<2752>「内側へ畳め、そこから線を走らす」

 そこにはあなたがいるでしょう、

 印の、、

 あたしはただこの振るえ、、

 からだのなかでいくつも、

 いくつもの線に分かれ、、

 あなたがた ただきこえるでしょう、

 わたしは内部、

 からだごと、、

 その回転のなかで育ちながら、、

 あなたには膨らみ、

 複数の音がきこえる、、

 あなたはそばに立っている、、

 

 この、、

 ははのしらない一連の流れが、、

 あたしは、、

 しずかにこの妄想を作ってから、、

 あたしにきこえ、、

 これはどこからあつまってきて、、

 わたしにとどく、、

 わたしはからだをほどいている、、

 ひとつひとつの線が、

 液に浸っていて、、

 あたしは夢なども、

 少しかわく場所へ、、

 呼吸を、

 次々に送っていた、、

 あたしはどこだということになるの、、

 このまざりあいでは、

 いかようにも回転し、、

 すみにほどけ、、

 また垂れたら垂れるだけ、、

 あたしははしの方で生まれ、、

 このからだを落とす、、

 からだははるか水の底まで行く、、

 あなたはその挙動のいちいちを、

 内側へ、畳み込んでいく、、

 あたしはそうして無限になり、

 ここをきく、、

 ここははだがほぐれたところですか、、

 ここはまだ、、

 からだが過ごしているところですか、、

 

 あなたの模様の、、

 その浮き上がりを、、

 あたくしなどは掴みました、、

 あなたのその焦燥や、興奮を、、

 あたしは遠く、、

 それも、しかし、、

 内側へ畳む、

 内側へくれてやる、、

 あああなたの情動の、、

 からだになっていくさま、、

 あたしは日毎、

 からだに上手くとおっていくのを感ずる、、

 あなたここだ、ここなんだ・・・