<2726>「軽蔑や、失望を取り込む器」

 あたしは別にいのちの形じゃない、

 あたしはまだ液体の、

 淀みのなかの、

 小さな点ではない、、

 絶えて、

 絶えているものではない、、

 それは探らない、

 あたしをしずかに声にして、、

 あたしが溶けようとするとき、

 あなたはそれを知らないという顔をする、、

 はやくどこか、

 空気のよく通うところへ出て、

 あたし以外を呼吸しようとする、、

 

 あなたは窒息しそうな顔、

 わたしは閉じ込めようとした、、

 あなたの呼吸がなくなるように、

 あなたは空気が通うことを、

 一番に考えましたね、、

 それは、

 それは他の人にとって、

 必ずしもそうではないのだろうか・・・

 なぜ私は空気を求める、、

 この人のなかに閉じることができない、、

 わたしは道に出て、

 風に当たることを求める、、

 窒息は、

 可能性として、遠くにあるとき、

 優雅であるだけだ、、

 本当に迫れば参ってしまう、、

 それで、

 私は、、

 軽蔑や、失望を取り込む、、

 無限の器となる、

 私は、、

 そのなかで誰に向けて謝っている、、

 謝ってはいない、、

 私は、

 上手くその人の、溶け合う願望を把握することができない、

 あることは分かる、ただ、、

 それを上手く受けることができない、

 だから、

 好悪どちらにも振れない、、

 つまらない、

 反応のない、、

 ただの無限の器としてある、、

 

 あたしは実は、

 あなたとは話したいことが少しもないのを、

 ごまかさなければ失礼だと思っていた、、

 しかし今はごまかすのが失礼だと思っている、、 

 空気を求め、

 窒息を逃れる性質を、、

 ここに、

 いたずらにあらわすのではなく、

 しずかにおくこと・・・