あたしは渦の音を全てきいている、、
からだを落とした、
トオンをおとした、、
なぜあなたのなかには、
同じ渦がないのでしょうか、、
私は先へ、、
身体をのばしていきます、、
この、
透明な層の連なりに、
あたしはかき、
あたしは乗っている、、
誰の呼吸だか、
どこかで分からなくなり、
これはからだの一致、、
同じ声、、
同じゆらめき、、
同じ手のすがたのこと、、
同じ泡を出して、
しずかに、
からだのなかから、、
あなたは内証を通って、、
ここにひらくものを用意する、、
ここから生まれるもの、
同じ隙間を通り、
まったく別の表現、、
まったく別のありかた、、
本当をしてくれ、と言われたら、、
私はしばらく戸惑ってしまうだろう、、
運動にはいくつかの色がある、
それをひとつひとつ取り出して、
語ることは不可能だ、、
あればあるだけのあたしのからだ、
からだを剥いで、、
なかにはなにもなかったとしる、、
からだのしるが、、
その空白の壁を伝い、、
私を、
しずかに見つめている、、
あたしはふるう、、
そのしるを手に取り、、
またからだのなかにいれる、、
いれたところで、
その下の、もう少し下の、
根のところで、
あなたははじまる、、
呼吸がはじまる、、
あなたはふいにここを見た、、
ここからはなれて、
液からはなれて、、
すずしく、
うごく細い管や肉の集まり、、
水を通すための機械、、
生まれた日の記憶に、、
まっすぐに繋がっている機械・・・