<2806>「溶けたあと、声はどうなりますか」

 あたしもまだ順の、

 身体の粒なのに、、

 また話しかけている、、

 またこぼれそうになって、、

 あなたは嘘なのに、

 ここにまっすぐにのべられて、、

 なんていう顔をするの、

 あたしこそこのなかへ、

 ただもうまっすぐに入っていくわ、、

 これは、だれの顔、、

 だれから破れてきた顔、、

 あんまり美しく、、

 あんまり存在していない、、

 長く、

 時間の中に始まってから、、

 あたしは幾度もきていたの、

 

 大体の熱、

 大体のほうけと、

 私は順に付き合いながら、、

 ここへまっすぐに倒れている、、

 私がきこえたの、

 それは、いつ、どのような方法で、

 身体にきこえたの、、

 あたしは下がっている、

 下がって生まれている、、

 下がれるだけ下がって、、

 また、

 底の方で呼吸をする、、

 あたしは小さいでしょうか、

 サイズについて、、

 あまり確かなことはない、、

 私は複数でしょうか、

 光線は複数です、、

 浮上の仕方にも様々ありますね、、

 ええ、しかし、

 まともに溶けてしまったあとの、

 この声はどうなりますか、 

 さびしい季節に、

 あなたの声は、

 果たしてどうなりますか、、

 

 あたしはなんとなく走っています、

 ほうけは、

 この場合ひとつの膜です、、

 あたしはいつでも交代している、、

 これはたれた、

 まったくもってたれ続けている、、

 あたしは掬う、

 その一部に秘密はない、、

 いくつもが、

 まとまって運動している、

 そのことだけに秘密がある、、

 だから、

 停止の静かさ、、

 あたしはそこで息を吸うことができる・・・