<2736>「揉まれて、まったく違う日に」

 水のしたにしずかにあらわれたとおりの、

 そのはだの、、

 わたしはなかを持っている、、

 あわがくる、

 あわをとおっていく、、

 なに、、

 かたちならなにも、

 ここで集めていなくてもいい、、

 私は、過去を、、

 私は、、

 あくまでうかぶところ、、

 あらたなヒのかげりを、

 あたしはそこにみる、、

 

 まったく違う人になっている、、

 私はそのことに、

 驚く時間をもたない、、

 あたしは一音一音が、

 揺れて、振るえている、、

 そのかたまりの先に入っていく、

 そのかたまりは僅かなふるえのこえ、

 どこか、

 どこかとおくまで、、

 からだのゆるみ、

 浸透していく、、

 あたしはなかへはいる、、

 おそらく手招きし、、

 あたしは、

 欲望を忘れているわけではない、、

 それはどこか遠い音、

 あなたは、

 あなたのヒに包まれている、、

 いちどめから、、

 からだの枠から、

 あなたは外れ、、

 あなたのこえの便りはここに来、、

 ながれ、

 揉まれて、、

 あたしはそとになげている、、

 この方法で投げている、、

 

 いまいつという瞬間の、

 わたしのなかに、

 すべてこの液があり、

 泡立ちがあり、、

 それは細部にとけて、、

 あるあたらしいヒの引きかた、、

 すこしすこし音がする、

 今あなたが表面を走ったような、、

 しずかに膨らんで、、

 からだのなかを走ったような、、

 ひとつの膨らみがする、

 あたしはまた見られている、、

 ちがう、

 ちいさな粒にちがいがないこと、、

 あたしは揉まれ・・・