<2686>「あなたの少年は」

 わたしはいくつかのその、

 弱く、

 こわれてしまいそうになるものと、

 全くの無縁ではない、、

 しかし、

 私は層が増えたので、、

 そのそれぞれを、、

 呼吸が、真っすぐに通過していくのを、、

 当たり前に感じ、、

 この場所で、落ち着いていた、、

 どうにか、、

 どうにかと願うその日々が、

 私の肉になり始めた、、

 

 私は日を見ている、、

 どこにもない、無の線を濃くしたら、、

 ここが、

 二重に見えること、

 ここが、、

 ひとつの夢の景色にしか見えないことは、

 ごく当たり前のことだったのです、、

 そんなら私は、

 なにか、、

 全てが当たり前に、この場所で育つことを、、

 しずかに受け容れます、、

 あたしは本当に静かになった、、

 今日も明日も、

 生きていられるかどうか、、また、

 そういった疑問が、

 当たり前なのに大袈裟に響いて仕方のない場所で、

 生きています、、

 なにから水を寄越し、、

 あなたはいるのだろう、、

 そこで、

 風の抜けていく原で、、

 手の向かうべきところもない場所で、

 じっと立っている、

 あなたの少年は、

 何を内に、たくわえてゆくのだろう、、

 私だって、こたえは分からない、、

 私だって、

 次々生まれている、、

 

 あたしは悲劇的なところが少しもないんだろうか、、

 もっと若いときに、

 もっと体力があって、

 それで、

 くたびれて立ち止まっている瞬間、、

 あれも、

 私の手の行方というのを、

 見定めがたかったことの、

 疲れだといえるだろうか、、

 過剰に眠っていたことや、

 苦しいと感じつつなおも食っていたこと、、

 それは私だろう、

 それは誰だろう・・・