<2731>「血の落ちる速度できいてみる」

 あなたの記憶しているその姿のなかまで、、

 あたしは、

 ただひたすらまっすぐに到達しようとする、、

 ねえ、

 あたしには、

 その理想とする形のない姿があるだけなんだ、、

 完璧にはあわさらない、

 だから、

 違う通路をゆく必要がある、、

 違うステップで、、

 目は裏返り、、

 全てのものは音もなく、

 僅かな光だけがある、、

 

 あたしはここが液にまみれても、、

 ひとりでただ生まれていることを知り、

 あたしも少しはこのうみだしに混じろうかしら、

 と思っている、、

 あたしの液になるところ、、

 どこかで全部、

 からだにして、、

 まっすぐに、集めているところ、、

 またからだが来た、

 あたしは反応機械、

 それ以外は空間に、

 ぼうっと浮いている、、

 ああ吸った、

 吸った、吸った、、

 それで、、

 とじたせかいのこともしらないのに、

 私はなにだろう、、

 血だろうか、、

 血が、しっかり生まれて、、

 しっかりと、流れて、、

 あたしはあちこちに染みて、生まれる、、

 生まれたままで、かわいていく、、

 どこからあなたは漏れて、

 また私の呼吸とともにあられるのか、、

 きいてみる、、

 ながい風の垂れる場所へ、、

 ひとつの、

 血の、

 落下の速度をもって、、

 あたしはきいてみるね、、

 

 からだがあふれたあと、、

 残った場所の、

 その穴のはじめは、、

 また閉じて、

 はじまろうとしている、、

 音もさせず、

 しずかに先へ、あなたを、

 はじめようとしている、、

 それを目撃した、

 からだでなめていた、、

 つゆのひとつを目撃したんだ・・・