2023-01-01から1年間の記事一覧

<2753>「身体の熱の奥」

くずれる身体、 あたまのなか、、 あなたのしんたい、、 あなたの振動の底、、 私は見たい、 私は見ていること、、 からだからそばへ、 次々にのびてきて、いること、、 あたしは身体、、 身の削ぎ、、 身の細くなりかた、 あなた、 どこを見ている、、 どこ…

<2752>「内側へ畳め、そこから線を走らす」

そこにはあなたがいるでしょう、 印の、、 あたしはただこの振るえ、、 からだのなかでいくつも、 いくつもの線に分かれ、、 あなたがた ただきこえるでしょう、 わたしは内部、 からだごと、、 その回転のなかで育ちながら、、 あなたには膨らみ、 複数の音…

<2751>「備忘録としてのタイマン森本」

タイマン森本は、続々と出てくる新着だけを追って行っても十分楽しめる。 のですが、ずっと追っていると、当然好みの回というのが出てくる。 ので、備忘録的なまとめを。 知らない人には、このチャンネルを知ってほしいという気持ちも少しはありつつ。 8作…

<2750>「卵へ、糸をのばし、声を通して」

からだが少しものの表面のなかに浮いて、 浮いて、は流れ、、 あたしその先もまた先も見た、、 辺りへ散らばり、、 きっとこんな音がする、、 きっとこんな声の空間が、、 あたしにはする、、 あたしははてを見ていたの、 この卵から、、 ものの先まで照るの…

<2749>「あけた穴から漏れる世界と水」

まだはずみのなかで、 あたしの知らない身体が踊る、、 ええ、 しずかに、、 あなたの底面が浮き上がる、、 あなたはそれを見て微笑む、、 あたしたちは底を見、、 底を見ることはどういうこと、、 あたしは沈黙する、、 声を送る、、 ただ、 はてまでひらい…

<2748>「私は、零の日、私にとって、誰だろう」

あらたに混じる人、、 また、 からだから先へ抜ける人、、 私は、ながれ、、 からだのなかを、探る人、、 私は、彼、 時刻の、外、なか、なか、 私は、駆ける、、 からだが、駆ける、、 からだ、テーマ、、 テーマから、漏れ、 流れ、流れ、なか、なか、、 …

<2747>「誰」

私は、 本当に分からないことと、 分かるのに分からないとすることとの両方をもって、 怪物になろうとしている、 何かがおそろしいほど可能になる私を、 幼時の私は、 「これは私じゃない」 と言う、 私は、 その響きのなかで静かに生きる。 ランキング参加…

<2746>「私はこの晴れた日の空白」

まだわたしはとけている、、 しらないところまで、 しらないところのこのはてまで、、 あたしは息をする、 ものがかたりのなかへはじまり、、 あたしは息をする、、 からだはいろいろなものを、 畳み込み、 それから先へはじまるのを、 私も、 知らない人も…

<2745>「死んだあとの偶然」

からだ燃そう、、 あとはそざい、 こまかくすなに分かれて、、 あとはただ風の模様、、 ひとが見る、 ひとはまた過去にながれただろうものを見る、、 あなたがはじらい、、 そこここを隠していたのを、、 わたしは知る、 わたしは、通らないようにする、、 …

<2744>「剥がれてひらく遅い時間」

まださわいでいる、、 あたしは見て、 手を乗せ、、 そこから膨らむようにする、、 からだは見て、 からだは重たいか、どうか、、 からだのなかの線という線が、 上手く、集まって、、 わたしを運んでいるのか、 わたしが運んでいるのか、 ちょうど分からな…

<2743>「小部分、社会的な巧み」

あたしは静かな装いをし、、 まったくそこへ、、 からだをいくつも放ろうとする、、 あたしが粘りだ、と考えていたものは、 意気込みではなく、 身体のその、運び方であったようだ、、 あたしは、付き合わなければいけない問題と、 そうでもない問題とを、 …

<2742>「全水量で来る」

間近に身体の空白を用意する、 あたしは、そのなかで、、 ひとつの成分になって、 浮いていることと、思う、、 あたしは、まだ、、 ここのさわぎと、ひとつになって、 それぞれの、からだのはだのしかた、 もののみえかたに、 ひとり、混ざる、、 なぜかあな…

<2741>「あなたは政治」

かわいた、、 ものは、お前は、、 しずかにねを立てて、、 また、 からだをひらいた、、 どこから漏れてくるそのヒの、、 その果てのものごと、、 そのからだのものごと、 私は、 なかに含まれながら、、 ここで呼吸をする、 あたしは、、 ものに集まりなが…

<2740>「熱を混ぜているのだ(さあ、さわろう)」

からだやぶいた、 あなた、 あなたの水は、 私に語りかけます、、 あたしは、存在を、 現在と、 現在とは呼べないところ、 その両方に、置いた、、 あたしは招び込む、 しかし、 食いついていかない、、 あなたではなく、 原イメージが欲しい、、 私は、 果…

<2739>「あたしが水を限定してからの、その内世界の育ち」

あたしは、その、 たいした響きを、もつようには思われないもの、 そのひとつを、 しっかり皮膚の裏側へ、貼り、、 長い、長い時間をかけて、 それがからだに浸透し、、 内世界を構成する、 ひとつの風景になるのを、 じっと待っていた、、 あたしは、まだ、…

