間近に身体の空白を用意する、
あたしは、そのなかで、、
ひとつの成分になって、
浮いていることと、思う、、
あたしは、まだ、、
ここのさわぎと、ひとつになって、
それぞれの、からだのはだのしかた、
もののみえかたに、
ひとり、混ざる、、
なぜかあなたが見ている、、
その硬直から、
あなたは見ている、、
不自然に、かたまっている、、
わたしは揺りをなそうか、
原イメージのあなた、
あなたは全て溶けてでるわけにいかない、、
だってお前は受け止めないだろう、
たしかにそうだ、、
あなたが全水量となり、、
私の上に、
まっさかさまに降り注ごうと、するものなら、
あたしは平気で二歩三歩、横に、、
後ろに、下がってしまう、、
こんなものはいらないとでもいうように、
平然として、、
だとすると、
あなたが硬直しきっていることについて、、
何も言えまい、
原イメージへ向けて、
華麗に流れ出るあなたが見てみたいなどとは、
口が裂けても言えまい、、
私は、おそらく、
はらのなかで感じる、、
この、
決めた存在には、
全水量で流れ込んでいこうと考える、、
その情念を、
おそろしく、
また、
忌まわしく、
思ったに違いがない、、
こうしてみると、
平然と、
この全水量を避けるわたしの仕草は、
あなたの硬直より、
よほどこわい人間の態度ではないでしょうか、、
どうしてあなたは応えないの、
どうしてもっとあなたは寄ってきてくれないの、、
この、
有声無声の表現は、、
忘れようとして、、
あたしの肌の裏にきっちりと結ばれていて、どうにもならない、、
あたしは、自分のこわさを忘れて、、
しずかにこわがっている・・・