<2734>「信仰が踊る人~メイキング・オブ・ムナカタ」

www.momat.go.jp

 

 行ってきました。

 

 展示された作品を概観していくと、神仏が多いことに気がつく。

 しかも、それらは真面目くさった様子ではなく、どれも阿呆のように楽しげに踊っている。線も、様々の方向に、自由に疾走しているように見える。

 

 棟方さんは、自然風景よりは、観念先行型だったのかなと感じたり。

 神仏が多いこともそうだが、それなりに多くの作品に、びっしりと文字が彫り込まれていることからもそれは窺える。

 

 出口付近に、棟方さんの制作風景の写真、接写がある。

 それを見て気がつくのだが、彫るという仕事は、絵の仕事より、むしろ文字の仕事に近いのではないだろうか。

 

 棟方さんが、削るという作業に選び選ばれていった必然を想った。