こんな具体的なものが、
1日を経過していくことは本当に、
何でもないことに思える、、
しかしその、
何でもないことそれ自体に、
ふっとつかまるときがある、
そのとき私は宙を見つめ、、
徐々に呼吸をするだけになる、、
私は、とくに、
生きているとかどうとか、
そんなことをわざわざ持ち出す必要はないように思った、、
そうではなくて私は具体的に動いている、
いろいろな場所が繋がれて、、
私は具体的に動いている、、
私はとくに興味がないように思われた、、
私は没頭しているように思われた、
ほうけているように思われた、、
風が少し長く、、
もう帰らないかのように、、
一瞬、
ここが永遠の場所になって、
一歩も動かれないと、
強く感じることがある、、
本当は、
そんなこともないのだが、、
あの挟まる、
一瞬の時間はなんだったろう、、
私は、
線を様々に組み合わせてみている、、
感動し、
感動することにも慣れ、
この場で、
普通の人間になって、、
ゆっくりだまりこむ、、
あたしは音を発していない、、
ただながさがあり、
うすい沈黙があり、、
訳が分からないまま経過してしまった出来事があった、、
ひとつの川の流れに乗って、
周囲のものを眺め、、
ふたたびまた手の先へ、
意識のほとんどが集まってくる、、
ああ、
なにか私には、
この水もない、、
この接触する、
たしかな木の板と、
指先が、
私に水がないと言っている、
私は水がない、、
だれに対して、、
だれに対しての、なにの訴えだろう、、
少しも飲まないのに、
一体だれに対しての・・・