<2725>「肺を出して、無限の筒」

 あたしは肺を出している、、

 からだは言わない、

 からだは沈み込んだまま、、

 あなたの沈黙とも合わさる、

 先に来たんじゃない、

 先に来たんじゃないな、

 無限の筒、

 無限の筒よ、あなたは、

 決して先に来たんじゃない、

 あなたはあらわれる、、

 ヒの、

 あなたをほしいままにし、、

 何事もなく、

 それをまた水にかえす、、

 あなたはインディビジュアルか、

 そうか、

 あたしもまた水を使う、、

 

 からだから全てを出している、、

 あなたは見ている、、

 あなたは見ているそばから、

 それを、

 全部取り込んでいく、、

 全部取り込むとどこかへ着くか、、

 そんなこともないのだろう、、

 そんなかたらいも、、

 からだの関係も、全て、、

 あなたのなかに流れ込んで、、

 からだはあなたをたくわえて、、

 うん、

 振動ひとつ寄越すときに、、

 あなたの目にするものは少し変わる、、

 眼球の動きは世界、、

 水が流れ、、

 まったく手足までそれぞれが着き、、

 あたしは現実に、

 附着された、と思う、、

 あなたが泣いている人、

 そう、

 あなたが泣いている人なのね、、

 それぞれの用途、

 それぞれの方法、、

 あなたが、目を変えず、

 しかも、

 振動のひとつひとつを取り込んで、

 ここで揺れて見ている人なのね、、

 

 あなたまたエナジイと言った、、

 どうして、、

 私はまた回転体となった、、

 ふたりの幻想はどこ、

 私はそんなものをしらない、、

 時刻と私、

 回転するだけ、、

 ともに、走るだけ、、

 ただつく水を一緒に、いちどに求めるだけ・・・