<2832>「面、集中とほうけ体」

 どこで回転が変わるのか、分からない、、

 ただ、、

 なにか具体的なきっかけが、

 あるようにも思えない、、

 内自に、

 別に溜まっているものが、あるのかしら、、

 名前のない、

 重たいかたまりが、、

 あたしはそのなかへ引っ張られ、

 目も、

 裏を向いた、、

 これを見ていることはなにだ、

 という問い自体、

 発生しようのない重さ、、

 

 なにが解決された、

 それは、

 しらされないのではなく、

 解決された何事もないのだろう、

 おそらく、身体として、

 ふっと重いものが抜け、

 軽く流れるようになることも、

 重たいことと、

 あまり意味の違いを持っていないはずだ、、

 わたしはそれを感じ、

 悲しかったり、

 うれしかったりすることは物語ではない、

 状況だ、、

 ひとつの面なのだ、と、

 感じ始めていた、、

 

 こぼしてしまうものを、

 補おうとする、運動のなかに、

 私も巻き込まれようとする、

 なので、

 悲しさしか言われなかったり、

 楽しさしか言われなかったり、

 すればそこは居心地が悪いのだ、、

 面が、

 揃っていないような気がするから、

 あたしは面を集める、、

 

 あたしはいつも揺らぐ面の中の、

 集中とほうけ体、、

 からだのなかに甘いものがあり、

 目をアいている集中体、、

 それもあまり先へ行くと、

 なにに神経を集めているのか、

 分からなくなってくるな、、

 あたしは駆け足で、

 あなたの記憶を確かめる、、

 あたしが現象すること、

 他の人のなかにもあたしが現象すること、、

 どちらを向く、、

 あたしははたいていく、、

 もののながれのなかにたどりついては、はたいていく・・・