考えうるかぎりもっとも近く、
肌まで接近していた、
そしてその穴の、
もっと底まで、、
あなたの手から漏れたことは、
浸透していく、、
あなた、ひらいて、、
私には不明の、
複数の、色が映り、、
私は静かに先へ行く、、
このあいだに、
呼吸が、、
順にきこえ、、
あなたは存在として膨らんでいく、、
ねえ、
あなた見えない、、
まだはなたれて、、
すべてがほどかれたままで、
謎で、、
すべてほうりかけているの、、
きこえる、、
あなたは先にいる、、
すこしずつ、、
あなたは自身の形状を変えてゆく、、
ゆっくり動いていく、、
またその膜のなかに、、
潜っていくのもまた、、
過去の、
液たちであるから、、
あたしはゆっくりと、
その視線を迎えます、、
なにや身体の変容、
別の人間を、
順番に迎えています、、
あなたには、
歓迎の瞳の色がないんですか、、
どうでしょう、、
あたしは底に落ちよう、落ちようとする、
現実の表面から、剥がれよう、剥がれようとする、、
あなた順番に、、
あなたは振動に、
まったく、、
ひとりこの心地のなかに来て、、
増えて、
膨らんでしまって、、
たったいちにんの、
健康のこわさ、
健康の強さ、、
あたしは死ぬほどではないと思いながら、、
ここから足を外したら、
死ぬかもしれないという緊張を、常に持ちながら、
ながれのなかに出る、
つめたかったり、ちょうど心地良かったりする、
しずかな一本の線に出る・・・