<2683>「さて、どこへだろう」

 その身 その振るえに、

 今、気がついて、、

 私はどこまでも動こうとする、

 この物体を、

 少し遠くから、眺めている、、

 私に、この時間、声はない、、

 いくらもさわぎはてたあと、

 その声は、、

 私はここにもふたつ、

 確認すべき声の世界がふたつあると、感じる、、

 あなたはどこへつながる、、

 私は地面を見つめる、、

 ずっと、流れていく人のように、

 私のように、、

 姿形が、

 砂のように、

 崩れてゆくように、、

 

 あたしはその短い呼吸のなかに、

 人々を、

 まるで簡単なことのようにして、誘う、、

 人々は歌う、、

 私は要素がない、、

 しゃりしゃりと言う、、

 私の血の音、

 血の音はない、、

 ただ、

 何事も起きてはいないかのような、

 皮膚が、

 全体を覆うだけ、、

 こっちへごらん、、

 さあ、

 私は誘うだけ、、

 流れたいだけ流れて、、

 まっすぐに誘うだけ、、

 あなたは過剰なものを持っている、、

 それを綺麗に並べる、、

 でっぱるところは日常、

 隠している、、

 あなたから何故そんな声がするの、、

 さて、何故だろう、、

 あなたはそうして果てまでいくつもりなの、

 さて、どこまでだろう、、

 

 あなたはしかし、

 綺麗に並んでいるものではないですよ、、

 ものすごく過剰ですよ、

 なに、

 そんなことは知っている、、

 知っているかどうか、

 本当は分からないが、、

 その過剰は変えられない、、

 ならば、

 少しのチャームだ、、

 ね、、

 あなたが生きていくため・・・