今はまだしらない、
はだのなかが誰であるか、
俗世が誰であるか、、
私はひとつも知らない、、
私はかげに紛れ、
ただ、
ここからあらわになる、、
あなたはそこにいくつもの光を持ち、、
まだしらないと、
ひとつの音声を残す、、
その揺れは、、
僅かでありながら、ずっと、
ずっと先まで残った、、
そうだ、、
私は何かを操作できれば良いが、
と思っていた、、
人間が随分と変更された、、
私の声も、、
私が思っているほど、
いつまでも同じではない、、
うん、なるほど、、
不安の多い時間を、
いくらも過ごしてきたことにより、、
ここがどれだけ平穏であるか、
掴めるようになる、、
あなたはあなたの仕事をしていく、、
私にはこれでは足りない、
もっと、
奥まで入る何かが、足りない、、
足りない、
私をこちらまで引っ張ってくる、、
それぞれのなかに声をしながら、
私は、引っ張ってくる、、
これは糸の匂いだ、、
これは回転するレバーの匂いだ、、
私は潜る、、
身体がしずかに生まれていたこと、、
少しだけ踊ろう、、
時刻の別の可能性を探ろう、、
少しもはしゃぐのではなく、、
一個々々として、流されていく、、
ものが見える、、
ものは揉まれている、、
なにか、
物音ひとつしない場面に、
しずかに入ってしまったようだ、、
これはどこからの声、、
これはどこからの揉み方、、
はずむ人へ、、
はずむこのふくらみの人へ、、
あなたを見せる、、
あなたはひろがっている、、
からだがすべて、、
粒として立ち上がっていくように・・・