2023-01-01から1年間の記事一覧

<2783>「爪までが主になる」

かぞえない、、 あたしは歩をひとつひとつ落とす、、 まだここにヒはあたる、、 ここは、 小さく揺らいだまま、、 あなたのからだを確認する、、 、、 ここはひろい、、 わたしは、 触れているのに、、 ここが、、 ただの壁だと感じている、、 あなたも声を…

<2782>「核の閉鎖、」

ひとつの身体の下にある、、 あなたの、 はてをよく見る印があるな、、 なんかいそう、、 なんだんかいその、、 からだの先を見つめるよ、 えい、、 あたしは空気のように軽い、、 どこまでもどこまでも浮く、、 しずかに夢を見ているのかな、、 あたしは、 …

<2781>「存在する秘密が、あなたの手を通過していく」

あたしはものを求めているのか、どうか、、 それはとても分からない、、 しかしあなたの液は熱くなる、、 からだの奥で、 からだの周りで、、 次々に、、 あなたの歩行もまた、 熱さを増した、液により、、 ここへ流れることになる、、 あなたが歩行すると、…

<2780>「毒物を組み込むということ」

しずかに距離を調整する私を、 何と言うこともできません、、 あたしはそれぞれへ向けて、 ほどけていきます、、 執念などないと、 普段の身体の平穏さから、 簡単に思ってしまいます、、 しかし、 日常が不意に揺らげば、、 歯を壊さんばかりに噛みしめ、、…

<2779>「あなたは裸、私は裸ではない」

まだ肌がかわいたばかりなのに、、 あたしは、 どんどんと中へ、混じろうとする、その、 液を持った存在の、重さを、、 みとめる、、 みとめて、、 これは、なにか、あたりまえだけれども、 あたりまえと同時に、はてで、、 わたしとは、 かんけいがないかの…

<2778>「案内が出るよ」

あたしは身体らしくなっているらしい、、 全ての響きも、、 ここへこもっていくらしいので、、 あたしはきいてみます、 そして、 もっとそのなかへ、、 身体を混ぜてみます、、 小さな印、、 あたしはいくつもの形と、 折り合ったあと、、 この、 ひとつの線…

<2777>「雲をする、綱を渡り、水に生命する」

呼吸が、また、 いくつかの方向に、 私を招いて、、 私は、 あぶくを身につける、、 からだは、なぜか、、 まっすぐ立っている、、 まっすぐきこえてくる、声の、なかに、 あなたの存在ばかりが、映っている、、 あたしはそうしたら雲をします、、 どこから…

<2776>「誰ですか、この、静かに事をする人間は」

ふたつの水のあいだを、 しずかに落下していきました、、 あなた、あなた、、 はなれた、 しらないところ、、 このままでは通路も見えない、、 私は、 ひとつの回転のなかに、その、、 たしかな声を、 いくつも住まわせています、、 見ているでしょうか、 見…

<2775>「あなたの声のなかの私は何者なのか」

からだがまだ小さく、、 私は水とその残りに分解され、、 またほどかれる、 あとですてられる、、 あとでその時空に保存され、 舐め取られる、、 ものがただ落ちていく、、 落ちたところに埋もれ、、 あなたの身体なども集まって、 ひそかに出ろ、、 ひそか…

<2774>「なぜ生命を張らないの、内側でサくの」

あなたの沈みに向かい、 あたしもきっと手をしている、、 ここに、 存在がまっすぐ当たるように、 道を、 丁寧にサいて、、 あなたが通る、 あなたは複数の粒に、、 からだのひとつひとつを混ぜ、 そこから全ての声をきく、、 からだ、 立ち上がってください…

<2773>「息と泡を何重に」

わずかに浮いてくる、、 あなたは、 この時間ばかりをまだ、 静かに持っている、、 あたしはからだのはてに、 あなたの模様を見、、 ひどく、、 透明なところまで、 通ろうとする、、 あたしは液を増し、、 また減じる、、 まだしらない泡を立てて、、 あな…

<2772>「よく考えろ、あの人たちと同じだ」

なぜか私はさらの、 現実の場所にいることを、 いくらか驚いている、、 私は奥に線を持ち、、 常にそこへ、自身を引っ張る、、 あたしは、 私を殺さない限り、 私はますます強くなるなどとは言わない、、 あまりそのこわさは性に合わない、 しかし同じことを…

<2771>「もう一度会うために壊れる」

あたしはものにのびるの、、 ね、 どこからもからだをあてて、 あたしは先へ、先へ、、 からだが、、 ただたくみに生まれてくるだけの場所で、、 あなたは、 からだを流しているの、、 ただもうそのあなのなかに、、 あたしは全部の存在を溶かして、、 から…

<2770>「けらくとはどこ、水は? 繊維は?」

かたづける肌の分だけ、、 あなたが、 同じように浮かんでくる、 あたしは、 同じように遠くへ来て、、 ただ、あたりまえに、 存在の正面を眺めている、、 いまはまた、 からだと一緒にとけてしまうのに、、 ここにあるだけの分は、、 私が吸収しました、、 …

<2769>「こと、」

まだあなたの声がするところに身体を畳み込んでいる、、 私は訳の分からぬ場所から、 この地平のなかへ、 まっすぐに出る、 まっすぐにこぼれる、、 からだがあなたを映すこと、、 私はさらに先へ、 からだとともに漏れること、 あれあやしい、、 私は複数の…

