<2691>「体表の、なかへ住もうとする」

 しらない、混ざったの、、

 わたしの身体のなかなの、

 どう見ても、

 これは私にはそうだ、、

 私にはこんな時刻しか、、

 そして、速度、、

 あたしをどんどんと見つめて、、

 先へ、

 先へはいる、、

 ものの先へ、

 あたしが語り、ひらきながら、、

 ものの先はどこ、、

 どこから語り得る、

 身体のなかに入るのに、、

 あれは、熱なんだ、

 あれは、どこから、、

 

 私が次々にこの場を揉み込み、、

 ついには、

 全く知らない場所になる、

 いたずらに踏んでいく、

 踏んでいく、、

 身体が、地面が、

 盛り上がっていく、

 なおも踏んでいく、、

 踏んでいる、、

 あなたはその状況のなかに肌を見、

 肌で見、、

 はだかであり得るかどうか、、

 この体表のやわらかさ、

 あなたが次々にあらわれる、、

 このはてのとどこおりのなさ、

 あなたは住んでいる、、

 住んでいて、長く、、

 ものが長くなり、

 私はきこうとする、、

 私は、ずっと先まで、これをきこうとして、、

 すぐその中で、溢れる、、

 私が外に出たみたいだ、、

 浮かんでいる、

 掴んでいる、、

 あなたの表面の、

 しずかななめらかさ、、

 あたしは招んでいる、

 きちんと住んで、

 招んでいる、、

 

 ある当たり前の場所に、

 当たり前に日が射し、、

 あなたは回転して、

 また記憶とともにこのなかへ、、

 もう、

 流れるほどに生まれてきて、、

 私は手でそれを受け止める、

 手は黙る、、

 かたちのなかに来て、仕事をする・・・