<2733>「世界から油が流れるとき、私の骨」

 あたしは、もっと、剥がれる、、

 あつめた、

 皮膚の先へ、簡単に、こぼれ得る、、

 そこで、

 先も何も知らない、

 ただの泡かなにかの、

 中心の、、

 めをまわす、いきおいの、、

 ものの、もとへ、、

 徐々に、徐々に、、

 体温と、、

 からだの場所、、

 もののさきのなかへ、

 そっくり、そっくり沈めていく、、

 ひとつのところ、

 ひとつのかたちのくる、、

 

 

 あたし、くる、、

 この地表面を過ごして、、

 さらにしずかな場所へ、

 ものがなくなる、、

 あたしは身体を揺る、、

 ひとつの音、

 ひとつの世界、

 からだはなくなり、、

 わずかな骨、

 あたしがじっと眺めているところ、、

 どこか骨にさわるきかい、、

 あたしは油の、

 そのうつる世界、

 匂いと、重さのなかに、

 人が、

 静かに住んでいく世界、、

 私は、語らって、、

 ひとり歩んでいく世界、、

 世界から、

 油が流れて、

 黙ってうつろうとき、、

 その一瞬は、

 私に地面を思い出させる、、

 

 あたしはもっている液を、

 全て流してみようとする、、

 骨の、ひとつひとつから、、

 揺れるときの、発声が、

 きこえてくる、、

 あたしはただそのプウルに、、

 じっとして、、

 視線をし、、

 耳をし、

 身体をする、

 身体今生まれたばかりだ、、

 どこか、、

 生まれたばかりの表情だ、、

 さあ、

 からだたくまれて、あぶらが増えてきたとこだ・・・