<2768>「簡単な道を通すこと」

生きているというのはそんなに綺麗なことではない、 あなたは私を通すことにした、、 それで、 誰からも失望や、 軽蔑を、もらわぬようなどと、考えいたることが、 ひどく子どもっぽいことにおもえた、、 私はそんなに綺麗ではない、、 私は自分の道を通すこ…

<2767>「だれだそこで生を受ける」

あたしもまたこの透明な場所へ、 滑るようにして出た、、 あれ、 からだの範囲、、 私は、 どこかの記憶から漏るよう、、 次第に、 そのそれぞれを集める、、 あたしはからだのなにか、、 普通に線が走るところ、 そこを感じている、、 からだだれだろう、、…

<2766>「平櫛田中彫刻美術館」

yutaro-sata.com 東京国立近代美術館でムナカタ展を見た後、常設展で、平櫛田中さんの、おそらく「永寿清頌」を見、身体がぞわぞわとするような興奮に捉えられた。 為、田中さんの彫刻美術館に行ってきた。 www.city.kodaira.tokyo.jp 良寛さんあり、空海あ…

<2765>「欲と灰色」

あたしは欲のかたまりですね、 その視線は、 ぼうっとして、、 少しも現在時を見ていないもの、、 どこへ向かうんですか、 あなたが、 今いる場所を、、 徐々にあたためるためですか、、 なぜ、あなたは、 あたりまえの姿でそこにいる、、 私にはここに入っ…

<2764>「あなた、冷たくて、おいしいねえ」

そうだなあ、 あたしは、、 ものの内部へと声をあつめて、 いちいち点検しているような、 そんな身体ではなくなった、、 むしろ形を、、 形らしくして、 その皮膚と同じになろうとしている、、 あたしはその姿のままで眠る人、 その姿のままで起きる人、、 …

<2763>「意味を持ってしまう」

見えない通路を来たものはいくらばかりだろう、、 あたしは、こうして、 暗闇に、ひとり立っていなければならないこと、、 あたしは、 ひとつのきっかけで、、 どこまでも底のところへ行こうとすること、、 しかし、 人間をやめるというのは、 あまり実感が…

<2762>「もらう声をすべて散らす」

あなた眼差すの、、 そこに、 熱をおくの、、 からだのなかにいくつもあり、 あたしは走らすの、、 ねえ、 あたしはどこをさぐる、、 あたしはすべてほどける、、 すべてほどけて、 柔らかい海へ、、 あたしは無感でいる、、 あたしは無感で浮かんでいる、、…

<2761>「静かな場所の道具」

あたしは小さな場所へ立った、、 以前、 激しく、争いの満ちた場所は、 時間とともに、 静かに踏み固められ、、 私は、 無音を享受している、、 私は、 ここで見事道具となっている、、 姿が、 ただあると姿は、 どこに行くかは分からない、 空間に、 少しず…

<2760>「あまり他の身体が入り、飲めない水」

あわが立つにちがいない、、 あたしが液を生んで、、 ここに、とどまらせると、 そこから立つ泡、、 あなたはものの隙間のなかに潜る、、 あなたはからだを渡している、、 からだのなかに潜る、、 あたしは泡を見ている、、 必要にまさる、声が、、 あなた枯…

<2759>「からだをまわして少しずつほどける」

かたちのない、 その隙間から、 延々と漏れていて、、 私は、 黙って手をします、、 黙って身体を向けます、、 あたりまえだが、 こんな流れを見ていると、、 あたしの成分は、 目を回しそうです、、 どこか、 暗いところが用意され、 あなたは、 そのまま回…

<2758>「人間のかわく場所、ひとつの砂の部分」

ヒがからだにあたりつづく、、 私はからからにかわいてしまい、、 指で身をすりつぶし、 全ては粉になり、、 しずかに、 ものの奥へ、駆けていきました、、 別の招び声の場所、 あたしはまっすぐ潜った、、 人間のない場所、 人間の、かわく場所、、 あなた…

<2757>「なかに満ちる機械、回転の夢」

かたい、 しずかな水のなかに、、 お前が来る、 お前は、 どういうしかたかも、分からないままに、来る、、 からだ、 お前は、出ている、、 あちらこちらから、出る、、 ただ、 水のなかで混ざり、 踊るだけ、、 あの長い、 季節のありかに、 つながるだけ、…

<2756>「あなたの悲鳴が、新しい皮膚の層になる」

隙間から液体、 あたしのため、、 あたしは手をのばすため、 からだの存在、 からだが、 次々にのびているため、、 あなたは、 時刻もしらずに膨れ上がる、、 どこから定めて、 どこから放るの、、 あなたがたのかたい、 かたいいのちのところ、、 液が入っ…

<2755>「からだください」

からだひとつの線に、 からだつづる、、 あなたの文字、 あなたの浮き上がり方、、 もののたくらみのなか、 あなたのサインのなか、、 私は混ざる、 私は行く、、 軽やかないのちの、 先端につく、重り、、 あたしはその行方を見、、 からだに剥がれていくも…

<2754>「からだの朝、水が減る、唇が減る」

あたしの、ただの、 まだの、 からだのあさに、、 あなたがた液体、、 あなたがた風塵が、 あなたもぐりこむ、、 どこからどこ、、 あたしはその底の方の暗さ、、 もどる、、 からだのなかに戻る、、 からだのなかで薄まる、 もののなかであそぶ、、 ものか…