あなたの記憶しているその姿のなかまで、、
あたしは、
ただひたすらまっすぐに到達しようとする、、
ねえ、
あたしには、
その理想とする形のない姿があるだけなんだ、、
完璧にはあわさらない、
だから、
違う通路をゆく必要がある、、
違うステップで、、
目は裏返り、、
全てのものは音もなく、
僅かな光だけがある、、
あたしはここが液にまみれても、、
ひとりでただ生まれていることを知り、
あたしも少しはこのうみだしに混じろうかしら、
と思っている、、
あたしの液になるところ、、
どこかで全部、
からだにして、、
まっすぐに、集めているところ、、
またからだが来た、
あたしは反応機械、
それ以外は空間に、
ぼうっと浮いている、、
ああ吸った、
吸った、吸った、、
それで、、
とじたせかいのこともしらないのに、
私はなにだろう、、
血だろうか、、
血が、しっかり生まれて、、
しっかりと、流れて、、
あたしはあちこちに染みて、生まれる、、
生まれたままで、かわいていく、、
どこからあなたは漏れて、
また私の呼吸とともにあられるのか、、
きいてみる、、
ながい風の垂れる場所へ、、
ひとつの、
血の、
落下の速度をもって、、
あたしはきいてみるね、、
からだがあふれたあと、、
残った場所の、
その穴のはじめは、、
また閉じて、
はじまろうとしている、、
音もさせず、
しずかに先へ、あなたを、
はじめようとしている、、
それを目撃した、
からだでなめていた、、
つゆのひとつを目撃したんだ・・・