎えようというのではない、

 ただ、

 生きてあるものとして、

 試みに音声を出していく、

 そのことだけがある、、

 そのことだけが、

 私を地面に繋ぎ、、

 私は、

 ひとつの呼吸のなかで、

 歩くことがまた可能となる、、

 私は、

 静かな太陽を見ている、、

 あなたも少しずつ湯気になり、、

 この星の、

 気配として、

 ひとつの仕事を果たしているのだろうか、、

 あなたはきれいだ、、

 他に何か言うべきことがあるだろうか、、

 私は、、

 具体的な身体に、

 より近づいていく、、

 私は、

 分けるという不可能を携えて、

 現実に粘っていく、、

 

 現実がきこえる、、

 それは、

 私のなかでひろがり、、

 私は、

 内世界の変化を感じ、

 違う人間になり、、

 違う人間を、、

 またこんなところへよく、

 と招ぶ声があり、、

 その声の膜の中に、

 いずれ、

 湯気になるものの気配がある・・・