<2738>「お前の静かな目ん玉」

あたしにしかからだをしない、 旗を見せない、 それはなぜなの、、 からだが、やぶれるからなの、、 あなたは回転し、しまっていく、、 ひとつひとつの音声をききながら、 ここへ、潜っていく、、 あなたがそうしてからだをひらいて ここに、潜らせていくの…

<2737>「別の回路へ、垂らすアルファ」

遠のき、、 うん、 眼の底、、 固いもの、、 さざなみが、うん、 風が、風が、、 そう、、 ひとつひとつを撫でても、、 あなたは底で、 眼のなかで、、 いくつもの粒に分かれて、 揺らいでいる、、 これは筒のなか、 筒から来て、 出ない、、 からだはでない…

<2736>「揉まれて、まったく違う日に」

水のしたにしずかにあらわれたとおりの、 そのはだの、、 わたしはなかを持っている、、 あわがくる、 あわをとおっていく、、 なに、、 かたちならなにも、 ここで集めていなくてもいい、、 私は、過去を、、 私は、、 あくまでうかぶところ、、 あらたなヒ…

<2735>「液のなかに住んでみたものの記憶」

このヒのなかに、 まったく、、 すべてが入ってくる、、 あたしは、 日付のなかに、 全く閉じられてしまったように感じる、、 どこからその不安は来るのだろう、、 まったく、 からだを線に合わせ、、 ひとりひとりで、きいていく、、 あなたは順に、 このこ…

<2734>「信仰が踊る人~メイキング・オブ・ムナカタ」

www.momat.go.jp 行ってきました。 展示された作品を概観していくと、神仏が多いことに気がつく。 しかも、それらは真面目くさった様子ではなく、どれも阿呆のように楽しげに踊っている。線も、様々の方向に、自由に疾走しているように見える。 棟方さんは、…

<2733>「世界から油が流れるとき、私の骨」

あたしは、もっと、剥がれる、、 あつめた、 皮膚の先へ、簡単に、こぼれ得る、、 そこで、 先も何も知らない、 ただの泡かなにかの、 中心の、、 めをまわす、いきおいの、、 ものの、もとへ、、 徐々に、徐々に、、 体温と、、 からだの場所、、 もののさ…

<2732>「怪物の口の底で咲く」

あたしはまだ肌の枠組みのなかへ、 身体を挟み、 どこか、 回転の異なる、、 しずかなもののなかへ、、 あなたも混ぜる、 あなたはこの感激のなかに、 ゆっくり始まっていく、、 あたしは、いちいちを見ていた、、 揺れる、、 からだがどこに向かうかなど、…

<2731>「血の落ちる速度できいてみる」

あなたの記憶しているその姿のなかまで、、 あたしは、 ただひたすらまっすぐに到達しようとする、、 ねえ、 あたしには、 その理想とする形のない姿があるだけなんだ、、 完璧にはあわさらない、 だから、 違う通路をゆく必要がある、、 違うステップで、、…

<2730>「ひとつの胎児として」

あたしの胎児的な歓びと恐怖 あたしの胎児語りの歓びはあたしの胎児の皮膚の割れのなか 揺るがぬ性の形のなかへあたしは流れる入る 胎児の液の興奮とあたしはいつだ 泥に似た形であたしを撫でている 水だ からだだ 泥だ 私は濡れるたびかわこうとする 人がま…

<2729>「原イメージ、音もなく水が垂れる」

胚胎する声が、 あたし、 あたし窓のそばで、、 そこが、液にうまり、、 くぐもった音声が、 次々に姿を変えるのを、 眺めていたよ、、 ああ、 かんたんな声を漏らし、、 あたしがまたその声の膜の中の、 存在に戻ること、、 つつまれている場所ですぐに声が…

<2728>「生まれた日の記憶に繋がる機械」

あたしは渦の音を全てきいている、、 からだを落とした、 トオンをおとした、、 なぜあなたのなかには、 同じ渦がないのでしょうか、、 私は先へ、、 身体をのばしていきます、、 この、 透明な層の連なりに、 あたしはかき、 あたしは乗っている、、 誰の呼…

<2727>「からだのふるさとのなかへ」

からだのふるさとのなかへあなたは声をあげる あなたはただあこがれにまかせていればよい そのヒのからだへとあたるしかたにまっすぐに誘われていればよい あたしヒを集めたの からだにかくれて、 からだのなかにたまるヒをね、 私にはそれがわかりました あ…

<2726>「軽蔑や、失望を取り込む器」

あたしは別にいのちの形じゃない、 あたしはまだ液体の、 淀みのなかの、 小さな点ではない、、 絶えて、 絶えているものではない、、 それは探らない、 あたしをしずかに声にして、、 あたしが溶けようとするとき、 あなたはそれを知らないという顔をする、…

<2725>「肺を出して、無限の筒」

あたしは肺を出している、、 からだは言わない、 からだは沈み込んだまま、、 あなたの沈黙とも合わさる、 先に来たんじゃない、 先に来たんじゃないな、 無限の筒、 無限の筒よ、あなたは、 決して先に来たんじゃない、 あなたはあらわれる、、 ヒの、 あな…

<2724>「生まれてまもない表情が残る皮膚の裏」

からだのなかに裸と名指せる部分がいくつあろうか、、 あたしは、 定かではない方向に来て、 その感慨を、、 ひとつひとつの身体の揺れ、 踊りとも言える場所で使う、、 かたちもなにも、 あなたには流れる液があり、 管があり、、 それはいつも走っている、…